私が若かりし頃(ちゃんとあった、そういう時も)美女の代名詞といえば、カトリーヌ・ドヌーブでした。
(映画COMより)
今月末閉館のシネツインのさよならトキメキ興行で、カトリーヌ・ドヌーブの出世作『シェルブールの雨傘』を上映していたので、行ってきました。
ひとことで言うと、ザ・メロドラマ。なにせ1964年 東京オリンピックの年に製作された映画。
ネタバレすると・・・・17歳のジュヌビエーブが、恋人ギイの兵役中に妊娠が発覚し、どんどんお腹が大きくなるうちに、ギイからの連絡が途絶えてしまい、大きなおなかを抱えて不安になったジュヌビエープは、お金持ちな宝石商と結婚、という、わりにムシのいいお話しなんです。
ちょっちょっ、結婚しちゃうの???ギイがいないと生きていけない、って言ってなかった???
宝石商、早まるな。そりゃ、美人だから、ひとめぼれでしょうけど、ほとんどしゃべってないよね???お金持ちなんだから、そんなに焦らなくても・・・・とか、心の中で、いろいろ突っ込んでしまいました。
見いていて何に心奪われたかというと、ファッションです。
税金が払えなくて、破産しそうな母娘なのに、まあ何ともオシャレ。この時代、フランスはオシャレの国と言われて、女の子は、あこがれたものです。
マダムは、ビビッドな色合いのスーツや、コート。帽子に手袋。そんなん着てたら、税金払えないよ。
娘は、水色や、ピンクのワンピースにカーディガン。コートも、若い女の子らしく。
とってもオシャレで、素敵でした。
セリフが、全部歌の完全ミュージカルです。なのに、カトリーヌ・ドヌーブのセリフは全編吹き替え。カトリーフ・ドヌーブ起用する意味あったのかな。