日本語おもしろ発見

日々の生活から

『新古今和歌集』の女性歌人の表現について―春歌・夏歌を中心に―

2010-12-15 20:17:20 | 研究演習2010
要旨

 新古今和歌集における、女性歌・男性歌それぞれにおける、単語の使用頻度および使用されている単語の傾向の違いを調査する。調査対象は、新古今和歌集 春歌上・下、夏歌、秋歌上、冬歌の和歌全てとする。(ただし、詠み人しらずは調査対象から外す)

 調査結果の概要としては、特に、秋歌上・冬歌における、女性歌・男性歌の単語に、使用頻度の違いが多く見受けられた。また、共通項としては、“見立て”という和歌の技法が、他の勅撰和歌集に比して多く、“月”という単語に関しては、どの巻でも使用頻度が高く、さらに調査を進めていきたい。加えて、『万葉集』・『源氏物語』の影響を受けた語句も多くみられた。

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