見もの・読みもの日記

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アイスショー"Fantasy on Ice 2024 幕張&愛知"

2024-06-04 21:41:30 | 行ったもの2(講演・公演)

Fantasy on Ice 2023 in 幕張、初日(2024年5月24日 17:00~)/in 神戸、千秋楽(2024年6月2日 13:00~、ライブビューイング)

 アイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)、今年は久しぶりに幕張公演のチケットを取ることができた。調べたら、2019年、ゲストがToshl(龍玄とし)さんだったとき以来である。我が家からのアクセスもよいので、15時頃まで在宅で仕事をして、おもむろに幕張へ向かった。

 出演スケーターは、羽生結弦、ステファン・ランビエル、ハビエル・フェルナンデス、田中刑事、山本草太、アダム・シャオ・イムファ、デニス・バシリエフス、中田璃士、宮原知子、青木祐奈、上薗恋奈、パパシゼ(ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン)、パイポ―(パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ)、エアリアル(フライング・オン・アイス)のメアリー・アゼベド&アルフォンソ・カンパ。ゲストアーティストは西川貴教、城田優、安田レイ。

 席はこんな感じでSS席北側、ステージ近め。幕張はトイレ事情が厳しいので、通路隣の席で助かった。

 今年は羽生くんがAツアーのみで、Bツアー(神戸、静岡)に出演しないということもあって、「客を呼べる」スケーターをA、Bツアーに分けた感がある。しかし今年のAツアー、私はものすごく満足度が高かった。芸術性に富んだ、つまり感性と理性を刺激する、挑戦的なプログラムの連続で「息抜き」が全く無かった。いや、フェルナンデスはハビちゃんマンプロで大いに笑わせてくれたし、城田優さん+安田レイ+青木祐奈ちゃんの「A whole new world」(映画アラジン)は夢のようにロマンチックだったし、安田レイ+パイポ―の「Easy on me」の王子様・お姫様感たるやもう。ステファンが甘く切ない「行かないで(ヌギッパ)」の再演だったのも嬉しかった。

 パパシゼは前半のトリの「バッハ」が芸術品。前半、ステファンの次はパパシゼだろうと思っていたら、入場口に上下白衣装の羽生くんが現れたときの会場のどよめきは凄かった。衣装のとおり「ダニー・ボーイ」で、3月に仙台で見たときと同様、大きく感情を揺さぶられた。愛知公演千秋楽のライブビューイングでも見たわけだが、このプロは「引き」で見る方が訴える力が強いように思う。

 大トリの羽生くんは西川貴教さんとコラボで「ミーティア」。「機動戦士ガンダムSEED」の挿入歌なのね。私はファーストガンダムしか知らない世代なのだが、アイスショーのおかげで、さまざまなジャンルと年代の曲に触れることができて嬉しい。フィナーレの「HIGH PRESSURE」も大盛り上がり。愛知千秋楽を見ると、ああ幕張初日は、まだ硬さがあったんだなあ、と感じる。

 若手初参加の上薗恋奈ちゃん、中田璃士くんは完成度の高さに舌を巻いた。来シーズンに大きく期待。デニス、田中刑事くんは、私の好きなタイプのスケーターにどんどん成長していて、わくわくする。城田優さん+フェルナンデスの「イザベル」はスペインの情熱を感じさせるイケメンプロ。ステファンの「The whale」は映画に着想を得たというけど、黙々とリンクを周回するイントロは、大洋を回遊するクジラなのかな…と思いながら見た。

 なお、TOHOシネマズ日本橋で見た愛知公演千秋楽のライブビューイングは、後半のアダム・シャオ・イムファの演技中にプツリと映像・音声が途絶えて、肝を冷やした。次の「イザベル」の途中で復活したので、そんなに長い中断ではなかったけれど、停電だったらしい。家を出たときは晴れていたのだが(ベランダに洗濯物を干してきた)、終わって外に出たら地面が濡れていた。東京都心は雷雨(?)があったらしい。中継中断は日本橋会場だけだったのかな。ともかく羽生くんの「ありがとうございましたっ」を現地&画面越しに聞けて満足である。


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