風邪等で鼻がきかないとき、友達が心を込めて作った
手作りカレーをおすそわけしていただいた。
残念ながらむろん無臭であるが、味や口解けは分かる。
やさしいクリームスープのようだった。
逆に、鼻がきく時でもあえて鼻をつまんで食べてみることで、
一つの本質が味わえるかもしれない、なんて。
僕もカレーが大好きなので、もっと美味しく作れるようになりたい。
自宅ではルーは使わず、スパイスのみだ。とろみを付けるのに
以前は小麦粉を溶き混ぜたりしていたが、感触が生っぽくなるので
今後は粉もちょいと炒ったりしてみようか。
たいていインドカレー屋ではとろみはつけずに
玉ねぎペースト?がソリッド(固体)感を生み出していると見ているが。
ともあれ、色々とカレーを食べに行っても、香りが半減している
印象を受ける。もし、換気扇より吹く風や店内が
よい香りならば、その分カレーからは香りが逃げている。
高熱すぎてもスパイスは焦げて匂いを失うが、
空気に触れて香りはひらくので、
煮込んでいるうちは油のバリアが要る。
初めは表面に厚さ何ミリもの油のフタができちゃう
かもしれないが、煮込むうちにスパイスを触媒に
油と水が乳化し、消化もよくなる。
そして口の中に入ったカレーは広い表面積となり
そこに空気と触れて香りが鼻に抜ける。
カレーが油やとろみと相性のよい理由の一つは、
香りを逃がさないためともいえる。
比較的油の少なめなカレーうどんは、とろみが香りを保持している。
| Trackback ( 0 )
|