「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ訪問記 その2 ~2016.9.19~

2016年09月24日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

稀代の名ユニット(持ち主が言うのも変だが~笑)、グッドマンの「AXIOM80」については我が家の音で皆さんすっかり耳に馴染んでいるが、このKさん宅の「AXIOM80」はまるっきり違う鳴らし方になっているといえるだろう。

まずユニットが納められているエンクロージャーが自作のため少々大振りになっている。しかも純正の「ARU」(SPユニットの背圧調整器)が使ってある。それに、日本で1台の特殊処理が施してある2A3シングルアンプで駆動されている。

この三種の神器によって信じられないほどの中低音域の重厚感が醸し出されており「これが〇〇さん宅(我が家のこと)と同じAXIOM80ですか!」と、皆さん驚嘆。

周知のとおり「AXIOM80」はメチャ神経質なので、どこかの周辺部分をチラッとでも変えてやると即座に反応するが、エンクロージャーとアンプという二大要素が変われば激変するのが当たり前だわいなあ~。

ただし、けっして負け惜しみではないが我が家ではAXIOM80に本格的な低音は期待していないので念のため(笑)。

それにしても収束がはやくてスピード感あふれるみごとな低音!

実は「AXIOM80」の公称のカタログによる最低共振周波数の数値は20ヘルツとなっている。こんな小さな口径(25センチ)でそんなに低い周波数を出せるなんてウソだろうと誰もが思うが、実際にこういう低音を聴かされるとイヤでも納得させられてしまう。

クラシック、ジャズ、ボーカルと様々なジャンルを聴かせていただきながら「AXIOM80」を十二分に堪能させてもらい、次にローサー「PM6」を聴かせていただいた。判りやすいように前回掲載したシステムの画像を再掲しよう。

         

中央寄りの黄色いユニットがそれだが、これまたこんな小さな口径なのに信じられないほど堂々たる音が出てくる。しかも音のスピード感が圧倒的でこればかりは定評のある「AXIOM80」よりもさらに上。「まだまだエージングが必要です」と、おっしゃるKさんだが「この音でもう十分ですよ~」と思わず声を上げた。

とりわけ「静かなるケニー」(ケニー・ドーハム)には痺れた。ジャズにはまったく縁遠いといっていいのだが、ローサーで聴くジャズは別世界。今回、特に記憶に残った演奏だった。

           

1時間半ほど試聴させてもらってから、今度は福岡市内中心部のSさん宅を目指して出発。到着予定時刻は13時半だったが途中の高速道路SA(サービス エリア)で簡単な昼食を済ませたおかげで時間が節約できて早めの13時20分に無事到着。

去る4月中旬の熊本地震で高速道路が不通になったり、Kさんがお仕事で多忙だったりで「AXIOM80愛好家の集い」の定例会も中断している状況で、半年ぶりにお目にかかるSさんだったがすこぶるお元気そうだった。初対面の皆さんを紹介してからオーディオルームに一歩足を踏み入れた。

          

ジャジャ~ン、何と「AXIOM80」に代わって新しいスピーカーが中央寄りに鎮座している!いったいこれは?

以下、続く。
 


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