見もの・読みもの日記

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次に見るべき作品は/まるわかり!中国時代劇・ドラマ(EIWA Mook)

2020-09-18 23:47:03 | 読んだもの(書籍)

〇EIWA Mook『まるわかり!中国時代劇・ドラマ』 英和出版社 2020.9

 性懲りもなく、また中国ドラマのムック本を買ってしまった。4月に出た「ぴあムック」から時間が経っていないので、あまり新しい情報はない。やはり『陳情令』と『長安二十四時(長安十二時辰)』が、いま最も注目すべき作品であるのは動かないところ。あと、私は既に中文版を見ていて、まもなく日本語字幕版の放映が始まる『九州縹渺録』と、次に見たい作品のリストに入れている『鬢辺不是海棠紅』と『大明皇妃(大明風華)』が大きく取り上げられていたのもポイントが高かった。

 中国ドラマといえば、日本では古装劇が人気だが、本書には現代劇も紹介されている。『法医泰明』『原生之罪』は中国で高い評価を得たサスペンスドラマ。このジャンルも、もっと日本に入ってくるといいなあ。

 人気の俳優さんへのインタビューが何本か掲載されていて、いま視聴中の『如懿伝』に出演中の霍建華(ウォレス・フォ)と張鈞甯(チャン・チュンニン)のインタビューを興味深く読んだ(ちょっとネタバレあり)。ちなみに本書は、中国の俳優さんの名前に漢字を付記してくれているのがありがたい。発音のカタカナだけだと誰だかさっぱり分からないので。

 「これから日本上陸が期待される作品」のコラムは、かなり情報が早い! 文字だけの情報ではあるが、今年、中国で話題になった『傳聞中的陳芊芊』『清平楽』『隠秘的角落』などがちゃんと紹介されているし、まだ放映されていない『青簪行』や九州シリーズの『斛珠夫人』への言及もある。このジャンルが好きなライターが書いているのだなと思って嬉しかった。

 巻末の「知っておくと便利!中国ドラマでよく登場する用語集」というページも楽しかった。そうそう、爹(お父さん)も娘(お母さん)も、私は大学の中国語講座で習った記憶はなく、時代劇ドラマを見るようになって、すぐ覚えた単語だ。宮廷ドラマを見ていると「免礼」「平身」「回皇上的話」もすぐ覚えるよなあ、と昔を思い出した。


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