髪をサッパリとセルフカットした翌朝は
大雨。
駅まで傘をさす道のり、
弁当が濡れないように風呂敷で巻いたのを
帯のごとく腰にくくってみた。
ウエストポーチみたいだけど、中は竹かごにおむすび。
最近、ふろしき一枚運動という言葉がよぎる。
使わんでもよいから、いつものカバンに
風呂敷をいちまいしたためておく。
何かあったときにその場で考えたり工夫して、
日常も旅でも何かと役立つものだし、
とりあえず持ってさえいれば、非常時などに
有用な使い方を教え合ったり、すけたりできよう。
本当は大小で2枚あれば心強いが、どちらかだけでもいい。
バンダナ1枚だってよい。
色んな結び方を知らずとも、
いちばんシンプルなお弁当包みで
たいていの物が包める。
また、ほどいて何遍でも結び直せるから失敗もない。
そんなわけで、バンダナなりスカーフ、
実家のタンスで熟成中のおばあちゃんの風呂敷を
ひょうと抜いて、あなたの今のカバンに
忍ばせはじめたときから、きみは忍者となるんだ!
いつもは何とはなしに涼しい顔して出しゃばらないが、
困ったときは風呂敷むすんでだいたい解決。
冗談でなく、斜めに折りたためばロープ代わりにもなるし、
折り紙の実用版たる風呂敷は期待以上に活躍するでしょう。
ともあれ、使わんでもいいから、いちまい入れといてね、
ふろしき。日本人ならなおさら。
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