”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2016年12月10日 15時36分49秒 | Weblog

12月10日(土) 晴

寒いけど良く晴れた冬らしい天気が続くようになりました。ひきかけた風邪もどうやら良くなったようです。
何も無い週末も久しぶりです。家にいても煩がられるだけなのでこんな時は天の声を聞きに行きたいものですが今週は止めときます。

ところで「天の声」ってわかりますか?多分わからないと思いますが荘子の一節にこんなのがあります。
「未だ天籟を聞かず」・・・いまだてんらいをきかず
天籟とは自然に発する音のこと。つまり風の音、波の音、谷川の水の音、鳥や虫の声などを天の声と言う訳です。これらは古来から無音のの音と呼ばれているようです。無音とは音が無いと言う意味ではなく、これらの音には是非、善悪の考えがまったく無い音と言う意味なのです。
人間は毎日それぞれの心の中のそれぞれの是非、善悪を振りかざして、他人や自分自身と闘って一瞬たりとも安心のないしがらみの多い不自由な人生を送っている。天地自然のあらゆる音には理屈と言うものがまったくない、理屈がないから迷いがない。迷いがないから何の障害もない。つまり天籟とは解き放たれた自由、自在なのです。
多分荘子は我々も時には天の声のように自然体で物事を見れば自在に応じることができるものだと言っているのでしょう。
何の私利私欲もなく、自然の中で天の声を耳にすることは我々にきっと新たな活力を与えてくれるような気がします。まぁ自分も過去に何度も海と格闘する中で心の平静さを取り戻すことができたような気がしているのです。

コメント
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