ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.3.21 三連休初日、春浅き古都は大混雑

2014-03-21 21:44:53 | 
 昨夜はパッキングやら何やらで、ベッドに入ったのは日付が変わってから。
 その後も何やら興奮していたようで、寝付かれず。気づけばあっという間に起きる時間になった。
 
 洗濯機を回して朝食を済ませたらもう出かける時間。いつもお世話になっている病院の最寄り駅から新幹線に乗り込む。満席である。
 入学のお祝い太りで懐具合が温かい息子が、気前のいいことに、私の好きなペットボトルのお茶を買ってくれた。我が家恒例の車内販売アイスクリームを頂いているうちに、あっという間に2時間が経って京都駅に到着。京都は、昨年3月初めにMさんにご案内頂いてから1年ぶり。あの時、天満宮様の梯子はしたけれど、まさかその1年後に、息子がほかでもないこの古都の街に呼んで頂くことになるとはゆめゆめ思わなかった。

 降り立った途端、あまりの人出に圧倒される。三連休初日、春休みの始まりでもある。どこを見ても人、人、人、である。バス1日乗車券を2日分買い込み、駅ビルで昼食を摂ろうと思ったがとんでもない。どこもかしこも長蛇の列。そして、突然雨が降り出してびっくり。そういえば去年、Mさんが、この時期は一日のうちに色々な天気が全部ありますよ、とおっしゃっていたことを思い出す。
 傘も持たず、濡れては困ると駅地下街に降りるも、昨日リニューアルオープンしたばかりとのことで、これまた人、人、人。諦めて、とりあえずホテルまで行って荷物を預けることにして、バスに乗る。混雑しているし、よく揺れるしで、痛む足を踏まれたらどうしよう・・・ばかり考えている。朝のロキソニンと抗生剤と緩いロングブーツを履いているおかげで、どこかにぶつけたりしない限りは痛みが治まっていたが、緊張して立っているとぐったり疲れてしまう。挙句の果ては、夫がバスを降りたのに気付かず、息子と私はあわてて次のバス停で降り、バックするというアクシデントもあり、前途多難な弥次喜多道中、これからどうなるものやら、である。
 チェックイン前にホテル近くの食堂で昼食。お彼岸ということで、デザートはおはぎである。

 体勢を立て直し、まずは、息子の入学予定の大学を訪れようとしたところ、霙かあられと見紛う雪が舞い出した。新幹線の車窓からは美しい富士山を堪能できたというのに、なんと変わりやすいお天気だろう。
 混雑と渋滞で、バスで小一時間かかって大学の正門前に到着。おりしも今日は学位授与式ということで、正装し、花束などを抱えた沢山の学生さんたちで溢れている。突然、パラパラと雨や雪が舞うので、振り袖や袴姿の女子学生たちにとっては受難のお天気だ。賑やかなキャンパス風景を見せて頂き、4月の入学式会場や自分の学部棟を確認したり、生協食堂のメニューを覗いたり、購買でポストカードを購入したりしているうちに閉店の時間になった。ああ、息子はこれから4年間、このキャンパスに通うのだなあ、と改めて感慨にふける。
 
 帰りは、正門前始発のバスだというのに大混雑。立錐の余地もなくステップに立つ人もいる状況で出発し、いくつものバス停で、待っている人たちを置き去りにして走り続ける。途中、このあたりで一番大きなショッピングセンター前で下車して、通学で使う予定の自転車やら、電化製品やらを下見。そのまま北野天満宮まで足を延ばしたが、残念ながら閉門時間ということで、目の前で閉められてしまった。隣接する梅園はちょうど見頃、昨年の3月初めに訪れた時は、突如吹雪き始めた中で、かじかむ手で合格祈願の絵馬を書いたのだった。そして、雪を被った梅はまだ1分咲きだったことを思い出す。お礼参りはまた明日以降ということにして繁華街まで戻った。

 それにしても、あと10日で4月だというのに本当に寒い。体感気温的には真冬だ。風が体に突き刺すようだ。今、風邪をひいては大変、とアツアツの夕食をたっぷり頂き、ホテルに戻った。
 一日靴を履きっぱなしだったので、無口になるほど疲労困憊。この爪の状況では、いくら足が疲れたとはいってもリフレクソロジーをしてもらうわけにもいかない。早めにゆっくり入浴して明日に備えたい。

 明日午前中はいよいよ下宿先の下見だ。部屋の状況を確認した後、もろもろの買い物の手配等、やることは満載。観光ではなく生活の場となる京都の街。今回、これまでとは全く違った顔を見せてもらっているような気がする。

コメント (3)
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