Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

最後の秘境~天才たちのカオスな日常

2016-10-30 | カルチャー

広島ブログ

ベストセラーになっているというし、タイトルにひかれて、読んでみました。
「最後の秘境」とはアマゾン・・・・ではなくて、東京藝術大学のこと。
日本の芸術大学の最難関校 東京藝術大学の学生たちの日常を描いた「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」
             
親戚に、東京藝大のピアノ専攻に進学した男の子がいるのですが・・・・なかなかに変わったキャラでして・・・3歳からピアノ一筋。中学の体育のソフトボールの授業でバッターになった時、四球で三塁へ歩いた、というエピソードの持ち主。
それ漫画じゃん、と思ったけど・・・万事がそんな感じ。


そんな彼のエピソードなんて、全然ちょろいわ、と思うくらい、この本の中には天才・奇才があふれていました。
同じ藝大にあっても、音楽系科と美術系科は、まったく色違い、正反対といってもいいくらい。音楽系の繊細で張り詰めた空気と違って、美術系の空気は、ものすごくゆるーくて、自由過ぎる。大学生協で、毒マスクがフツーに販売されている。

3浪も4浪もする人もいる超難関校ですが、美術系の卒業生の半分は行方不明だとか・・・・
天才たちの生態は、常人には、想定外のことばかりで、こういう生き方もあるんだな、とおもしろいです。

ただ、わが子が藝大の美術系を目指している、という親御さんがこの本を
読むと・・・不安になるんじゃないかな・・・チキンハートの私には、わが子はフツーで十分です。

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