呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「青春18きっぷ」~奥飛騨・高山の旅③

2008-08-12 | 徒然なるままに

☆二日目~夜

さて「本郷」の話。
この店については、僕はある勘違いをしていた。
ネットで調べたところ、「旧民家を改造した雰囲気のある店内で、女将のチョイスした高山の地酒で郷土料理に舌鼓を・・・」みたいに紹介されていた。
僕は勝手に、女将さんって40を超えたちょっと妖艶な和服の女性を想像していた。
行ってみてびっくり!女将さん、若いじゃない!!
女性2名、男性1名で切り盛りしているお店だが、3名とも若い!(ですよね!?)
全員お揃いの白のポロシャツにジーンズ姿でした。
良い意味での勘違い。

地物の夏野菜が美味しいと言うので、お勧めのメニューを注文した。
まず、お通しは「夏野菜と豚肉のマリネ(だったと思う)」そして「生ハムの梅きゅうり」

きゅうりをズバズバっと削ぎ切りにしたものに梅肉を絡めて生ハムで巻いて塩をパラパラ。
うん、さっぱりして夏にぴったりだ。

そして「エシャレットのてんぷら」と「万願寺唐辛子の焼き浸し」

エシャレットのてんぷらは初めてだ。にんにくを揚げたようにホクホクしてとても美味しかった。当然、臭みはない。
万願寺唐辛子は、炭火で焼いてタレに浸したもの。これは今度ウチでやってみよう。

最後に「水茄子のフライ」めずらしい!でも美味かったよ。

それぞれが結構ボリュームがあり、地元の夏野菜だけでお腹が一杯になってしまった。
昆布締めの鯛とか、飛騨牛の煮込みとか、美味しそうなメニューはまだまだあったのに残念!

お酒は、喉が渇いていたので最初に生ビールを3杯も呑んでしまった。
その後は、僕の「吟醸系がいい」とか「純米は?」などの好みに合わせて勧めてもらった地酒を3種類。
「渡辺・純米大吟醸」(渡辺酒造店)
「飛切り・特別純米」(天領酒造)
「久寿玉・本醸造上選」(平瀬酒造店)

いずれも美味しかったですよ!
渡辺酒造店は「蓬莱」というお酒を出していて、昼間に2種類買って家に送っておいた。
オヤジの名前の一文字が入っているんで親近感もあり・・・。(インプレは別途)

この「本郷」、女将さん始め皆さんとても感じの良い方々だった。
今度いつ来るとも知れない神奈川の呑んべオヤジに、とても気持ちよく応対いただいた。
もっと頂きたいメニューもあるし、いつとは言えないが是非ぜひもう一度行きたい。
万一、このブログを読んでいただいた方で高山にいらっしゃる方は、是非行ってみてください。オヤジのお勧めです!!




☆三日目

三日目は、ただひたすら川崎を目指して帰るだけ。
岐阜までの高山線の車窓からの風景は絶景!
列車の右に左に渓谷が迫る。素晴らしいねぇ、全然飽きないねぇ。
美濃太田で乗り換えて、岐阜へ。
途中から地元の中学生、高校生が乗ってきて、車内は満員となる。
なんか久々の満員列車だ。
(高山線は電化されておらず、ディーゼル車。だから電車ではなく列車)

岐阜からは東海道本線。
この辺の東海道線の車両は新しくて、座席も2人掛け・4人掛けが切り替えられるタイプのもの。
首都圏の車両とは全然違う。同じJR東海なのに。


さて豊橋から浜松まではまだ良かった。
しかし浜松からは、首都圏用の長いすタイプ。これはやっぱり疲れる。
沼津で乗り換える頃には回りも真っ暗で景色も見えず・・・。
こうなると詰まらないね。疲れの度合いも高まってくる。
高山を出発したのが10:35、川崎着が20:59・・・、10時間以上かかったことになる。
これはやっぱきつい。オジサンには、夜行で長距離を行くなんて、やっぱり無理かな。
川崎で、息子の分も含め「崎陽軒のシュウマイ弁当」を買って家路に着いたオヤジでありました。


〈まとめ〉
今回の旅は、2日目に全行程バス移動ということで「青春18きっぷ」の趣旨からはちょっと外れたものとなった。
その分当然交通費もかかるわけで、結構贅沢な旅だった。
でも元々の「ローカル線で知らない土地に行く」という趣旨は、ほぼ達成できた。
新穂高も平湯も、そして高山も初めて訪れる土地だ。
こういう旅もいいね。

一つ強く感じたのは、「JRって、全国津々浦々に路線を張り巡らせている」ということ。
これって凄いことだと感心した。
どんな山奥でも、ちゃんと線路が通っていて人々を運んでくれる。
でも、ここ20~30年ぐらいで赤字解消、効率化、国鉄民営化のために相当の路線が廃止され、バスに取って代わられたりしている。
それでいいんだろうか、と考えてしまう。
昔は「日本国有鉄道」、赤字でもそこに生活している人がいるのなら、税金を使ってでも鉄道は走らせるべきなのでは?と思ってしまう。
現在の「郵政民営化」などにも通ずる、旧くも新しい永遠の課題だなぁ・・・。

〈おまけ〉
高山線にある「渚駅」
山奥なのに「渚」とは、これ如何に??
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