11月12日(金)曇時々晴
こんばんわ。朝晩めっきり寒くなりました。もっとも僕には脂肪の皮が多く付いているので少々の寒さは大したことありません。海のお魚さんもこの時期になるとおいしいのですが、海の上は寒くて風が強くなって中々海に出ることが少なくなります。今日は10月の中旬に魚釣りに来てくれたN村ママから釣った魚の料理の写真をメールでいただきました。鯛ご飯、カサゴのから揚げ、ベラの煮付け、トラギスは何だったか度忘れしてしまいましたが、いろいろな食べ方を考えた調理に、ちょっと感心してしまいました。現代はすべて出来合いの料理を食卓に並べるだけの家庭が多くなっているようです。お金を出せば確かに簡単に、まずまずの料理が食べられる時代ではありますが、そんな料理で育った子供たちの時代になったらどうなるのでしょうか?そう言う意味で家庭で料理を作ることは大事な教育だと自分は思っています。自然の物を調理し、味付けし、食べながら工夫して行くことで味覚を磨いて行く事は人間としての情操に大きく影響を与えることだと思います。
日本料理の職人の話ですが、最近の人はすぐにマニュアルで料理を作ろうとするけどマニュアルどおりに作っても同じ料理は作れないのだそうです。素材の大きさや脂の乗り具合とか季節に応じて微妙に塩かげんとか味付けを変えないと同じ魚でもおいしさを同じにすることはできないのだそうです。そして食べる方もそう言う微妙な味がわかるところが日本人の特徴でもあるようです。料理を作ることは豊かな感性を磨くには最適の材料の一つと言えます。東京にミシュランガイドで3年連続三ツ星を取っている「かんだ」と言う日本料理屋があります。そのオーナーが「日本料理の贅沢」と言う本を書いています。おいしい日本料理を作る上でかなり参考になりそうです。僕も暇があるときにちょっと挑戦してみようと思っています。魚の照り焼きや野菜の煮物にも理にかなった調理の仕方があることが素人の僕らにもよくわかります。興味があったら是非読んでほしいと思います。
食べる話にばかりなってしまいましたが、自然の素材(魚、肉、野菜・・・)をどう調理するかと言うことを現代の子供たちにも日常の中で考えさせることがこの国の未来のために必要なことの一つじゃないかと思いました。あまりにも出来合いに頼りすぎる社会から脱することが今現在必要なことのような気がしてなりません。
今日はここまでです。それではまた。