ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.3.23-24 連休最終日、御礼詣り完了、灯台下暗し・・・そしてヨレヨレの週初め

2014-03-24 21:22:34 | 
 京都最終日。目覚ましはかけたが、体が重い。うじうじとベッドにいた後、浴槽足湯で暖まってから足爪のケア。内服及び塗り薬の抗生剤とロキソニンのおかげで、腫れと痛みが大分引いている。それでも相変わらず肉芽腫は出来たまま。膿が出て熱を持っていないだけ確実に良くなっているのだろう。

 相変わらずの高いびき、寝坊助息子を叩き起こして、レストランへ降りる。昨日よりも30分近く遅かったせいか、今日が日曜日のせいか、大分混雑している。今日も朝食とは思えないほどたっぷりガッツリ頂く。

 部屋に戻ってパッキングを終えた後、10時過ぎにチェックアウト。
 今日は帰りの新幹線までの限られた時間を最大限有効に使うため、バスは止めてタクシーで動くことにする。

 まずは一昨日、到着と同時に閉門になってしまった北野天満宮に御礼詣り。一昨日と打って変わって天気が良く暖かい。青空のもと、満開の紅白の梅がとても美しく映えている。
 参道で写真を撮り、本殿でお参りをした後、息子はお小遣いで絵馬を2枚買う。1枚は自分の分で「合格御礼 ○○大学 ○○学部 ○○○○ 18歳」と、そして残念乍ら“第一志望は譲れない!”と浪人を決めたお友達2人のために「志望大学合格祈願 ○○○○、○○○○ 18歳」と毛筆で。筆が悪くて書きにくいと偉そうに文句を垂れつつも、真剣である。ここでは今を遡る10年前の大晦日、日付が変わる頃に「人のお話を良く聴けますように、○○○○ 7歳」と書いたのだった。
 そして、自分の札は4月早々に焚き上げされる場所に、お友達の分は4月以降までそのままかけて頂ける場所にかけてくる。この様子をしっかりスマホで撮影して、その場でお友達にLINEで報告。そして、自分が1年間身に付けていたお守りを納めてきた。

 続いて錦天満宮まで移動。ここは商店街に面した天満宮なので、入口まで車は入れない。一番近い通りで降ろして頂く。この街のタクシーの運転手さんはどなたも皆とても親切だし、京都検定なるものがあるようで、いろいろ良く勉強されている。会話が途切れることがない。
 昨年、私は “個人情報保護版絵馬”ともいえる“大願梅”(願い事を書いた紙を丸い形をした木の中に詰めてから吊るすので、外からは見えない。)に「志望大学現役合格」と書いた。その御礼をしたところ、今度は夫が同じように“大願梅”に願を書いてきた。欲張りなことに、息子の4年間の無事と、私の治療奏功と、自分の無事の家族全員の3つの願を。

 これにて今回の旅のミッション・御礼詣りも無事完了した。その足で昨年同様、錦市場をダッチロールしながら、繁華街まで散策。
 早くもランチの時間になる。あれだけ朝食を沢山頂いたのに、2人は「空腹だ~」と五月蠅い。しぶしぶレストランに入る。私はここ数日、ずっとご馳走続きで大分胃が疲れてきている。それでも活動量が激しいせいか、気付けばよくお腹に入る。

 食事が終わり、帰りの新幹線まであと2時間ほどになったが、これ以上どこかに行く元気もなく、ホテルまで戻る途中カフェでお茶。
 ホテルに戻って後1時間半。預けた荷物を受け取ってタクシーで駅に向かった。
 駅ビルの屋上からの見晴らしがいいと聞いていたから、行ってみた。ポカポカ陽気の中、家族連れがピクニックをしている雰囲気だ。
 上から街を見渡して、あの辺りが大学であの辺りが下宿か、と思う。

 みどりの窓口で回数券を購入し、来週の往復の指定席を5枚とる。3人で往復すれば一回でなくなってしまう6枚綴りだが、次回は息子が片道切符。余った1枚の有効期限は7月2日迄。その頃、もう一度行くのかな、とぼんやりと思う。

 帰りの新幹線は定刻に発車。それにしても、2分ないし3分間隔で次々に発車するのだから、山手線も真っ青の過密スケジュールだ。そして、ひとたび乗ってしまえば2時間弱。ちょっぴりウトウトしながらも、薄いエッセイを1冊読めた。

 定刻に到着して、乗換駅の駅ビルで少し早目の夕食を摂り、最寄駅迄戻る。
 駅前のスーパーで最低限の食料品を買うと、夫がカーペット等を見て帰ろうと言う。荷物もあるし、もうぐったりだし、気乗りがしなかったのだが、頑張って行ってみることに。

 なるほど、慣れない京都のお店に比べ、どこに何があるか分かっているし、品揃えも豊富。ちょうど新生活収納品フェアも開催中。が、果たして配送費用はどれだけかかるやら、とためしに聞いてみるとびっくりするほどのリーズナブルな値段。これは・・・と思って本格的に物色を始めた。
 それにしても灯台下暗しとはこのことだ。結局、この際あれもこれも・・・と現地で調達予定のものが殆ど用意出来てしまった。慌ててバスやタクシーを乗り継いで現地で買った加湿空気清浄機も、こちらの方がずっとリーズナブルだった、とちょっと脱力。
 ここまで揃えておけば、来週の引っ越しで調達するものはこまごましたものばかり。大分気持ちが楽になった。それにしても、家具付きでこの大変さ。一から全て準備するとなったらどれほど大変なことだろう、と気が遠くなる。

 そんなこんなで、帰宅したのは予定より大分遅くなってしまった。
 それでもキャリーケースからは汚れ物がたっぷり。仕方なく1度洗濯機を回し、さらに大学生協から届いていた通知では、自転車の申込期限も迫っているということでその手配も。気付けばあっという間に日付が変わってしまった。
 ああ、こんな状況で明日から5日間働くなんて・・・。

 そして今朝。さすがに起きるのが辛い。とはいえ、世間は週の初め、月曜日だ。
 体に鞭打って出勤。一日家にいる息子には、郵便局での振り込みや身の回り品を送る段ボールの調達等、いくつかのミッションを課して出かける。

 早くも週後半の疲れ具合だ。年度末、来年度の印刷物やら何やらの納品もあり、午前中から力仕事が続いた。ようやく少し手指先の切れ具合が治ってきたところ、また切れてしまうと、とハラハラドキドキしながら手袋で作業を続ける。

 午後には来年度の人事異動の内示があった。
 また首の皮一枚で残留させて頂けることなった。これで異動だったら一体どれだけストレスが大きかったか・・・31日、1日を連続休暇等とてもではなかった、と思う。本当に有難いことである。
コメント
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