「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

魔笛視聴コーナー~DVDの部~♯3

2007年04月24日 | 魔笛視聴コーナー~DVDの部~

DVD番号      DLVC-8003
収録年        1976年

評価(A+、A-、B+、B-、Cの5段階評価)

総    合   A-   演出・舞台装置が華やかで映像優先の魔笛   
 
指揮者      A-   ゲルト・バ-ナー

管弦楽団     A-   ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団

合唱団      A-   ライプツィヒ歌劇場オペラ合唱団

ザラストロ     A-   ヘルマン・クリスティアン ポルスター

夜の女王     A-   インゲ・ウィーベル

タミーノ       A-   ホルスト・ ゲプハルト

パミーナ      A-   マグダレーナ・ファレビッチ

パパゲーノ     B+   ディーター・ショルツ

演出・舞台装置  A+

音    質     B+   セパレーション不足でやや歪っぽい音質
    
上映時間   158分(カラー)

ライプツィヒ市立歌劇場での実況録音だが、音声はDVD化の際に別に吹き込み直しているようだが、それにしては音質があまり良くない。

カバーにはステレオと記載してあるがモノラルに近い印象で、大きな音声になるとやや歪っぽくなる。

ザラストラ役は役柄に合った容姿ではないが、しっかりしたバスを披露している。
夜の女王役もなかなか好演である。
タミーノ役は歌唱力、演技ともに熱演で過不足なしの印象。
パミーナ役は配役の中で傑出しており、このオペラの華となってきれいなソプラノを披露しているがもっと艶っぽさがほしい。パパゲーノ役は歌唱力、演技、容姿にメルヘン的な雰囲気がほしい。

音質がもっと良ければと残念だが、歌手達以外にも全ての端役に出番を与えて隅々まで気を配っている印象を受けた。演技、演出、舞台装置には大いに観るべきものがあった。

観劇する方に重点をおいたオペラであり、音楽には期待しない方がいいが、DVDだからそれでいいのかもしれない。存在価値あり。

                      

    パミーナ役→マグダレーナ ファレビッチ

 



 


 


 


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