Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

映画好きな方へ・・・もぎりよ 今夜もありがとう

2016-10-06 | カルチャー

広島ブログ

シネツイン閉館まで、あと1カ月弱。あれ見たい、コレも見たい・・・と、算段はするものの、どれも1週間限定上映なので、サラリーマンにはなかなか厳しいわ。

広島にミニシアター系の映画館が少なくなるのは寂しいな、と思っているそんな時に、この本をおすすめされました。
片桐 はいり著の「もぎりよ 今夜も有難う」
タイトルからして、石原 裕次郎の「夜霧よ 今夜も有難う」のモジリ。

この本は、映画誌キネマ旬報に連載されていたエッセイをまとめたもの。
キネマ旬報といわれると、通な映画ファンが読む映画の教本みたいなもの、と思っているので、キネ旬に掲載された、ただそれだけで、名作に違いない、と刷り込まれてしまう。

小田 和正さんがあの声で歌うと、どんな曲でも名曲に聞こえるみたいな感じでしょうか???
                      

個性派女優の片桐 はいりさんは、映画好きがこうじて、映画館のもぎり(切符切り係)のバイトをずっとやってらしたので、当時の映画と映画館と、映画にかかわる人達の思い出がつづられています。
1つずつのコラムに、映画のタイトルをもじったタイトルがつけられていて、その映画を片っ端から見てみたくなります。

歳をとると、昨日の晩ごはんは思い出せないのに、若いころのことはクリアに思い出されて、なにかと懐かしくなります。
この本を読むと「古き佳き時代」の空気が、ふわぁと、広がってくるようで、懐かしくて、懐かしくて、最初から泣きそう。


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