Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

落語にまつわる3つのお話し

2016-03-05 | カルチャー

広島ブログ

サンフレッチェの「みなと公園にスタジアムが出来たら、使いません!!」宣言で、激震の走っている広島スポーツ界ですが、サッカー詳しくないので、この件では、めったなことは言うまい。

私は、今日の朝刊のカープの「減らそう三振」とタイトルのついた記事に、激震が走りました。
プロチームなんだから、そんな中学生チームの目標みたいなこと、って・・・・・・
「三振をしないよう、個々が工夫をしている」とか「ただ当てに行くのでは無く」とか、そんな当たり前のことを記事にしないでおくれ。
そんな記事を読んだこっちの方が「カープ、大丈夫か・・・・」と、不安になるじゃないか???

話しは変わって。
最近の読書傾向が、落語ネタづいてて、3冊続けて落語関係の本を読みました。
なんといっても面白かったのが、松井 今朝子著の「円朝の女」
明治時代に怪談話で一世を風靡し、近代落語の祖と言われた(らしい
)落語家三遊亭円朝。
その円朝にかかわった5人の女性たちを、円朝の付き人の1人称で語られますが、この語り口が絶品。洒脱で、イキ。キレキレの江戸弁が、かっこいいわ、しんみりくるわ。
文字を読みながら、言葉を聴いているような、そんな感覚になります。語り口に聞き惚れるような文章でした。

松井 今朝子という人の考えにも、共感できるところが多数でした。『可哀想ぶった女は嫌い』とかね。

                      

そして、平 安寿子の「こっちへお入り」と、木内 昇の直木賞受賞作「漂砂のうたう」という落語を扱った2作。
「円朝の女」に比べたら、感動は薄いけど、読み物としては、まあ。
        

        
私が子どもの頃は、テレビやラジオでも、けっこう落語番組があったと記憶しているのですが、最近はそういう機会が無いような??
これらの本を読んで、落語って、笑わせるだけじゃなく、怖がらせたり、泣かせたり、人生が詰まっているんだ、奥が深いんだな、と知りました。
ちょっと、落語をナマで聴いてみたいな、という気持ちがムクムク。  

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