
南部・中部とはうってかわって、冬服の目立つハノイ。ハロン湾クルーズも冷たい風に震えながら。
夕食後は、ベトナムの伝統芸能、水上人形劇を楽しむ。素朴で可愛らしい。音楽は、かなり中華風である。
■仁寺洞(インサドン)付近の楽器屋。
店頭に積んであるのは全て太鼓。韓国人は打楽器大好き!(と見た。)寺院での礼拝も、宮廷の礼楽も、サッカーの応援も、打楽器なしには始まらない。
■昌徳宮(チャンドックン)
日月五峯図の屏風を背にした玉座。
■同じく昌徳宮
王宮内にもかかわらず、簡素な屋敷づくりが並ぶ。これは王様が両班(ヤンバン=士族階級)の生活を擬似体験するために建てたもの。風通しをよくするため、障子戸を全てはねあげている(これも一種のしとみ戸?)。麦わら帽子に白手袋のお嬢さんが日本語ガイドさん。
■同じく昌徳宮
景色の美しい芙蓉池のあたり。テレビドラマの撮影中だった。キュー待ちで、ちょっとだれた俳優さんたち。
■宗廟(チョンミョ)
中央をまっすぐ伸びるのが、黒い瓦でできた「魂の通り道」である。
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■海印寺(ヘインサ)。
高麗版大蔵経の版木を収めた収蔵庫。
左:外観。雨で地面はびしゃびしゃ。
右:格子戸からのぞいた内部。
世界遺産をこんな保存環境でいいのか!?と思うが、一度、最新設備の収蔵庫に版木を移したところ、黴が生えてしまい、あわてて元に戻したとか(別冊・本とコンピュータ『コリアン・ドリーム』による)。これでいいのである。でも不思議!
■華厳寺(ファオンサ)
高床を支える柱に注目。韓国の寺院は、自然木の姿に近い丸太をそのまま使っていることが多い。縄文系である。
■松広寺(ソングァンサ)
拝観後、参道の田舎食堂で夕食。テーブル狭しと並ぶ山菜御膳。韓国料理は得意でないという思い込みを裏切って、このツアー、何を食べても美味しかった。もちろん、ビールも。
■扶余
定林寺(チョムリンサ)址のテルテル坊主大仏。大人の背丈でも台座の上まで届かないほどでかい。
■公州
博物館の前庭に展示された石像。十二支らしいのだが。。。定林寺(チョムリンサ)址の大仏と言い、百済の石仏・石像は、慶州周辺の新羅モノに比べると、はっとするほど素朴で土着的な異形像が多いように思う。
■再び、扶余
白馬江の遊覧船上から扶蘇山(古代の王城址)を望む。白馬江を攻め上った唐の軍勢によって、百済王朝は滅亡した。山の稜線が角度を変えるあたりに小さく見えている屋根が、三千人の官女が身投げをしたという百花亭。左下の樹陰に隠れて建つのが皐蘭寺(コランサ)。その3年後に起きた白村江の戦いの舞台も、この白馬江の下流である。
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■茸長寺(ヨンジャンサ)址の三層石塔。
絶景。ここまでは比較的なだらかな登りだった。
さらに歩いて、眺望の開けた尾根に至る。さっきの三層石塔が眼下に小さく見えている(画面中央)。
■神仙庵
この磨崖仏にお会いするには、向かって右手の奥から、この大岩にへばりつくようにしてぐるりとまわりこんで来なければならない。高所恐怖症にはちょっと決心が要る。対面した瞬間は感激もひとしおだが、前面にはわずかな平地しかなく、後ろに下がって全景をよく見ようなどとすれば、絶壁から足をすべらせかねない。しかし、モノの本によれば「南山を代表する傑作」と呼ばれているそうである。見に行ってよかった!
■七仏庵
完成度の高い、美しい石仏である。磨崖三体仏も四面石仏も、人の背丈よりかなり大きい。下山まで、あと一息。
■慶州博物館の「スマイル瓦」(実物)
慶州のあちこちで観光客にほほえみかけているのを見かけた。しかし、訪韓3度目のISさんは「全く知らない」とのこと。慶州観光のシンボルキャラクターのように使われ出したのはごく近年のことらしい。
慶州博物館発行のガイド本(日本語)には「霊妙寺址出土の人面文軒丸瓦」と題して写真が載っているだけで、何も説明がない。実はこの瓦、日本人もかかわる数奇な運命をたどってきたのである。→東亜日報。
■伝統舞踊の野外公演
普門野外公演場で、周辺ホテルの宿泊客のために、毎晩、行われている(4月から10月まで。無料)。缶ビール片手に盆踊りを見るような気安さがいい。舞台の背景には、やはり「スマイル瓦」が。。。
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