今日は朝の連続テレビ小説を見た後、バイキングの朝食。さすがに京都らしいメニューに目が奪われ、朝から湯豆腐まで頂いてしまう。
ホテルのシャトルバスで京都駅まで送ってもらい、JR奈良線に乗って隣駅の東福寺へ。ここで京阪線に乗り換えて出町柳へ。息子の希望で叡山電鉄鞍馬線に乗り鞍馬まで出向いた。
ご存知牛若丸伝承説話の地、鞍馬天狗の伝説で有名な鞍馬寺参拝の入り口だ。駅前には大きな天狗の面がでんと構えてお出迎え。牛若丸、鞍馬天狗の写真撮影が出来るようになっている。途中、車内でも標高が上がってきたのがわかるほど、ぐっと冷えてくる。紅葉の時期はさぞや美しかっただろうが、山のてっぺんはうっすらと雪化粧だ。やはり寒い。石段を上がって、受付所である仁王門へ。ここにはお寺が経営するケーブルカーがあり、山門駅から多宝塔駅まで5分ほどで「牛若号」が急な傾斜を上ってくれる。施設維持費をお納めすると、ケーブルカーの片道利用券になっている参拝記念の花びらを模した紙片が頂ける。裏には「今日ただいま生きていることの喜び ありがたいと思う心が 今日のしあわせ」とある。本当にそうだ、と思う。
雪解け水が木から建物から垂れてきて、あっという間に頭が濡れてしまう。息子の野球帽を借りてしのいだ。この後、本堂まで山道を歩くのは体力的にも日程的にも無理なので、多宝塔のみお参りして、参道で小さい天狗のお面やおやつの栃餅等を買って駅まで戻る。
同じ行程で出町柳まで戻る。帰りは人気の900系「きらら」号に乗ることが出来て、息子はご満悦。大きな窓で椅子がラブチェアーのように車窓と並行に並んでおり、沿線の移り変わる景色を満喫出来るリゾート仕様だ。
出町柳からは夫の希望で下鴨神社参拝へ。糺(ただす)の森を散策しながら境内へ向かう。人出は少なくひっそりとしていたが、まだ名残の紅葉を楽しむことが出来た。途中、河合神社でもお参り。ここは日本第一の美麗神だそうで、絵馬の形は手鏡だ。さすがに女性ばかりの参拝客だった。せっかくだから・・・とお賽銭を投げ入れたら、何と弾き返されて戻ってきた。こんなこともあるのだろうか、門前払いなのかなんなのか、いずれにしても夫と息子から「お賽銭を入れて戻ってきた人は初めて見た。」とからかわれる。
神社本殿ではそれぞれの干支の前でお参りを済ませ、遅い昼食は鯖寿司のお店で。
本当なら、体力温存のために移動にはタクシーを利用したいところだが、鉄男の息子に付き合っていると、とにかくいろいろな電車に乗りたいものだから、1駅、2駅など短い区間で乗り換えに次ぐ乗り換え。階段やエスカレーターの上り下りでかなり消耗してしまう。
再び京阪鴨東線で三条まで戻り、地下鉄東西線で太秦天神川へ、ここから京福電鉄嵐山線に乗り換えて今回の旅行で唯一の私の希望である太秦廣隆寺へ参拝。
私はこの弥勒菩薩半跏思惟像が本当に好きだ。一切衆生をいかにして救おうかと考えているお姿を現しているという弥勒菩薩様は、中学時代に美術の教科書で初めて見た時からずっとファン。アルカイックスマイルの小さな仏様だが、時間が許せばいつまででも拝見していたい感じなのだ。
夫と息子は中学受験終了後にも京都を訪れているが、その時2人で初めてここを参拝している。私が行けなかったから御守を買ってきてくれたが、実際これほど小さい仏様だとは思わなかったようで、拍子抜けした、と言っていた。別に大きいことはいいことだ、ではないのだが。
私も実際に訪れたのは独身時代以来なので、かなり記憶があやふやだった。弥勒菩薩像の前は畳の小上がりになっていて、あらゆる悩みや苦しみをお救いくださり、正しい道へとお導き下さる慈悲の仏様のお顔を静かに拝見することが出来た。かなり長いこと見つめていたが、夫と息子は私のその姿を見て何か感じたらしく、急かすこともせず、おかげで気のすむまで座っていることが出来て、本当に有難かった。
出口付近で聖徳太子の護摩木があったので、3人揃って1本ずつお納めしてきた。夫は「お母さんが長生きで、○○(息子の名前)が勉強する、○○(自分の名前)も健康で」と、私は「病気不変が続き、家内安全でありますよう」、息子は「東北の方たちに春が訪れますように」と。
本日の日程、私はこれにて終了。3人でタクシーに乗ってホテルまで戻り、2人は態勢を立て直してまた出かけた。息子は京都駅で各種電車の撮影をするために、夫は夕刻の暮れなずむ伏見稲荷を見たいと。
そして、イブのディナーは、8年前の旅行の時に、夕食に訪れてとても美味しかった京野菜フレンチのお店で。クリスマス限定ディナーを予約済みだったので、2人とはそのお店で予約時間に合流。街中はネオンもなく暗かったが、このレストランがある新風館という施設に入ると、クリスマスイルミネーションが素晴らしく美しかった。そういえば去年の今日はススキノで熱々のラーメンがディナーだったっけ・・・。
どこが無理しない日程なのか・・・。気づけばへとへとであるが、明日はゆっくり起きて、チェックインの後、目的地は1か所だけ、帰京の途につく。
ホテルのシャトルバスで京都駅まで送ってもらい、JR奈良線に乗って隣駅の東福寺へ。ここで京阪線に乗り換えて出町柳へ。息子の希望で叡山電鉄鞍馬線に乗り鞍馬まで出向いた。
ご存知牛若丸伝承説話の地、鞍馬天狗の伝説で有名な鞍馬寺参拝の入り口だ。駅前には大きな天狗の面がでんと構えてお出迎え。牛若丸、鞍馬天狗の写真撮影が出来るようになっている。途中、車内でも標高が上がってきたのがわかるほど、ぐっと冷えてくる。紅葉の時期はさぞや美しかっただろうが、山のてっぺんはうっすらと雪化粧だ。やはり寒い。石段を上がって、受付所である仁王門へ。ここにはお寺が経営するケーブルカーがあり、山門駅から多宝塔駅まで5分ほどで「牛若号」が急な傾斜を上ってくれる。施設維持費をお納めすると、ケーブルカーの片道利用券になっている参拝記念の花びらを模した紙片が頂ける。裏には「今日ただいま生きていることの喜び ありがたいと思う心が 今日のしあわせ」とある。本当にそうだ、と思う。
雪解け水が木から建物から垂れてきて、あっという間に頭が濡れてしまう。息子の野球帽を借りてしのいだ。この後、本堂まで山道を歩くのは体力的にも日程的にも無理なので、多宝塔のみお参りして、参道で小さい天狗のお面やおやつの栃餅等を買って駅まで戻る。
同じ行程で出町柳まで戻る。帰りは人気の900系「きらら」号に乗ることが出来て、息子はご満悦。大きな窓で椅子がラブチェアーのように車窓と並行に並んでおり、沿線の移り変わる景色を満喫出来るリゾート仕様だ。
出町柳からは夫の希望で下鴨神社参拝へ。糺(ただす)の森を散策しながら境内へ向かう。人出は少なくひっそりとしていたが、まだ名残の紅葉を楽しむことが出来た。途中、河合神社でもお参り。ここは日本第一の美麗神だそうで、絵馬の形は手鏡だ。さすがに女性ばかりの参拝客だった。せっかくだから・・・とお賽銭を投げ入れたら、何と弾き返されて戻ってきた。こんなこともあるのだろうか、門前払いなのかなんなのか、いずれにしても夫と息子から「お賽銭を入れて戻ってきた人は初めて見た。」とからかわれる。
神社本殿ではそれぞれの干支の前でお参りを済ませ、遅い昼食は鯖寿司のお店で。
本当なら、体力温存のために移動にはタクシーを利用したいところだが、鉄男の息子に付き合っていると、とにかくいろいろな電車に乗りたいものだから、1駅、2駅など短い区間で乗り換えに次ぐ乗り換え。階段やエスカレーターの上り下りでかなり消耗してしまう。
再び京阪鴨東線で三条まで戻り、地下鉄東西線で太秦天神川へ、ここから京福電鉄嵐山線に乗り換えて今回の旅行で唯一の私の希望である太秦廣隆寺へ参拝。
私はこの弥勒菩薩半跏思惟像が本当に好きだ。一切衆生をいかにして救おうかと考えているお姿を現しているという弥勒菩薩様は、中学時代に美術の教科書で初めて見た時からずっとファン。アルカイックスマイルの小さな仏様だが、時間が許せばいつまででも拝見していたい感じなのだ。
夫と息子は中学受験終了後にも京都を訪れているが、その時2人で初めてここを参拝している。私が行けなかったから御守を買ってきてくれたが、実際これほど小さい仏様だとは思わなかったようで、拍子抜けした、と言っていた。別に大きいことはいいことだ、ではないのだが。
私も実際に訪れたのは独身時代以来なので、かなり記憶があやふやだった。弥勒菩薩像の前は畳の小上がりになっていて、あらゆる悩みや苦しみをお救いくださり、正しい道へとお導き下さる慈悲の仏様のお顔を静かに拝見することが出来た。かなり長いこと見つめていたが、夫と息子は私のその姿を見て何か感じたらしく、急かすこともせず、おかげで気のすむまで座っていることが出来て、本当に有難かった。
出口付近で聖徳太子の護摩木があったので、3人揃って1本ずつお納めしてきた。夫は「お母さんが長生きで、○○(息子の名前)が勉強する、○○(自分の名前)も健康で」と、私は「病気不変が続き、家内安全でありますよう」、息子は「東北の方たちに春が訪れますように」と。
本日の日程、私はこれにて終了。3人でタクシーに乗ってホテルまで戻り、2人は態勢を立て直してまた出かけた。息子は京都駅で各種電車の撮影をするために、夫は夕刻の暮れなずむ伏見稲荷を見たいと。
そして、イブのディナーは、8年前の旅行の時に、夕食に訪れてとても美味しかった京野菜フレンチのお店で。クリスマス限定ディナーを予約済みだったので、2人とはそのお店で予約時間に合流。街中はネオンもなく暗かったが、このレストランがある新風館という施設に入ると、クリスマスイルミネーションが素晴らしく美しかった。そういえば去年の今日はススキノで熱々のラーメンがディナーだったっけ・・・。
どこが無理しない日程なのか・・・。気づけばへとへとであるが、明日はゆっくり起きて、チェックインの後、目的地は1か所だけ、帰京の途につく。