西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

西山夘三「昭和のすまい展」の受付等に行く

2011-09-17 | 地域居住学
9月15日に大阪梅田スカイビル(ツウィンビル)の最上階(40階)の空中庭園展望ホール(屋内)で19日まで行われている西山夘三先生の写真からの「昭和のすまい展」に西山文庫から、ということで12時半頃に行った。(展示会は13時から18時)

イースト・タワーの空中庭園行き入口から入り3階までエスカレーター、3階から35階まで高速エレベーター、一寸私は「高所恐怖症」なので、手すりをしっかりつかみ余り下を見ないでおく。35階から39階まで長いエスカレータ。最後の1階は、別のエスカレーターだった。

既に事務局のTさん(女性)が既に来ていて準備中、やがて「手伝い」に近畿大学学生のSさん(女性)が来て私と3人が今日の担当である。この3人と言う「異色の組み合わせ」で、お客が来ない間、あれこれ駄弁った。Tさん(女性)は関東の出身、中・高と横浜の女子校に進み、関東の共学の大学(文科系)から大学院は京大の人間文化研究科に進み幕末の国際関係史をやっているようだ。Sさん(女性)も女子校の出身で、共学の大学に入り一寸戸惑ったらしい。3回生で初めてゼミというのを経験し、何を勉強したら良いか、考え出している模様。

私は、西山ゼミを選んだ理由や、西山先生の指導方法など少し話しておいた。

その日、来られたお客は、何か感想を書き残した人は10人ほどであるが、結構、本も買ってくれている。一番人気は、『日本の住まい』ⅠⅡセット(千円)で私も予約しておいた。自由に書き込みするのに適している値段である。

適当に「交代で」休んでお茶を飲みに行ったりする。私は、円い展望ホールからぐるりと大阪市内から遠望まで眺めたが、アベックで来て、アベック用?の展望高椅子から外を眺めている女の子が、右手と左手の親指、人差し指を上手く合わせて横長の四角枠をつくり、そこから眺めているのを見て真似してみた。

その中に入る少し離れた風景は、(一部高層)大概は中層、低層のコンクリート住宅ばかりで、ああ、これが現代大都市の「空からの」典型風景かと思った。

帰り際に、二人に西山先生のお仕事、とりわけ戦後、最後のほうの景観論、町並み論などに若い頃からの住宅の思想や理論をどう発展的に接続させ、落ち着きを持たせ、21世紀の生活空間論の基礎にするのか、は大事な問題ですね、と言っておいた。自分への「言い聞かせ」でもあった。

この展示会は、19日の午後6時までですよ!