12月22日(木) 雨
また寒さが戻って来るようです。暖かくなったり寒くなったり変化を繰り返す気候は大変ですね。体の柔軟性が失われてきた身には応えます。まぁ自然が為せることですから我々はそれに従うだけです。荘子に「水に入れども濡れず、火に入れども熱せず」と言う言葉があります。直訳すれば自然の理を悟り、体得した真人は高い所も恐れない、水に入っても濡れない、火の中に入っても熱くないと言う意味でしょう。しかしこれを世俗的に解せば功名とか名誉とかを得た高き人というのはとかく偉そうな態度をとるものであるけれど、自然の理を悟った真人は決して得意になった態度はとらない。倒産とか破産と言った水に入るような冷酷な運命に陥っても泰然としている。火のごとくバブルで世の中が盛り上がっても利欲に目をくらませて燃え上がることもないと言う解釈なのでしょう。
ドイツでまたテロが起きました。どうしてこうも関係のない人達を巻き添えにして己の主張を叫び続けるのでしょうか?平和ボケした僕らにはまったく理解できない行為ですが、少なくとも彼らは自然の理に反しています。殺戮と破壊を繰り返すことを誰もが正義などとは認めません。ただ孤立していくだけなのに・・・?困った世の中です。