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呑む気オヤジ/取り敢えず生還したジイさんのあれこれ

骨髄移植で山暮らしから都会に戻ったジイさんの日記。健康の話の他に合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画「愛唄〜約束のナクヒト〜」(Amazon prime)

2021-08-16 | 映画(DVD)の話

♪映画「愛唄〜約束のナクヒト〜」

♪NHKの朝ドラ「おかえりモネ」を毎日楽しみに観ている。FBの某グループで紹介してされていた、清原伽耶が出ている浜田省吾のMVの元がこれだ。ぜひ観たかったが、Amazon primer videoにあるじゃないか!

作品の内容はとても悲しくて切ないが、観終わった後に爽やかな感動が胸に満ちる。ストーリーの詳細は避けるが、ほとんど時間が残されていない二人の運命的な出会い、真の友情、親子の絆…ジイさんだってウルっとくるよ。清原伽耶、やっぱり儚さが似合う女優だ。でもこれから、どこかでイメチェンして全く別のキャラを演じて欲しいとも思う。(そんなこと言われなくったってやるだろうけど)

去年の1月に公開された作品のようで、先月DVDが出たらしい。Anazon prime会員は無料で観ることができる。モネやなつぞらのチハルとはまた違う清原伽耶の魅力が垣間みれるので、伽耶ちゃんのファンはもちろん、それ以外の皆さんにもオススメです。それと、ボクの大好きなハマショーの「19のままさ」のMVも、ぜひ併せて観て欲しい。

 

 

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2021映画鑑賞記その4 '21-12~14 『シネマの神様」他

2021-08-16 | 映画(DVD)の話

*ネタバレありますので、ご注意願います。

♪「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(’21-11  '21/07/05) 

基本的にあまりアニメは観ないのだが、なにせ好奇心旺盛(=物見高い、節操がない、野次馬根性、何でも良い)なジイさんなので、世間で流行っているものは観ておこうという魂胆。

しかし、いきなり劇場版(最終章)を観ても理解できないという評判も聞いていたので、Amazon primeで、これまでの劇場版(序・破・Q)をまず鑑賞。ん・・・・、よく分からない世界だなぁ。

で、漸く本作を観ることが出来たが・・・、やっぱり難しい、分かんない、理解不能!個々のシーンや登場人物の心情、行動にはそれなりにシンクロして感動する部分もたくさんあるけれど、劇場版4作を通してのストーリーそのものがよく分からなかった。こういうモノがよく理解できない年寄りになってしまったんだろうか。ちょっと残念。やっぱりTVアニメ版から観直さないとダメかな。

映像はとても美しく、感動も出来たので、4つ。@ナイテッド・シネマ大河原

 

♪「竜とそばかすの姫」('21-12  '21/07/17)

 

これまた、野次馬根性で観に行った作品だったが、いやぁー、とってもとっても良い映画だった。まさにイマドキのネット社会の利点や問題点を上手く突きながらの良く出来たファンタジー。バーチャルリアリティの魅力、信憑性、誹謗中傷、依存・・・。バーチャルの中の人物キャラ設定が、どう見ても「美女と野獣」でしょ、と思わないでもなかったが、そこもオマージュなのかな。あまり気にせずに楽しめた。大人も十分に楽しめる作品。ぜひお子様やお孫さんやカップルで(あー、夫婦でも良いですが)ご覧ください。

以前なら観に行くこともなかったろうアニメ2作品。今は時間もたっぷりあるし、シルバー料金(大河原は1千円!)で観れることもあり、まさに野次馬根性でいろんな映画を観に行きたいと思っている。思わぬ拾いものがあるし、つまらなければ、それはそれでいろいろ得るものもある。それが自分の生きる(活きる)道だから(^^)v。4つ半 @ユナイテッド・シネマ大河原

 

♪「シネマの神様」('21-14 '21/08/15)

松竹100周年記念作品。巨匠山田洋次監督が、昭和の邦画全盛時代の映画人へのオマージュ(自らの映画人生も、もちろん重ねて)を込めて撮った。随所に山田監督らしさがたくさん出て来て、優しさに溢れる温かい映画だった。

登場人物がみんな良い人だし、演ずる役者ご本人もみんな良い。若き助監督、その友人、恋人、名監督、大女優。沢田研二、宮本信子、小林稔侍、リリー・フランキー、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、寺島しのぶ、北川景子。過去の思い出のところは、撮影シーンも日常の言葉のやり取りも、小津安二郎っぽくて山田監督の拘りを感じた。

しかし、現代のアル中でギャンブル依存症のどうしようもないジイさんは、もっと描き様があった気がしてちょっと物足りなかった。ゴウと叔子ちゃんは、なんで岡山から東京に戻って来たの?叔子さん、パートやるのに映画館の名前に気づかなかったの?その映画館に、ジイさんはいつから通い始めたの?? まぁ、そういう重箱の隅突くのはやめて、この懐しいシネマの世界に素直にどっぷり浸かるのが正しい楽しみ方と思う。呑んだくれジイさん役は本来志村けんだったが、コロナで急逝し沢田研二が代役を務めた。映画終盤にはコロナ禍で映画館の経営が窮地に追い込まれるところが出てくるが、これは後から台本が変更されたらしい。実際に撮影も大幅に遅れたそうで、志村けんが演じた最初のシナリオならば、どんな作品になったんだろう。やっぱり志村けんで観てみたかった。オススメ度5つ! @ユナイテッド・シネマ大河原

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2021映画鑑賞記その3 '21-09〜11 「はるヲうるひと」「るろうに剣心 The Final・The Beginning」

2021-06-18 | 映画(DVD)の話

♪「はるヲうるひと」('21-09  21/06/15 )

俳優佐藤二朗が原作・脚本・監督を務めた作品。佐藤二朗といえば、最近のTVなどでは温厚で小心者のお父さんみたいな役どころが多いが、なんか本質は違うんじゃないかなと思っていた。

最近、深夜のインタビュー番組に出ていて、若い時の役者を目指していた頃の話やせっかく広告代理店に就職したのに1日で辞めてしまった話などを聞いて、あー、この人はやっぱり心の奥に秘めた鬱屈とか野心とかから沸き立つパワーのある人なんだなと思っていた。そうしたら、この作品!自ら本を書いて、監督して演じているこの作品は、暗くて屈折していて救いようのない辛さがたっぷりだ。やっぱりこういう映画を撮る人なんだなぁと、妙に感心した。ずーっと辛いままで終わるのかと思ったら、最後に少しは希望が垣間見えたので、ちょっとほっとした。

山田孝之は、こういう影のある屈折した若者をやらせると上手いなぁ。仲里依紗も存在感ある。

 

♪「るろうに剣心 最終章 The Final 」('21-10  21/06/15)

第1作は2011年というから10年前。その前から原作のコミックは、ラーメン屋で少年ジャンプをパラパラめっくっている時にちょっと読んだりしていた。でもちゃんと読む気にはならず、映画も全く興味なかった。

それから10年、今回最終章ということで、映画の予告編やTVに佐藤健や武井咲が出て宣伝しているのを見るうちに、なんか興味が湧いてきた。それで、Amazon primeで過去の分を全部観終わったので、最終章を観ることにした。

幕末から明治維新を経て新しい日本が誕生するに際しては、ひょっとしたらこんな荒唐無稽なことも実際に起こっていたのではないだろうかと思えてしまうところがある。大河ドラマの「青天を衝け」や少し前の「西郷どん」などとも重なり、やっぱり明治維新前後の日本はとても興味深い。明治維新のストーリーは司馬遼太郎が決めた?などと言われているところもあるが、もっといろいろ知りたいね。

SFXも駆使しているのだろうが、佐藤健のアクションはすごい。武井咲も青木崇高も江口洋介も土屋太鳳も良い。心に深淵で暗黒の沼を持つ剣心が、新しい明治の時代で薫と一緒に安寧に暮らせることを祈念したくなる話だった。

 

♪「るろうに剣心 最終章 The Beginning」('21-11  21/06/15)

1日のうちに、上記The Finalに続けて、The Beginningも観る。剣心ダブルヘッターDay。

最初、総集編的な話?と思ったが然に非らず。剣心の頬の十字傷の所以、The Finalにも出てきた雪代巴の日記、巴と剣心の関わりなどが明らかになる。んー、なるほど、新政府転覆を企む敵達との死闘が終わった後に、剣心の過去が明らかになるこの作品も、なかなか良く出来ている。剣心と巴の束の間の安らぎと悲しい別れに、オヤジもちょっとウルっとしそうになった。

有村架純、やっぱりこういう心の憂いと儚さ、その奥に秘めた強さを持つ女性の役はぴったりだ。オヤジ的には、若手女優の中ではイチオシです。

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2021映画鑑賞記その2 '21-04〜08 「ファースト・ラブ」「ステージ・マザー」他

2021-06-17 | 映画(DVD)の話

今年4本目から8本目までの映画鑑賞記。

♪「ファースト ラブ」('21-04  21/02/27)

北川景子主演のサスペンスミステリーもの。原作は直木賞受賞作品だそうだ。女子大生が実父を殺害して逮捕される。裁判では「動機」が問題となるが、父と娘と母親の確執、娘の複雑な心理などが絡み合い、なかなか動機が浮かび上がってこない。北川景子演じる公認心理士が面会を繰り返し解明しようとするが、感情をむき出しにする娘に手こずり真実は見つからず・・・。

女子大生役の芳根京子が熱演だった。北川景子も良い。謎解きの面白さも加わり、なかなかの秀作だった。は4つかな。

 

♪「ステージ・マザー」('21-05  21/03/03)

最愛の息子はゲイで、父親との確執で家を飛び出しゲイバーを経営していたが、薬物中毒で急死する。その店とゲイのダンサーたちをどうするか、すったもんだの末、母親はゲイバーの経営とダンサーたちの世話を引き受けることになる。最初は渋っていたが、ゲイボーイたちの才能や人柄にだんだん惹かれ始め、経営やショーのプロデュースにのめり込んでいく。

息子を亡くした悲しみ、息子のことをよく理解していなかった後悔などがよく描かれており、そこから息子の遺志を継いで次第にゲイバー経営に夢中になっていくところは見応えがあった。古今東西、母親の愛は空より広し、海より深し・・・

 

♪「ドリーム・ランド」('21-06  21/04/11)

1930年代のテキサス。銀行強盗で大怪我をした美人女性を、納屋に匿う17歳の少年。少年は次第に女性に惹かれていき、彼女の方も相手が子供と思いながらも手厚く扱ってくれる少年のことが好きになっていく。一緒にメキシコ国境を超えて逃走し、自由な新天地で暮らすはずだったが・・・

主演女優のマーゴット・ロビーの存在感がたっぷり。少年の初恋?も切なく、なかなか良い作品だった。

 

♪「いのちの停車場」('21-07  21/06/03)

とってもとっても良い映画だった。終末在宅医療に携わる女医と看護師、助手たちの「いのち」との向き合い方を丁寧に描いている。吉永小百合、西田敏行、広瀬すず、松坂桃李、その他出ている俳優陣が全て良い。

いろいろな事情や思いで、医療機関への入院を選ばず、自宅で最後を迎えようとしている人々。なんか、みんな落ち着いて穏やかに過ごし、そして最後の時を迎える。家庭や家族の状況でみんながみんなこういう最後を迎えるわけにはいかないだろうが、でもこれもありだなぁーと思った。

隣の若い女性2人組が、鼻は啜るは嗚咽は漏らすは、ポップコーンは頬張るはでにぎやかだった(笑)が、でも気持ちは良く分かる。今年前半の観賞作品の中では、「すばらしき世界」と双璧の傑作と思う。5つ+α

 

♪「HOKUSAI」('21-08  21/06/03)

「いのちの停車場」とともにぜひ観たいと思っていた作品。どうせならとTOHOでダブルヘッター

葛飾北斎のことはもちろん知っているし、作品もそれなりには観ている。でもどういう人だったかはよく分かっていなかった。70歳になってから脳梗塞を患ったがリハビリを重ね、その後諸国を歩き回って有名な「富嶽三十六景」を書き上げた。そして亡くなる90歳まで創作意欲は衰えず、最後まで描き続けたというが、詳細は全く資料が残っていないそうだ。でもすごい人だったことは間違いない。

当時の浮世絵師や版元、戯作者などのお上に楯突く気概が伝わってきて、観ていて胸が熱くなってきた。柳楽優弥、良い役者になったなぁ。将来が楽しみだなぁ。田中泯、舞踏家とは知らなかったが、カッコいいなぁ。午前中に観た「いのちの停車場」でも、迫真の演技で存在感たっぷりだった。

 

to be continued・・・

 

 

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2021映画鑑賞記 '21-01~03「鬼滅の刃」「おとなの事情」「すばらしき世界」

2021-02-26 | 映画(DVD)の話
今年に入ってから観た映画を記録する。
 
♪「鬼滅の刃・無限列車編」('21-01)
 
 
こんなに大ヒットしている「鬼滅の刃」って一体どんな話なんだろうと、持ち前の好奇心(=野次馬根性、物見高い)で、映画を観に行くことにした。(決して「キメハラ」が怖かったということではありません苦笑)
しかし映画は物語の途中の部分らしく、それならば最初からストーリーを知りたいので、テレビアニメのDVDをまず観ることにした。映画の手前までDVDを観てそれから映画館へ。
 
映画を観終わった後に、残りのアニメを観てコミックも最終巻まで読み、「鬼滅の刃」を最後まで制覇した。
うーむ、確かに面白かったし、胸にグッとくるところもあった。ただ若者や子供がそこまで夢中になるほどの感動は、ジイさんにはなかった。
鬼と戦う鬼殺隊隊員は、過去に親子や兄弟などとの壮絶な確執や後悔などを抱えている。それらを乗り越え、自分の命をかけて仲間や身内のために戦い、壮絶な死を遂げる。鬼も然り。もともと人間だったが、いろいろな事情で鬼と化し人間を食らうが、鬼殺隊に討たれ太陽を浴びて塵芥となって消滅する間際に、人間の心を取り戻すことも。
そういったところに、今の希薄な人間関係の中に身を置く若者は共感や憧れを覚えるのだろうか・・・などとジイさんは妙な理屈付けをしてしまった。
結構グロテスクなシーンも多いのに幼児までもが夢中になるのは、単純にギャグ漫画的なシーンも多く出てくるからなのか、そのあたりが良く分からない。
まぁ、流行りに乗り遅れないようにしようとか、夢中になるものが欲しいとか、いろいろあるだろうが、「キメハラ」なんていうものは、愚の骨頂と思う。
 
 
♪「大人の事情 スマホをのぞいたら」('21-02)
 
 
とても良く出来た、まさにブラックユーモア溢れる大人向けのコメディーだ。
ある出来事がきっかけで毎年1回集まってホームパーティーをする夫婦3組と中年独身男性。ちょっとしたきっかけで、みんなのスマホの中身を公開することになる。そこから暴かれる秘めやかな事情・・・。
もともとはイタリアのドラマで、国内の映画賞を総なめしたらしい。全世界十数カ国でリメイクされたようだ。
久しぶりの常盤貴子が良いし、鈴木保奈美の存在感もさすが。東山くんも田口浩正も良い味出している。
この作品はぜひ観て欲しい。尚、やましい事のある方はご夫婦で観に行かない方が良いと思います。
 
 
♪「すばらしき世界」('21-03)
 
 
最近知ってお気に入りの西川美和監督の最新作。役所広司が、人生の大半を刑務所で暮らし、50を過ぎてから出所後の世間に馴染もうとしてもがき苦しむ元暴力団員の役を好演している。
西川美和監督の作品は、処女作の「蛇イチゴ」以外はDVDで観た。「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」「永い言い訳」、それぞれ何か訳ありで屈折した人生を歩む主人公が多い。今までの作品はラストがうやむやで含みを持たせ、この後主人公はどうなるのだろうと観客に考えさせるものがほとんどだったが、今回の作品は結果が明確で、ある意味すっきりする。でもエンディングは辛く悲しく、主人公の悲惨(でもある意味、最後は幸せ?)な運命が観る者の胸に突き刺さる。
仲野太賀、六角精児ほかの共演者も、それぞれがとても良い西川美和監督の作品、これからもとても楽しみ。この作品もぜひご覧いただきたい。ジイさん的には5つ!
 
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映画鑑賞記 '20-21「新解釈・三國志」('20/12/17)

2020-12-23 | 映画(DVD)の話

大泉洋は結構好きだし、その他にも役者が揃っていて面白そうなので観にいくことにした。

 
◯映画「新解釈・三國志」⭐️⭐️⭐️✨
 
コメディーの要素が強い作品なのは観る前から分かっていたが、笑いのツボがあまり分からず、ちょっと退屈だった。三國志の世界を舞台に、そういう笑いを取るの?という感じ。
三國志をキチンと読み込んでストーリー(史実)や人間関係を理解していれば、新しい解釈の部分が分かって面白いんだろうけど。
三國志は過去に何度か挑戦したが、結局半分も読まないうちに挫折して未だに読破していない。これから時間があるんだから、改めて読んでみたいと思う。
 
しかし、映画の中身とは別で、やっぱり大泉洋とムロツヨシは上手だなぁ。良い役者になったと思う。
特に大泉洋は、僕が20年以上前に札幌にいた時にはまだ駆け出しで、地元の番組でおちゃらけやイロモノの突撃取材みたいなことをやっていたけど、いつのまにか頭角を表した。大したもんだ。
ジイさん的には3つ半。
 
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映画鑑賞記 20-20 「罪の声」('20/12/11)

2020-12-12 | 映画(DVD)の話

柴田町のプール&ジムに通い始めるつもりで午後から出掛けたが、諸事情で12月後半から会員登録することにした。時間が余ったので、大河原で映画を観る@ユナイテッドシネマ大河原。

 

◯映画「罪の声」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
 
 
本年20本目の映画鑑賞。とても見応えのある作品だった。文句なく⭐️5つ❗️
原作はしばらく前に読んだが、人間関係が複雑だし、作者の作風なのか、割と淡々と物語が進むので結構読むのに時間がかかった。
しかし、映画は原作よりストーリーの進行がスムーズで分かりやすい。小栗旬や星野源は好演しているし、母親役の梶芽衣子、犯人の一人の宇崎竜童などの脇役がなかなか渋い。
「ギン萬事件(グリコ森永事件)」の真相追及よりも、脅迫電話の音声の吹き込みをさせられたら子供たちのその後の人生に焦点を当てた展開は、まさに重厚で見応えがありとても良かった。ご同輩諸君、ぜひご覧ください。
 
グリコ森永事件の真相も犯人も未だに不明で時効を迎えているが、原作者の推理はなかなか的を射ていると思える。(一応ネタバレになるので、作品内の「真相」は伏せます)
しかし3億円事件にしても、グリコ森永にしても、真犯人たちはどうしているんだろうねぇ。
 
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映画鑑賞記 20-19 「スパイの妻」('20/10/20)

2020-10-20 | 映画(DVD)の話

◎映画「スパイの妻」⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 
♪今年後半の邦画の大型話題作。
予告編を観て、勝手にいろいろ想像していた内容と印象が違った作品だった。ストーリー展開も、ちょっと分かりにくい。(単にジイさんの理解力が落ちた、ということもあるが)
面白いとかハラハラドキドキということではなく、極めてシリアスなドラマ。
原作があるようなので、ぜひ読んでみたい。
 
 
 
奇しくも、最近の連ドラ「エール」、先週観た「ミッドウェイ」、そして今回の「スパイの妻」と、国や国民を開戦に駆り立てる狂気、戦争の悲惨さ、残酷さなどを突きつけられる映画や番組を観ることになった。
開戦は僅か80年前、終戦は僕が生まれるほんの10年前のことなのだ。
 
PS)
この映画の制作はNHK。6月に8Kのドラマとして放映したらしい。へー、NHKはそんなこともやるんだ!とビックリした。
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映画鑑賞記 2020-18 「浅田家!」('20/10/16)

2020-10-17 | 映画(DVD)の話

映画「浅田家!」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 
♪実在の写真家浅田政志さんの半生を描くドキュメンタリー的作品。
いやぁー、観終わってほわっとした温かさが胸に広がる良い映画だった。
一見馬鹿げたシチュエーションの家族写真を本気で真剣になって撮る家族。「少し変わった子」の次男に家族として付き合うのではなく、本気で楽しんで撮っている。損得抜きのホントの家族愛なのか、単に変わり者家族なのか⁉︎笑
政志の恋人も、子供の頃から長い間応援し続ける。偉いなぁ。
 
 
そして東日本大震災後、浅田さんは2年間岩手の沿岸部に滞在して、瓦礫の下から集めた写真を洗浄して持ち主や家族に返すボランティアにも参加している。そこでは、今までに経験したことのない、辛くて悲しい家族愛も見つめることになる。
 
 
政志役の二宮くんはもちろんのこと、お父さんの平田満、お母さんの風吹ジュン、お兄ちゃんの妻夫木聡、そしてボランティアの菅田将司などがよい味を出している。
「写真の持つチカラ」「損得勘定のない家族愛」が溢れた、とても良い作品だった。
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映画鑑賞記 2020-17 「ミッドウェイ」

2020-10-14 | 映画(DVD)の話

映画「ミッドウェイ」⭐️⭐️⭐️⭐️✨

 

 
♪ミリタリ物好きのジイさんは、それなりの期待を持って観に行った。戦争に賛同する気持ちは全くないが、男の子としての軍艦や戦闘機の機能美にはずっと憧れてきた。なので、昔から戦闘機や戦車が描かれる映画はよく観ていた。
しかし、この作品は戦争の愚かさ、壮絶凄惨な戦闘シーン、日米双方の飛行機乗りや船乗りの決死の覚悟、帰りを待つ家族の思いなど、観ていて辛くなるようなシーンの連続だった。人間ってなんでこんな愚かなことを仕出かすんだろうなぁ。
 
 
 
♪映画としては、アメリカ側の俳優も良かったが、日本海軍の豊川悦司、浅野忠信、國村隼たちは上手かったなぁ。今や日本代表する大俳優が共演している。そういう意味でも見応えのある作品ではありました。
 
 
追伸)今朝の朝ドラ「エール」につながる、戦争の愚かさの話だ。
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映画鑑賞記2020-15「宇宙でいちばんあかるい屋根」

2020-09-07 | 映画(DVD)の話

映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」⭐️⭐️⭐️⭐️✨

♪コロナ禍で新作の公開が遅れたり映画館が休館したりで欲求不満状態だったが、漸く元に戻りつつある。9月は観たい映画がいろいろ公開される。
 
 
この作品は、以前に予告編を観てぜひ観たいと思っていた。派手さはないがよく出来たファンタジー。
朝ドラ「なつぞら」で注目された清原果耶が熱演している。テーマソングも歌っており、なかなか良い。気仙沼市、登米町が舞台の次々回の朝ドラヒロインの清原、まずはこの映画でホップ、ステップというところだ。次は朝ドラで大々的にジャンプ=ブレイクかなぁ。
 
♪でも、なんといってもやっぱり桃井かおりが良い。樹木希林亡き後、あの存在感を踏襲するのは桃井かおりだと思う。ぜご覧ください!
 
どんな映画かは、下記をご参考に。

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』本予告 9月4日全国公開

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映画鑑賞記2020‐14「すばらしき映画音楽たち」

2020-09-02 | 映画(DVD)の話

映画「すばらしき映画音楽たち」

仕事帰りに所用がなくなったので、これから観れる映画がないかなとスマホで調べたら、ちょうどよい時間にこの作品があった。フォーラム仙台にて。

♪無声映画からトーキーに移行したころから映画音楽という分野ができたのだが、それまでの聴衆に聴かせる音楽ではなく、映画(映像、ストーリーetc)を際立たせるための音楽の新しい分野が出来上がった訳だ。そんな映画音楽の世界を、作曲家、映画監督、ミュージシャンたちが語るドキュメンタリーだった。

有名な映画の有名なテーマ曲は普通に聴いて楽しめる音楽。しかし何気なく見ている場面々々で効果音的に使われる音楽は、映画を観ている観客に巧みに登場人物の心情や物語の背景などを教えてくれる。

とは言うものの、やっぱり名画のテーマ曲には名曲が多い。ビル・コンティの「ロッキーのテーマ」、ジョン・ウイリアムズの「スター・ウォーズ」、聴くだけで一瞬にして映画の世界に入り込めるし、ワクワク、ゾクゾクする。こりゃあ、すごい世界だなぁ!

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映画鑑賞記2020-13「透明人間」

2020-07-30 | 映画(DVD)の話
 
◯「透明人間」⭐️⭐️⭐️⭐️✨
 
いやぁー、怖かったぁ〜😵😩😢
久しぶりにこういう「スリラー映画」を観た。そもそも「怖い、ドキッとする」ものは好きじゃない。特に「オカルトもの」は、宗教的な不気味さ、暗さがイヤで、まず観ない。
高校の頃、初めて彼女らしきものが出来そうになり、初デイトで当時流行っていた「エクソシスト」を観に行った(行ってしまった?)。あまりにグロテスクで、彼女は気分が悪くなり、それだけが理由ではないが、付き合いは長続きしなかったっけ…余談ですが…😝
 
「透明人間」の初公開は1933年というから、90年近く前!若い頃に名画座かなんかで観た記憶があるが、体が透明になる薬品を発見した科学者が狂気の世界に耽っていく様が、ある意味悲劇的だった。
 
 
現代の透明人間は、最先端のテクノロジーを駆使して自分の体を隠し、悲劇というより悪意に満ちている。
最後の方にドンデン返しがあり、更に最後の最後は「あぁー、そうするか!」というエンディング。
怖いけど、サスペンスとしてなかなか面白い作品だった。オススメ⭐️は4.5❗️
 
 
 
 
 
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映画鑑賞記2020-12「ステップ」

2020-07-19 | 映画(DVD)の話

♪5/19に観た「フィッシャーマンズ・ソング」以来、2か月ぶり。今年12本目の映画鑑賞。

 

〇映画「ステップ」

ハウスクリーニングの待ち時間つぶしのために、大河原で観れる映画はないかなとネットで探してみた。本作は内容的にはウルウル系のようで、イマイチ苦手かなと思ったが、山田孝之主演だし時間が合う作品が他にないので見ることにした。

1歳を過ぎたばかりの娘を残し、あっけなく急逝した妻。夫は茫然自失になりながらも自分で一人娘を育てる決心をする。しかし仕事や亡妻の家族との狭間で子育てにもがき苦しむ。その娘は、生意気ながらもすくすく育ち漸く小学校を卒業…。

山田孝之が、子育てに苦悩する若き父親役を、感情を抑えた良い感じの穏やかさで演じている。ちょっと娘が素直で良い子過ぎる感じはあった。もっともっとむずがったり父親とぶつかったり反目したりするだろうに。

エンドロールを観ていて、初めてこの作品の原作が重松清と知った。なるほどねぇ、重松っぽい話だなぁ。映画の公式HPで重松自身が少し触れているが、原作はもっともっと赤裸々な親子関係が書かれているんだろう。でも2時間の枠に納めなければならない映画は、原作の多くのエピソードを取捨選択して、一部分をデフォルメして描かなければならない。そういう意味では映画と原作は別物と考えたほうが良いのかも。

で、気に入った映画は原作も読む、好きな小説が映画化されれば観る、というのは、どちらかにがっかりしたりしたとしても、映画や小説の楽しみ方の一つであると思う。

脇役の國村隼や余貴美子、伊藤紗莉が、渋くて良い味を出していた。

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映画「マチネの終わりに」

2019-11-03 | 映画(DVD)の話
◯「マチネの終わりに」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️😍
予告編を観ると、イケメンギタリストと美人ジャーナリストの、ベタベタしたラブストーリーかと思って、それほど興味はなかった。
でも学生の頃クラシックギターをやっていて、全編に流れるであろうギターの名曲や福山雅治のギタリスト役にも興味があり、また石田ゆり子の癒し系の魅力もあり、で観ることにした。
結論から言うと、とても良い作品だった。
ラブストーリーとしても秀逸だし、クラシックギターも聴き応えがあり、パリやニューヨークの風景も美しい。
偶然の出会いと、必然的に惹かれあう男女、そして切なすぎるすれ違いと別れ…、そして天才ギタリストの挫折と復活。こりゃ女性がハマるわけだ。
観客はそれなりに入っていたが、ほとんどが女性、しかも一人で観に来ている人が多くて、鼻をすすったり、身を乗り出して観ている人もいた。
感情移入しちゃうんだなぁ。ジイさんだって、少しは胸キュンになったもの。あぁー、石田ゆり子のような人と、紅葉のセントラルパークを散歩したみたい…笑
ラストシーンの、石田ゆり子の満ち足りた微笑みが何とも良かった。
⭐️5つ+αの、ちょーオススメ。貴女、できれば一人で観に行ったほうが、良いかもしれませんよ。

PS)
クラシックギターの演奏シーンは、ほとんど福山雅治が弾いている手元を映していた。実際の彼の演奏音源も使われていたらしい。
彼はちゃんとギターが弾けるから、クラシックの難曲にも挑戦したとのこと。えらい❗️





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