「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

今年のオーディオ展望

2021年01月04日 | オーディオ談義

「1年の計は元旦にあり」という言葉があるが、近年は情報過多の目まぐるしい世の中のせいか「そんな1年も先の悠長なことは言ってられないよ」とばかりに、かなり「死語」化しているようだ。

とはいえ、我が家の時間軸ではまだこの言葉が生きているので今年のオーディオ展望を音の「入り口」から「出口」まで見渡してみよう。

ただし、最終的には「オークション」で「掘り出し物」が見つかれば見境なくバッタのように飛びつくので「成り行き任せ」みたいなところがありますけどね~(笑)。

それでは、まず微小電流を扱う音の「入口」部分から。

✰ CDトランスポート

ハイレゾ全盛の時代に今さら「CDトラポ」(略称)でもあるまいと思うし、実際に高級な「CDトラポ」の新製品がまったく出回らなくなっている。

ただし、長年の習慣で「回りもの」が無いと寂しい気持ちがするのも事実だし、その点でレコード回帰も十分有り得るが(人生の)残された時間を考えると今さらという気が先立つ。

レコードを本当にいい音で聴こうと思ったら莫大な投資が必要なので、むしろ所有しているCDを有効活用したい気持ちの方が強い。

したがって、(CDトラポは)新規購入はしないまでも故障したら即修理という心境だ。

現用の「CDトラポ」はCECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でほぼ満足している。もう1台の「ヴェルディ・ラ・スカラ」(dCS)の方は調整に出しているものの1年経っても帰ってこない。どうなっていることやら(笑)。

現在の聴き方は、手軽に聴くときは「ブルーレイレコーダー」(以下「ブルーレイ」)に取り込んだCDを聴く。

頭出しが簡単なので重宝しているが、本格的に腰を据えて聴くときは「CDトラポ」の出番となる。

仲間からしきりに唆されているのが「ブルーレイをグレードアップしましょうよ」。

現用中の「ブルーレイ」は「光端子」出力が無いので「HDMI」端子でいったんテレビに放り込んでから音出ししているので、迂回路が無くなればもっと「いい音」になるはずというわけ。

ソニー製のテレビ(55インチ)なので、同じソニーの「ブルーレイ」がいいか、「パナソニック」にするかちょっと悩ましい。

✰ DAコンバーター

周知のとおり、デジタル・オーディオ時代の要となる機器である。現用中の機器は2台あって「エルガー プラス」(英国:dCS) と「HD-7A192」(フェイズメーション)だが、2~3日おきに交互に使っている。両方とも電源ケーブルはPADの「ドミナス」をあてがっている。

「エルガー プラス」はもう随分昔の製品で、日進月歩のデジタルの世界では「旧石器時代の遺物」としか言いようがないが、さすがに今でも音はいい。(発売当時の定価は250万円前後で、もちろん中古で購入)

ほら「腐っても鯛」という言葉があるでしょうが(笑)。



試聴に来てもらう仲間からいつも「エルガー プラスで聴かせてください」と注文があるほどで、低音域の情報量が群を抜いている。

このことはデジタル機器が必ずしも「サンプリング周波数」が決め手ではないことを物語っている。

とはいえ、近年は中国系のDAコンバーターが「安い」うえに性能がいいと評判なので、故障したら即対応するつもりで日頃から情報収集の網を張っている。

たとえば「M400」(SMSL)や「A-22」(ガスタード)といったところが狙い目かな。

以上、デジタル系は技術の進展に合わせて更新意欲満々の状態だが、以下のアナログ系に至ってはほとんどその気なし(笑)。

✰ プリアンプ・パワーアンプ

今のところ台数に不足はないし、性能的にもさしたる不満はないので新規購入はまったく考えてない。むしろ、その逆でぼちぼち縮小整理する方向で考えているが、どれも愛着があってなかなか・・(笑)。

ただし、現在進行形でパワーアンプの改造を「北国の真空管博士」にお願いしているのが1台だけある(モノ×2台)。



出力管の「300B」を「6A3」(初期の刻印)に変更するもので、「少なくとも2A3よりはいい音が出るはずです、ぜひそうしたいです」の言葉にすがって大いに期待している(笑)。おそらく今年(2021年)のハイライトになるだろう。

✰ スピーカー

これも今のところ特に欲しいと思うものは無い。4つのスピーカーとも満足度は「90点」以上でこれ以上欲張るとオーディオの神様から罰が当たりそうな気がしている(笑)。

ただ一つ、気になっているのが現在遊んでいる「AXIOM80」(復刻版)の方の有効活用だ。この稀代の名ユニットをうまく使わない手はないと踏んでいる。


クロスオーバーを150ヘルツあたりにし、その上を「AXIOM80」(復刻版)に持たせて、それ以下を「D123」(JBL)、あるいは「AXIOM150マークⅡ」で駆動してみたい。

近いうちにぜひトライしようと、牙を研いでいる真っ最中(笑)。

以上、今年もオーディオを精一杯楽しむつもりです。



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