日本語おもしろ発見

日々の生活から

きさらぎの望月のころ

2009-04-13 18:07:03 | 恩師の教え
 新学期が始まりました。4月9日は演習の日でした。先生との会話は、何気ない会話の中にも奥深いエッセンスがたくさん込められていて、いつもワクワクドキドキします。

 授業の終わりぐらいだったか、「今日は満月ですね」と言ったら、(同僚の先生に満月の日に、月に向かってお財布を振るとお金持ちになれると聞いてから、なんとなく、満月がいつかというのをチェックしている私・・・。)

 「今は、旧暦でいうと、2月ですかね」

とおっしゃいました。あ、そう言えば・・・・・

 平安末・鎌倉初期の歌僧、西行の歌・・・

 願はくは花の下にて春死なむ
               そのきさらぎの望月のころ


 今でいうと、4月の上旬なんですね。歌の通り、桜の季節に亡くなった西行に思いを馳せました。(朝日新聞に連載されていた小説『宿神』はとても面白かった♪)
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1 コメント

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今年は弥生でした。 (Unknown)
2009-04-14 00:32:19
ここ10年では,小学校などの入学式の新暦4月8日は,旧暦で
 2000年  3月 4日
 2001年  3月15日
 2002年  2月26日
 2003年  3月 7日
 2004年 閏2月19日
 2005年 2月30日
 2006年 3月11日
 2007年 2月21日
 2008年 3月 3日
 2009年 3月13日
といったところです。一昨年ならば旧如月の望月に桜が咲き始めたかもしれません。
「桜,桜,弥生の空は,……」のほうが当たっているようです。
西行が亡くなった1190年は,旧暦2月15日が新暦で3月22日になるようです。

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