♪子供の頃から憧れだった・・・
指揮者の岩城宏之さんが亡くなった。73歳。小澤征爾とともに日本を代表する指揮者だけに残念だ。
岩城さんは、父さんが中学生の頃からN響を指揮していて、テレビにもよく出ていた。それまでのオーケストラの指揮者といえば、しかめっ面で気取ってタクトを振るタイプが多かった。しかし岩城さんは表情も豊かに、人間味溢れる指揮をする。奏でる音楽も判り易かった。
歌人の俵万智さんが、日経の文化欄に岩城さんの思い出を寄稿していた。20年近く前、俵さんが「サラダ記念日」を出版したころに雑誌で対談して以来のお付き合いらしい。
詳しい内容は省くが、岩城さんから貰ったオルゴールに聴き入る生後3カ月の息子を詠んだ
「イエスタディ揺れながら聴き眠る子よ三カ月ぶんの昨日を背負い」
そして岩城さんの訃報に接して詠んだ
「訃報欄あなたもどこかで読んでいるような気がする梅雨晴れの朝」
それぞれ胸に染み入る歌だ。俵さんの短歌はすぅ~っと心に届く。岩城さんの目指した音楽も同様。「クラシックは一部のファンのための難しい音楽じゃないよ」と言っているような気がする。
PS)余談ですが、俵さんはシングルマザー。確か子供の父親は明らかにしていないはず…。
指揮者の岩城宏之さんが亡くなった。73歳。小澤征爾とともに日本を代表する指揮者だけに残念だ。
岩城さんは、父さんが中学生の頃からN響を指揮していて、テレビにもよく出ていた。それまでのオーケストラの指揮者といえば、しかめっ面で気取ってタクトを振るタイプが多かった。しかし岩城さんは表情も豊かに、人間味溢れる指揮をする。奏でる音楽も判り易かった。
歌人の俵万智さんが、日経の文化欄に岩城さんの思い出を寄稿していた。20年近く前、俵さんが「サラダ記念日」を出版したころに雑誌で対談して以来のお付き合いらしい。
詳しい内容は省くが、岩城さんから貰ったオルゴールに聴き入る生後3カ月の息子を詠んだ
「イエスタディ揺れながら聴き眠る子よ三カ月ぶんの昨日を背負い」
そして岩城さんの訃報に接して詠んだ
「訃報欄あなたもどこかで読んでいるような気がする梅雨晴れの朝」
それぞれ胸に染み入る歌だ。俵さんの短歌はすぅ~っと心に届く。岩城さんの目指した音楽も同様。「クラシックは一部のファンのための難しい音楽じゃないよ」と言っているような気がする。
PS)余談ですが、俵さんはシングルマザー。確か子供の父親は明らかにしていないはず…。