かなり前から「ネット依存」症が、繰り返
し社会問題として取り上げられている。
4日付朝日新聞のトップに掲載された。
さまざまな「依存症」があるが、ネット依
存症はこれからの社会を担う子どもたちの
未来を奪う深刻なものとの認識が広がって
いる。
「依存症」といえば久里浜医療センターが
有名であり、その院長である樋口進氏が監
修した「心と体を蝕む『ネット依存』から
子どもたちをどう守るのか」が、昨年末に
出版された。
ミネルヴァ書房(1800円税別)
表紙が赤と黒のおどろしい色を使っている
が、内容は初心者むけであり、父母むけで
もある。
2013年の厚労省の調査で、ネット依存の
強い中高校生は男子で9・8%、女子で6・2
%と出され、当時は国民にショックを与え
たことを思い出す。
しかし、これは4年前の調査であり、中高生
のスマホの普及はいっそう進んでいる。
スマホは手のひらに乗る「パソコン」であ
りWiFi(ワイファイ)でネットにつなげば、
24時間料金は変わらない。
またLINE(ライン)も24時間のコミュニケ
ーション・ツールでもある。
ネット依存症に「最適」な環境が提供され
る。そして、依存症は、若ければ若いほど
発症は短期間で、高い。
この本の最後に「家族が心がける8つのポ
イント」紹介されている。
1、取引や駆け引きをしない
2、一貫した毅然とした態度をとる
3、一喜一憂しない
4、1人で判断しない
5、ネットについて学ぶ
6、「私は」ではじまる「Iメッセージ」
で話す
7、仲間をつくる
8、家族で同じ対応を目指す
依存症といえば、アルコールやギャンブル
が言われるが、ネットも深刻である。
いま、金儲けのために、依存症を増やす政
策が急速に進行している。(安倍政権)
「売らんかな」のスマホなどのネット関係
機器、そしてカジノ推進に血道をあげてい
る者たち。魂が「資本」に奪われる。
後は野となれ山となれ!
こんなカジノ資本主義経済の行き着く先は
ごめんだ。
追記
依存症の別名は「否認症」ともいわれてい
る。自分は病気ではない、まだ大丈夫だ、
いつでもやめることができる、など。
まずは認めない。認めても心から認めない。
だからこそ、治療開始が遅れて、ますます
重症に陥る。早期発見、早期治療が難しい
といわれる所以だ。
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