「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

音のいい「ヘッドホン」

2012年08月29日 | 独り言

「おい、この前聴かせてもらったオーディオだけどなあ、友達のK君が感激していたぞ。あんなにリアルに再生された人の声を聴いたのは初めてだったそうだ。」と、長兄から電話があった。26日の日曜日、早朝のこと。

つい最近のブログに登載したように、亡き母の初盆の名残でお客さんラッシュだった19日(日)に我が家にお見えになった長兄の友人にフランク・永井の「公園の手品師」を聴かせてあげた件である。この方は実際に趣味でトランペットを吹かれているので音響に関してズブの素人さんではない。

オーディオで「人の心」を動かせるなんてまったく望外の喜びで、まずは我が家の主役、「AXIOM80+WE300Bアンプ」に”ありがとう”と言うべきだろう。

朝からすっかり気分を良くして、その勢いで嫌いな散髪に行くことにした。これには下心があって、この理容店
の隣に「リサイクルマート」という中古品専門のお店があり、その都度、店内をぶらりと一周するのが恒例行事。

あまり自慢できる話ではないがガラクタの中から格安の掘り出し物を見つけるのが秘かな趣味で、おそらく育ちに起因した貧乏性のせいだろう。(笑)

この店ではこれまでに、120枚収容の回転式CD収納ケースなどの便利な品物を購入して今でも重宝している。

                        

そして、今回の巡視中に目に留まったのが
デンオンのヘッドホン。

「お前はオーデイオ装置を2系統持っているのにどうしてヘッドホンが要るのか?」と、詰め寄られそうだが実は日常的な必需品なのである。

なぜなら毎日のごとく運動ジムでエアロバイクを30分ほど漕ぐときにいつも利用しているのがヘッドホン。「iPodクラシック」(160GB)に収録したポピュラー、歌謡曲を聴きながら漕いでいるとあっという間に時間が経ってしまい、まったく苦にならないし、むしろ楽しみともいえる時間帯である。

(「iPod」には)もちろんクラシックも収録しているが、こればかりはとても運動ジムでは聴く気にはならない。なぜなら、けっして気取った言い方をするつもりはないが、クラシックは心理的かつ環境的に「静謐感」に満たされた状態でないと絶対に鑑賞できない音楽だから。

それなのになぜ(iPodに)収録しているかといえば、CDトランスポート(ワディア270)が万一故障したときのために「ワディア170iトランスポート」に接続する備えとしてである。

さて、これまで利用してきたヘッドホンはフィリップス製のもの。(写真:左)

        

所詮、ヘッドホンなので音質にはまったく期待していないが、耳当ての部分がビニール製のため、剥げかかっていて黒い小片が抜け落ちて耳の周りに汗とともに”こびりつき”困り果てていた。その点、デンオン製(写真:右)は革製だし、しっかりしたツクリのようである。

ほぼ新品同様だし保証期間が3か月とのことで、「故障したときはレシートともに持ってきてください」とのことで安心して購入した。

その日の午後、さっそく運動ジムで使用したところあっと驚くほどの「いい音」が出た。まず、耳に対するフィット感がまるっきり違う。実に心地よいソフトな被り心地で音がほとんど漏れない感じ。そして能率も高いようで、iPodの音量を低く抑えられるところも助かる。またヘッドホンの弱点である低域もこのくらい出てくれると文句を言えない。高域も程よい抑え方でこの程度なら申し分なし。

「なかなか、いけるじゃん!」と、すっかりヘッドホンを見直してしまった。いやあ、音質にはまったく期待していなかったのに~。購入してよかった!

型番が「AHD-1100」なので、ネットで調べてみると2010年9月発売でそれほど古い製品ではない。ユーザーレヴューでは「フィット感が素晴らしい、低域が豊か」の評価が相次いでいたが、まったくその通り。

メーカー希望小売価格は18,000円だが、購入価格は何とその1/3以下だった。

最後になったが、”ついで”に現在のiPodに収録している歌謡曲、ポピュラーの曲目を、この際データ整理しておく意味で記載させてもらおう。

パソコンの「iTunes」は、「XP」から「7」に代えたときに、すっかりデータが失われてしまったので目下、空白の状態で困っている。(「iPod」からパソコンに逆に移せる方法はないのかな?)

もし、以下の中から(あなたと)お好みの曲目が一つでも合致したときには、親近感をお持ちいただけるとたいへん”うれしい”のだが、ちとオールド過ぎて無理だろうなあ~。

≪歌謡曲≫

「伝わりますか」「矢切りの渡し」(以上、ちあきなおみ)「北国の春」(千昌夫)「ヘッドライト・テールライト」(中島みゆき)「裏町人生」(大月みや子)「白い色は恋人の色」(ベッツィ&クリス)「夢の途中」(来生たかお)「港町13番地」「裏町酒場「愛燦々」(以上、美空ひばり)「芭蕉布」「花の街」(以上、島田祐子)「襟裳岬」「冬のリヴィエラ」(以上、森進一)「なごり雪」(イルカ)「22才の別れ」(風)「想い出のセレナーデ」(天地真理)「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」(以上、小柳ルミ子)「異邦人」(久保田早紀)

≪ポピュラー≫

「ウォーク・ドント・ラン」「ラスト デイト」「アイ・フォール・ツ・ピーシズ」「ボール・ウィーブル・ソング」「トッシン&ターニング」「デヴィル・ウーマン」「エル・パソ」「ブロクン・ハーティッド・メロデイ」「白い渚のブルース」「愛さずにはいられない」「星空のブルース」「ハロー・メリー・ルー」「悲しき街角」「この世の果てまで」「恋はフェニックス」「シング」「カリヴィアン・ブルー」「タイム・ツ・セイ・グッバイ」「イン・パーチェ」「ダンシング・クィーン」「チキチータ」「緑の風のアニー」「詩と祈りと誓い」「テレフォン」「ミッシング・ユー」「セブンイヤーズ・エック」「ポンチョ&レフティ」「ベティ・デイビス・アイズ」「涙の足跡」「あなたが帰る日」「恋はみずいろ」

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