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高速炉を断念、フランス

2019-09-02 15:13:07 | 日記

原子力発電の大国であるフランスが、高速
炉の「アストリッド」の開発を中止すると
発表した。理由は経済的に成り立たないと
のこと。
フランスでは高速増殖炉の「フェニックス」
が20年前に断念となっていた。やはり、
不死鳥はいなかったのだ。

高速炉は、金属ナトリウウムを使用してい
るため、その危険性は繰り返し指摘されて
いる。

日本の高速増殖炉「もんじゅ」は、ナトリ
ウム漏れを起こして断念。廃炉に決まった。

しかし、日本政府は新たな増殖炉の計画を
たてているが、もうこれでダメであろう。

中学か高校かは忘れたが、実験で金属ナト
リウムを水の入っているビーカーに落とし、
激しい勢いで燃える様子が記憶に残ってい
る。

そもそも金属ナトリウムは、水に触れれば
爆発するし、空気中の水蒸気にも反応する
危険なものだ。さらに、放射能を帯びた高
温高圧の金属ナトリウムを安全に管理でき
る材質はない。

フランス、そして日本の「もんじゅ」・・
これで日本の核燃サイクルは完全に破たん
した。

原発ゼロにむかって直ちに足を踏み出すべ
きだ。
7月の参院選での1人区での野党共闘にお
ける13項目の一つに
6、福島第一原発事故の検証や、実効性のある避難計画の策定、地元合意などのないままの原発再稼働を認めず、再生可能エネルギーを中心とした新しいエネルギー政策の確立と地域社会再生により、原発ゼロ実現を目指します。
がある。

いろいろ意見の違いはあるが、一致点の粘
り強い取り組みが求められている。