ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.3.17 戻って来てくれて有難う・・・失くしもの続く

2014-03-17 20:32:15 | 日記
 先日、年度末仕事や息子の引っ越し関連の準備でオーバーフローしている私の大失態について記事にしておきたい、と書いた。今日は恥ずかしながら、その話題だ。

 私はそもそもとてもエコで(薬の効きも少量で効きすぎるほど!)モノ持ちが良い。夫曰く“捨てないで貯め込む”性癖があるので(仕事の書類に関しては結構大胆に捨てられるのだけれど)、身の回りには、かなり昔のものも壊さず失くさず、ちゃーんと鎮座ましましている。けれど、今回、立て続けに色々な物を雲隠れさせてしまった。

 一番ショックだったのは、長い間失くしたことに全く気づきもしなかったことだ。
 先週の日曜日、都心で行われた、息子の進学予定の大学の下宿生交流会に出向いた日。パソコンやスマホの新調のために大型電気店に寄ったところ、商品引き取りまで延々21時過ぎ迄かかり、腹ペコのヨレヨレで、駅直結のレストランで最後の客となって食事を済ませて帰宅した、と書いた。

 一昨日の土曜日、実家の両親との食事会で写真を撮らなければ、とバックの中のデジカメを探した。が、ないのだ。
 夫が買ってくれたごくごく薄手で軽いコンパクトデジカメ。本当に軽いのでいつもバックに入れているが、重さを意識したことはない。なので、いつもはバックに入っているか、不要な日にはテレビラックに置いているかどちらかなのだけれど、どこを探しても、ない。
 一体どこに置いてきたのか・・・と、青くなって記憶を辿ったところ、先週の日曜日に、レストランのテーブルに置いてきたとしか考えられなかった。その後、月曜日から金曜日まではずっと仕事で、写真を撮るようなタイミングが全くなかったので。

 間違いなくあのレストラン街にあるお店に置き忘れたのだ、と慌てて電話をした。すると忙しかったのか「こちらでは保管をすることが出来ないので、遺失物サービスセンターに引き継ぎました。代表電話からそちらにかけ直してください。」というツレないお返事。
 改めて代表電話からセンターに取り次いでもらう。かくかくしかじかで・・・とカメラの特徴を話すと、メーカーはどこでしょう、と聞かれる。答えたところ、しばらくして「おそらくお客様のものと思われるものがありました。が、あいにく昨日、所轄警察の遺失物担当に引き渡してしまいまして・・・」と。
 警察は土日祝日がお休みだから、最短でも連絡が取れるのは週明けの月曜日、とのこと。が、特徴を聞けば間違いなく紛失したカメラに間違いはなさそう、ということがわかったので、とりあえずほっとした。
 こんなことを仕出かすとは、我ながら相当焼きが入っている・・・とガックリだ。

 そして今日、職場に行くついでに夫に出向いて引き取ってもらい、無事に手元に戻って来てくれた次第。
 先月参加したヨガリトリートの旅やら何やら、いろいろな思い出の詰まったSDカードが抜かれたりしていなくて本当に良かった。最悪、モノ自体は買い直せるけれど、思い出の画像は二度と手に入らない。
 そのことは、3年前に夫が電車の網棚に、デジカメやアーミーナイフ、家の鍵等が入っていたバックを置き忘れた時(何度も問い合わせたけれど、結局、何一つ出てこなかった。)にも、10年以上前に、ロンドンのファストフード店で、ジプシー風の二人連れに、夫が椅子の上に置いたままのビデオカメラを持って行かれた時(夫は喫煙のために-当時はまだ禁煙出来ていなかった!―その場に居合わせず、私は“マネー、マネー”とにじり寄って来る男たちの前で、余りの怖さに息子を守るだけで必死だった。)も、嫌と言うほど味わっているのに、である。

 すっかりしょげてしまった。これは本当に気ばかり急いて注意力散漫になっている証拠だ。なんとか今回は追跡して取り戻す事が出来たけれど・・・。
 これだけではない。カフェでアクセサリーを落としてきてしまったり(当日帰宅した時に気づき、これまた記憶を辿って、翌日電話をし、翌々日無事に受け取りに行ってきた。)、お気に入りの小物が雲隠れしてしまったり(あちこち探したが見つからず、2日後にようやくバックの隙間から出てきてくれて良かった良かったと思っていた。が、さらに間抜けなことに、なぜか昨日から再び行方不明になっている(涙)。

 それもこれも、夫に言わせれば「物の多さが管理のスパンを超えている!」からだそうだ。
 息子が家を出て生活が少し落ち着いたら、根本的に大掃除!と心に決めている。

 そしてまた新しい1週間が始まった。
 相変わらず左親指の爪囲炎が酷い。再び膿んでしまって、爪と生え際の間から出血している。当たると痛くて涙が出る。気付けば足を引きずって歩いているから反対側が腰痛にもなるし、足もよく攣る。夫や息子には「今、私を倒そうと思ったら、ちょっと足先を蹴るだけ大丈夫だから!」と言っているほど。包帯でカバーしてから靴を履いているけれど、今履けるのは緩めのロングブーツだけ。親指の外側だから、普通のパンプスではどうしても炎症を起こしている部分に当たってしまい、困っている。
 手指先の爪の脇も塞がったと思うとまたあちこち切れてきて、痛い。パソコン仕事や水仕事では手袋必須だ。そろそろ綿手袋卒業かと思っていたのだが、当分駄目そう。そもそも手足症候群ではなく爪囲炎は、抗がん剤ゼローダではなく分子標的治療薬タイケルブの副作用なのだということに気づいて、これまたしょんぼり。
 手足の湿疹は見えないからノープロブレム。顔の湿疹も気にし始めれば気になってしまうが、仕事をしていれば鏡を見なくても済んでしまうのがお慰みなのかもしれない。

 
コメント (4)
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