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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

童謡の風景ー汽車ー

2007-07-05 | 生活描写と読書・観劇等の文化
ラジオで「汽車」という童謡を聞いた。歌詞は以下の如し。「一 今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと 思う間も無く トンネルの 闇を通って広野原(ひろのはら)  二 遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒(のき) 森や林や田や畑(はたけ) 後(あと)へ後へと飛んで行く  三 廻(まわ)り灯籠(どうろう)の画(え)の様に 変わる景色のおもしろさ 見とれてそれと知らぬ間に 早くも過ぎる幾十里」
ここで、はっと思ったのは「遠くに見える村の屋根 近くに見える町の軒(のき)」というフレーズだ。昔の石炭で走る汽車だけではなく、今の電車の車窓からの風景でもそうなんだな、と思う。遠くに見える家の風景で際立つのは屋根である。村の屋根は、当時は恐らく茅葺であったであろう。建築一般構造の講義で、屋根とか軒とかの説明に、この童謡が使えるだろう。又、日本の風景の話をする時にも一つの導入になると思った。
他の童謡の風景:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/cd4586e0185296d3f66fc7a757cd8fa3

97歳 森岡まさ子さんの話

2007-07-04 | 生活描写と読書・観劇等の文化
ラジオ深夜便で97歳のYH(ユースホステル)の名誉ペアレント(広島県・府中市)の森岡まさ子さんの話を二晩聞いた。早口の迫力ある話。マッカーサーやローマ法王とも握手した経験の持ち主。60歳にしてイタリア、ドイツ、フランスを一人で二ヶ月も旅をする「猛者」、笑顔を絶やさず、相手を話しに引き込んでしまう。何でも「今すぐやる」がモットー、来た手紙や案件も次々処理、この放送の録音も二日にわたる予定を「すぐやろう」と夜までかかって一日で済ませたようだ。うーん97歳でこれ、見習わないと、と一世代、30歳以上後輩は感心して布団の中で聞きながらうなった。

日記シフト

2007-06-29 | 生活描写と読書・観劇等の文化
私は、1988年(昭和の終りごろ)から今まで足掛け20年、ワープロ、パソコンで日記を毎日のように書いてきた。平均日に1200字位だ。ところが、この二三年、ブログを書き出した頃から日々の日記はやせ細ってしまった。平均日に三行120字位、1/10になった。両方書く時間はないからである。
今までの日記では、出きるだけその日の「こと」や「もの」について具体的に書いてきた。時期により精粗があるが、三食何を食べたか、何処で、誰と食べたか、何時に寝て、何時に起きたか、その日の体重は何kgであったか、その日何処に行ったか、誰に会ったか等々覚えている範囲で書いていた。20年も通しで見れば、立派な「データー」と思うが、それを通しで見たことがない。昨日、奈良女子大百年史への記事を書くため、家政学部から生活環境学部への改組のあった1993年10月1日以前の準備活動、学部内部での諸種議論を生々しくみてみようと遡って1992年頭から読み出した。分量が多いので、一日かかって「一ヶ月分」読むのがやっと、でも色々記憶にないことが分かった。その件以外のことも「ああ、これはこの頃だったんだ」と改めて分かった。東京の親父がなくなったのは1992年1月15日だった。
それと細かいプライバシーに関することはブログには書きにくい。日記には、自由に書ける、自分の備忘録として・・。で、ブログも少しづつ記録として印刷してファイルしているが、日に数件書いていても、それで、その日の「思い」が終りではなく、粗い、しかし「まとまった考え」として書いている点が良い。これから両方使い分けていきたいが、使える時間が限られているので、重点を再び日記シフトにしたい、と思っている。

タオルケット、扇風機、夕涼み・・

2007-06-28 | 生活描写と読書・観劇等の文化
一昨日の夜から、掛け布団は止めてタオルケットで寝ている。お腹の上に載せるだけだ。とにかく暑く寝苦しい季節に入ってきた。で、昨日、帰宅すると居間に扇風機が出ていた。家内が屋根裏から下ろしたようだ。二階にも小型扇風機が二台置いてあった。「ああ夏だな」と思う。クーラーも居間や寝室についているが、去年あたりから出来れば扇風機や団扇ですませたいと努力しているが、中々上手くいかない。「心頭滅却すれば火も又涼し」という訳にはいかない。
私は寒がりの暑がりなのだ。北陸の雪国で子供時代を過ごしたが、しもやけになったりで冬も嫌だったが(それも雪国を「逃げ出した」一つの理由かな)、蒸し暑い夏も嫌だった。でも子供時代の金沢では夕涼みに犀川縁まで出かけたり、花火、夜店があったり、縁台将棋があったりで、暑さ逃れの工夫があったが、今の地域社会ではそういうのがすたれている感じだが、どうだろうか。梅雨が明けると夏本番である。

色々の整理ー資料や組織などー

2007-06-25 | 生活描写と読書・観劇等の文化
「T.居住地」の第二書斎においてある段ボール資料は、半分以上は中を一度は開けてみているが、あと20~30箱残っている。昨日の日曜日も行って整理をしないといけないのだが雨で億劫な気分になって行けなかった。他に、整理するといえば入っている諸種学会や団体等の整理もある。奈良女現役の時は、関心のある学術情報はなるべく広くということで、10位の学会、5位の団体などに入っており、年間の会費も合計すると30万円を越えるくらいで馬鹿にならない。平安女学院に移って、学会費は研究費で出して貰えるけれども、五木寛之の『林住期』ではないが、将来は年金中心の生活になるし、整理しスリムにしようと考えている。もう少し、身近な地域の諸種団体には「つながり」を求めて力を入れていきたいものだ。

早朝の散歩道と鳥達

2007-06-23 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今朝は、土曜日だけれど用事で出勤。早く6時半過ぎに家を出て専用歩道(散歩道)を通って近鉄・高の原まで行った。昨日が夏至で太陽は4時台に顔を見せ始めるので6時台は十分に明るい。でも散歩道は何時もの8時頃と違う雰囲気だった。小鳥達が低く飛んで木から木へと鳴きながら飛びわたっている。木に止まると足元を突いている。虫を食べているのか。朝日で動物達は一般に目を覚ます。で、夏場の丁度6時半過ぎは朝食の時間帯なのかな、とふと思った。鳥は、羽ばたいたり鳴いたりで良く我々に認識されるが、「足元の」虫は見えない。でも鳥の挙動で虫がいることが分る。
何の鳥で、何の虫を食べているのか、具体的に知りたいと思いつつ、並木道を過ぎた。向こうに「戦艦」のような「イオン」が見えてきた。

岡田光正先生との会話

2007-06-23 | 生活描写と読書・観劇等の文化
先日の「西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」総会で、顧問の岡田光正先生に久しぶりでお会いした。岡田先生は、京大建築1952年(昭和27年旧制)卒で、阪大建築に「建築計画学」で長く勤められ、現在・阪大名誉教授である。私より一回り年上、喜寿になられたのではなかろうか。
会話(抄)私「先生、毎日の過ごし方はどういう風ですか?」岡田先生「サンデー毎日ですよ」私「いいですね。早くそうなりたいもの」岡田先生「そんなもの、何時でもできるじゃない 」私「・・・」
岡田先生「ところで、奈良女の住居学科の非常勤をしていたおかげで毎年、同窓会誌を送って貰ってるのは皆の動向がわかって嬉しいが、あの『第生会報』の「第生会」という謂れは?」私「亡くなられた花岡利昌先生が、同窓会をつくる時に名付け親になったと聞いています。第は聚楽第の第で、住まいという意味では・・、生は、そこに生きる、で住居のハードとソフトでは・・」岡田先生「ふーん、奈良だから、古事記とか万葉集に何か元があるのか、と思ったが・・」
奈良女・住居卒の皆さん、正確に「第生会(ていせいかい)とは?」について、訂正書いてくださいネ。

父の日

2007-06-18 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日は「父の日」だった。案の定、午前に名古屋にいる娘から電話がかかり、「父の日、おめでとう」とリップサービスがあった。まあ、「捕らぬ狸の皮算用」だが、来週の26日は、私の誕生日なので、まあ「まとめて」何かあるかもしれない。で、地域SNSのS.さんは、昨日、誕生日、父の日に還暦が重なって家族でお祝いして貰ったようだ。私としても60歳代の「仲間」になったので、S.さんにお祝いのメイルを送った。すぐに返事が返ってきた。我々が試行している地域SNSでは、トップページのスケジュール欄にマイフレンドの誕生日が表示されるので、お祝いが言いやすい。
今年度は、私としては、母方祖父の年齢(66歳)を追い越せるかな、ということ、家内との結婚40周年になること(来年3月)という節目の年でもある。

最近、憂鬱な理由

2007-06-18 | 生活描写と読書・観劇等の文化
最近、憂鬱な気分になっている。社会的に色々「憂鬱な」事件が起こることもあるけれど、自分自身としては、何となく体調がすぐれないことだ。前に人間ドックに行って、目の検査、耳の検査、心臓検査をするように言われたが、目しか終っていない。で、目は眼圧降下剤を毎日点眼して通常値を維持している。耳と心臓は、そのうち・・。他に歯が「駄目」で、まあ義歯がギシギシ言っている。夕べ風呂上りに体重を久しぶりにはかったら67.7kgで、半年前から3kg程減っている。39年ほど前の結婚前は、57kg位の「スマートさ」だったから、それに比べると重いのだが、50歳代から60歳代にかけては70kg前後で安定していたので、夕べは家内に「3kgほど体重が減ったよ」と言ったら「そう言えば、一寸ほっそりしてきたのかな・・」と言われた。食欲はあるので、もう少し食べても良いのかな・・。

郵政公社のEXPACK500の利用

2007-06-14 | 生活描写と読書・観劇等の文化
奈良女の住居学科卒業生の卒後20周年パーティに招待された返礼と言ったら何だが、私が奈良女時代に書いた「雑文(評論、エッセイ、挨拶等)集」と「つながりの豊かな地域居住・総論集」の2冊と最近の論考を、一昨日、今日と郵政公社のEXPACK500を利用して送った。結構重いので、「T.居住地」書斎でつくったものを今日は3回に分け6,4,4パックと計14パックを近くの郵便局に運んだ。で、最後の時、窓口の人が、「電話して頂ければお宅まで集めに行きますよ」と言われた。おいおい、それを早いこと言わんかい。と言う訳ですので、皆さん良く読まれて感想を下さいね。(写真は、EXPACK500の事例)

「火曜」はT.居住地に「通う」

2007-06-12 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日は火曜日で在宅日、午前に奈良の歯医者に行って、歯の「敗者」復活戦だ。今月末にもう一本インプラント手術するので、今日はその下均しだ。その後一寸、奈良女に寄り、郵便局で「500円小包パック」を買う。13時過ぎに「まぐろ小屋」で昼食。午後は、「T.居住地」に行く。『奈良、奈良女子大と私 1974年4月1日~2005年3月31日』および『つながりの豊かな地域居住』の二報告書を、土曜日に会った奈良女卒後20周年同期会メンバーに「500円小包パック」で送る準備、5パックを近くの郵便局に持っていく、結構重い。帰って残りの4パックをつくる。
まあ、今後、それこそ「火曜」はここに「通う」ことになるだろう。ここの整理、NPO活動の前進その他の活動のためである。

二階から水漏れ騒動

2007-06-11 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日、帰りに京都駅から家に電話すると、家内は「今日は午後にえらいことが起こった。二階の洗濯機からの排水管が詰まって排水が床に溢れて、それが天井から一階の玄関の間に滴り落ちたのよ」とのこと、直ぐに近所の業者を呼んで、何とか排水管が通じるようになったとのことだ。私は、今日は、家内の自動車ではなく歩いて帰ることにした。まあ、前から今年度は新築13年目なので「オーバーホール」だな、と言っているが、早くしなければ、と切に思った。二階に風呂や洗濯室をつくると、防水に絶えず気を使わないといけないことも分かった。

芸術セラピー

2007-06-06 | 生活描写と読書・観劇等の文化
何でも「セラピー」が付くと、そのことが「癒し」になるそうな。アロマセラピー、物づくりセラピー、お笑いセラピーなどはまあ分る。でも芸術セラピーなどと聞くと、おいおい等と思ってしまう。今日、同僚の何人かと喋っていて、「どうも最近、気持ちに余裕がなくて展覧会にも音楽会にも行けていない」と聞いて、同様だな、と思った。知り合いのHIROさんなんかは中部地方から奥さんと土曜日に東京に行って展覧会の「はしご」をしている様子がホームページに書いてある。ル・コルビュジェ生誕120周年記念展にも行ったようだが、私も9月までには行って見たいと思うが、気持ち、時間そして金に「余裕」がない感じだ。まあ、同じ「ジパング倶楽部」員の家内を誘ってみよう。彼女は、名古屋の娘の末っ子(男の子=孫)の世話に絡んで、良く名古屋に行っているが・・。でも他にその癒しかどうか分らないが、高校時代の友人達と最北端の礼文島に花のスケッチ旅行に数泊行っている。男は、高校の同級生と余りそういう関係にならない感じ。仕方なく家でCDで音楽(芸術)セラピーに励んでいる。

石田昭夫さんの『雑文集』を見る

2007-06-02 | 生活描写と読書・観劇等の文化
日本科学者会議北海道支部におられた石田昭夫さんの『石田昭夫の雑文集(第一号、第二号)』を送ってもらい、少し読んだ。石田さんは1927年千葉県生まれ、東京、宇都宮で成長、北大農学部1948年卒、北海道水産技師を経由して農水省技官、農学博士、1987年に定年退官、2007年(今年)3月30日に肺がんのため逝去、享年80歳だった。で、少し読んで驚いた。家政学、暮らし方に極めて高い関心を抱いておられ、自らも実践しておれれたということだ。で、細切れの家政学、家庭科教育に不満を投げかけておられる。例えば、一寸How to になるかもしれないが、炊事におけるガスコンロの使い方を自らの実践に基づいて説得的に紹介しておられる。コックのついた連続的にゼロから徐々に火力をあげれるコンロを推奨、味噌汁を作るときでも、湯が沸騰したら、最小の蛍火にすることを勧めている。料理番組では、ぐらぐら沸騰を続けていると言う。エネルギーの無駄遣いであるとともに湯も減ってしまうとのことだ。そう言えばそうだな、と思う。茶碗を洗うときもちょろちょろ水で良い。家の中では裸足が良い等々。読めば読むほど「ふむふむ」となる。
次の所に申し込めば残部あれば送ってもらえる。札幌市北区北七条西一丁目1-11パームハイツ札幌201 日本科学者会議北海道支部

孫三人でマゴマゴマゴ

2007-05-30 | 生活描写と読書・観劇等の文化
私は下に2歳違いの妹との二人(兄妹)で育った。私達夫婦には一人娘がいて、そして孫が一人先だって生まれて、男女男と三人となった。で、私は今まで三人の子ども(兄妹弟)の育ち方は体験していない。家内(妻)も上に4人の兄を持つ末っ子で、やはり孫達とのパターンが違う。だから一寸本当にマゴマゴを通り越えている。勿論、娘も初体験、娘の連れ合いも姉二人の末っ子でパターンが違う。で、皆がマゴマゴマゴしている感じなのだ。昨日、孫の一番上の男の子が11歳の誕生日を迎え、もう来年は小6である。孫は全体として成長するのに対して、祖父母の我々は、肉体的には下り坂、少しでも「若く」保とうとして「まごこはやさしいよ」のまごならぬゴマも食べようとしている今日この頃です。