ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.3.28 今年度最後の出勤日、執念の写真館撮影

2014-03-28 22:53:15 | 日記
 昨日の寒さが嘘のように、今日は暖かな春の日になった。縮こまっていた桜の蕾も一気に膨らむ、うららかな陽気だ。
 
 昨夕は、帰宅後、肝心の息子不在の中、ようやく最後の段ボールに荷物を詰め込み終わった。半ば放心状態の母(私)である。
 夫曰く、自分が大学入学で家を出る時には、親は「行けばなんとかなる」と殆ど何も持たせてくれなかったなあ、とポツリ。まあ、あれもこれも・・・いや、それもあった方がいいかも、と自分たちの心配を少しでも払拭したいがために詰め込んでいるような気がする。
 当事者である息子は、先日、晴明神社で頂いた「向上守り」と「勝ち守り」をお土産に、お友達と繁華街のカラオケボックスへ。昼からフリータイムで6時間ぶっ続けで歌い続けたという。ボックスを出てからも離れがたかったのか、8時には帰宅予定といいつつ、「これから帰る」とLINE連絡があったのがその一時間後。

 今日の昼は、3月末で退職する方と学内レストランでランチをした後、午後は新入生に配布する書類等の袋詰め作業で缶詰に。例年の力仕事だ。
 そして夕方、仕事が退けてから美容院で3人集合。カットをした後、予約してあった入学記念の家族写真を撮ることに。
 なにぶん息子は生まれて初めてスーツを着るわけで、夫にあれこれ言われながら、ネクタイを締める練習だけはしていたけれど、昨夜、支度をさせてみると、はて、どれをどうしていいのか分からない模様・・・。見かねた夫が手取り足とり教えてとりあえず着てはみたものの、鏡を見に行った息子がいないところで、夫は首を傾げて「なんであんなに格好悪いんだろう・・・」と一言。うーん、着慣れていないのは仕方ないけれど、なんだか全くしっくりこないのである。

 いずれにしても、入学式当日にぶっつけ本番で着ていくのではなく(その日、息子は既に下宿に越しているから、自分独りで身支度をしなければならない。私たちは下宿までピックアップに行き、一緒に大学に向かう予定。)、この忙しくもヨレヨレの中、執念(!?)で家族写真撮影の予約を入れたことは、スーツ着用訓練という意味でも良かったのだろうとポジティヴに考えることにした。

 美容院では、16時間もの脳腫瘍の手術から無事生還し、今月から職場復帰した息子の担当のMさんに再会。今日は私の担当のSさんがお休みだったため、私もMさんにカットしてもらう。これまでの御礼と復帰祝いにと心ばかりのお菓子をお渡しして、息子はツーショットの写真撮影をしてきた。次回は夏の帰省時に伺います、と約束して。

 写真館では、まず息子が1人で数ポーズ撮った後、3人で1ポーズ。思えばこの写真館とのお付き合いも、誕生して100か日で撮影したのが始まりだった。それがこうして18歳になり、大学入学を機に家から巣立つ記念なのだと思うと、本当に感慨深いものがある。
 
 そんなわけで、本日で今年度の勤務も終わり。いよいよ明後日は引越しだ。翌日も荷物の搬入等があり、月が変わって1日が入学式。
 気さえ張っていれば風邪もひかない、と思っていたがそうもいかず。葛根湯は飲んでいるけれど、喉の痛み、くしゃみ、鼻水、鼻声・・・とすっかり風邪ひき状態である。とにかくこれ以上酷くしないようにしなくては・・・。

次に出勤するのは4月2日。アタフタしているうちに、職場では新しい年度の始まり、既に新しい顔ぶれが座っているわけである。


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