ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.12.2 寒い日に思う

2011-12-02 21:17:12 | 日記
 今朝も冷え込んだ。朝から霙のような雨。6時になってもまだ真っ暗で、ベッドから起き上がるのにだんだん気合いが必要になってきている。
 出かける時に玄関で、待てよ・・・と思ってもう一枚着足したのが、正解な1日だった。周りにはコートが脱げずに仕事をしている面々もいた。

 出勤した時の職場の気温は、机上の温度計(夏の節電の時に職場で配給されたもの)によると15度ちょっと。9時を過ぎてだんだんと職員が集まってくるにつれて、18度くらいになった。皆の体温で冬を乗り切れ、という感じだろうか。ようやく10時半頃に設定どおりの20度に達したが、足元は17,8度がせいぜいだ。
 給湯器のスイッチも元栓から切られているので、お湯も水から沸かさないといけない。今日などは水が氷のように冷たい。

 さて、あっという間に師走となり、ふとカレンダーを見れば、今月の出勤日数は通院日を除けばあと13日ほどだ。
 夫は、来週早々から忘年会が連ちゃんだ。今のところは5回だそうだが、その後、飛び込み等でもお約束は増えるだろうから、実際のところいったい何度年を忘れるのかは定かではない。私はと言えば、ここ数年来、夜のお付き合いは申し訳ないけれどご遠慮させて頂いているので、月例の昼食会が1回あるだけだ。

 年賀状の印刷も明日には仕上がってくる予定だ。
 それよりも先にクリスマスカードの準備もしなくては。息子も、今年はカナダのホストファミリーに出すことになるだろう。
 この一年は、数年ぶり、十数年ぶりどころか四半世紀以上ぶりの友人たちと奇しくも再会を果たすことが叶った。毎年の年賀状で、お互いに何年も、どころか二十年以上も「今年こそお会いしたいですね。」と書き合いながら年月が過ぎた。その間、私は病を得、さらには再発治療が始まった。
 昨年の9月にはホルモン治療薬を使い果たし、エンドレスの抗がん剤治療を続けていくことになった。ナベルビンにより12月までは腫瘍マーカーの値は下がったが、今年の1月以降はじわじわ上昇が続いている。それでも薬は奏功しており、体調が落ち着いていたからこそ果たせた再会だった。
 皆が私の体調を気遣ってくれて、地元での開催も何度かあったことが大きかったと思う。有難いことだった。年賀状には「去年は本当に久しぶりにお会いできて嬉しかった。」と書くことになるだろう。
 こうして今年一年、何とか無事過ごせたことを感謝しつつ、年の瀬に相手のことを思い浮かべながら年賀状を準備するひとときをこれからも大切にしたい、と思う。

 そして欠礼状を頂いた方には、寒さ厳しい折、いかがお過ごしですか、と寒中見舞いをしたためられれば・・・と思っている。



コメント (2)
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