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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

私の考え出した言葉(1)居住地人間

2005-07-12 | 私の考え出した言葉
40年近く色々考え書いてくると、後から「あれはヒットかな」という造語も出てくる。それらも追い追い紹介して皆さんの感想を伺いたい。最初に出した「居住地人間」は、15年ほど前に初めて言ったのではないか。未だ50歳になっていなかったと思うが、京大建築の同窓会誌に「会社人間から居住地人間へ」といったタイトルで書いたと思う。会社定年まで後10年位と考えると、その後は、一般的には年金生活で「居住地人間」とならざるをえない。しかし会社しか知らない仕事人間から突然「居住地人間」になると、前後左右が分らず、それこそ居住地に激突してしまう。軟着陸するには、10年ほどかけて居住地に親しみ溶け込み居住地人間にならないと・・、といった趣旨だった。思い出したが、これを金大附属高校の同期誌にも「転載」した。だから、京大建築、金大附属のクラスメートは覚えていてくれるのではないか。雑誌『群居』の20号(1989年4月)に「居住地人間の住まい」として「あじろぎ横丁」と「Uコート」を紹介している。その後、専門的な論文にも援用したことがある。今や私も気分は居住地人間だが、ここ10年の準備が十分だったかと聞かれると、ノンである。
ただ、Yahoo検索でも「会社人間」は無数に出てくるのに、「居住地人間」は3件しか出てこないし、きちんと続きで「居住地人間」というのはない。辞書では皆無だ。これも又「広辞苑」に言ってみようかな・・。そして実質化していこう!

まちづくり四十七士、県土づくりThousand leavesの会

2005-07-06 | 私の考え出した言葉
金沢の兼六園、兼六タウン構想という数字の「六」が出たついでに、他に提案したことのある数字について紹介する。ある時、赤穂市に頼まれてまちづくりに関する講演に行ったことがある。それでピンときたと思うが、講演の最後に赤穂は「忠臣蔵四十七士」の町だから、色々な人たち47人市民を集めて「まちづくり四十七士委員会」をつくったらどうか、と提案したことがある。次は、千葉大学教授の延藤安弘さんを奈良女子大の大学院の特別講師に招いた時の懇親会の席、千葉県の地域づくり県民の会をつくるのなら、「千葉」という位だから「thousand leaves」の会(千人の会)はどうか、と言ってみたことがある。二つとも、その後、出来たとは聞いていない。そうだろうな。