日本語おもしろ発見

日々の生活から

子ども用玩具の商品名についての語彙調査

2011-11-13 16:08:42 | 研究演習2011
要旨

 子ども用玩具の商品名には、どのような特徴が見られるのか。本研究ではW単位で区切り、語種分類をし、対象年齢別に比較した。その結果、0歳以上の商品名の特徴として和語が多く使用され、接頭辞の使用率も高いことが分かった。3歳以上の商品名には、和語と外来語がほぼ同じ割合で使用され、オノマトペの使用率が高かった。5歳以上の商品名には、外来語の使用が多く見られ全体の約6割を占めていた。また、略語の使用率も高いことが分かった。対象年齢が上がるほど和語の使用率が減り、外来語の使用率が増え、略語の数も増えていることから、それぞれの対象年齢に合わせ、高くなるにつれ、子どもが自分で選ぶことを想定し、受け入れやすく、馴染みやすい商品名にしているのだと思われる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天声人語における転成名詞 | トップ | ドラえもんひみつ道具の名に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。