呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

倒木ポプラでチェンバロ・・・

2006-07-09 | 徒然なるままに
♪なんか、とってもいい話!
しばらく前の日経新聞の最終文化面に「倒木ポプラでチェンバロ~北大の並木利用、『大志を抱け』訳者の子孫が演奏会(横山誠三氏)」という記事が載っていた。時間がなかったので、後で読むつもりで切り抜いて、忘れていた。今日鞄から出てきて、じっくり読んだ。
いやぁ~、いい話だ!04年の台風で北大構内のかの有名なポプラ並木の古木51本中27本が倒れてしまった。その倒木を使ってのチェンバロ製作を筆者が請け負ったという。山でなく里で育った木は節が多いため、楽器には不向きなのだそうだ。しかし製材所の社長や木材会社が通常の何倍も手間を掛けて製材したり、乾燥させたりしてくれて、思いのほか上質の材木が採れた。
製作には昨秋から今春まで半年かかり、5月下旬に仮お披露目し、正式なコンサートは9月に「生れ故郷」の北大で行うという。そして演奏する水永牧子氏の高祖父が「Boys,be amibtious!」を「少年よ大志を抱け!」と訳した大島氏だそうだ。相当難しい作業をそれぞれの立場で乗り切って完成したチェンバロ。まさに「大志を抱け!」の言葉にぴったりの偉業と言えるだろう。

60~70年の年月を生き抜いたポプラは、これからチェンバロに生まれ変わって生き続ける。チェンバロも年月を経るに従って音が良くなるらしい。なんか、じぃ~んと来る話だね。このチェンバロの演奏会を北大で聴いてみたいねぇ。北大のポプラ並木は立入り禁止だったから見れなかったけれど、札幌の郊外や美瑛だとか十勝だとか、ポプラ並木はたくさんあった。北海道はやっぱりいいなぁ。前にも言ったけど、1年ごとにこっちと北海道と、代わりばんこに住めたらいいなぁ。えっ?「なんも、そうしたらいいしょ!」って?そうだよね。定年後に東京と札幌と両方で出来る仕事がないかな・・・。
コメント (3)
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