社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

東証を徘徊する二頭のクジラ

2018-11-03 07:06:13 | 日記

地方と都市の格差、個人の所得格差拡大が
極端に広がっている。多くの国民や地方は
ジリジリと貧困化と衰退化に向かっている
が、儲けている人はわが世の春だ。

安倍政権を支えているのは株価ではないか、
と言われている。何だかんだといっても、
株価による経済は悪くはないと経済人の意
識にあると思う。

その裏には、公的資金による株の爆買いが
ある。
運用と言っているが、実態は株価の暴落防
止と底上げだ。

  11月3日付赤旗より

図をみると急落すると買い入れている。
10月は大幅な下落で、過去最高の8600億
円も買い入れ、合計が30兆円にも膨らんで
いる。
年金機構のGPIFと合わせれば、株式市場の
1割も占め、最大の株主になっている。

これを二頭のクジラが食べつくしていると
表現している。

実体経済がまともに成長していないのに、
株価だけが大きくなっている。
投資家心理を安心させるとともに、投機家
の暗躍がはじまる。

安倍首相は、異常な株価になろうと、異常
な経済になろうと、憲法改正までこぎ着け
ればいいと思っているのではないか。
憲法改正さえ出来れば、後は野となれ山と
なれと思っているのではないか。

金融の出口がまったく見通せないまま、ジ
ワジワとクライシスに向かっているのでは
ないか。
どうソフトランディングに持っていくか。
ますます難しくなっている。
困るのは庶民の生活だ。