「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

魔笛視聴コーナー~CDの部~♯20

2007年04月03日 | 魔笛視聴コーナー~CDの部~

CD番号         アルヒーフPOCA1123/4
収録年          1995年

評価(A+、A-、B+、B-、Cの5段階評価)

総   合    A-       敬虔深くて抒情性豊かな魔笛    

指揮者     A-    ジョン・エリオット・ガーディナー(1943~  )

管弦楽団    A-    イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

合唱団     A-    モンテヴェルディ合唱団

ザラストロ    B+   ハーリー・ピータース

夜の女王    A+    シンディア・ジーデン

タミーノ     A-    ミヒャエル・シャーデ

パミーナ     A+   クリスティアーネ・エルツェ

パパゲーノ   A-    ジェラルド・フィンレイ

音   質    A+    ドイツ・グラモフォンの4Dレコーデンング

”聴きどころ”

夜の女王役とパミーナ役が好演、全体的に敬虔深くて抒情性豊か。

ガーディナーはイギリス出身の指揮者で、バッハ等の宗教音楽に定評がある。この魔笛も宗教的な雰囲気が横溢している。

解説書に清新なメンバーとあったが、たしかに大向こうをうならせる歌手はいないが水準は高い。特にタミーノ役とパミーナ役の新人がこれほどの出来栄えなら、ケチのつけようがない。

夜の女王、パパゲーノもいいが、ザラストロだけはやや不満。荘厳さが感じられない。これは他の盤にもいえることだが、古楽器使用の魔笛はザラストロ役がいまひとつで、指揮者の方針かもしれないがやや物足りなさを覚える。

ただし、キビキビしたテンポとリズムは、退屈さを感じさせない。勇気を持って起用した若手歌手の起用も成功している。さすがにガーディナーの目は確かであり、並みの手腕ではない。

                    

 

        


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