お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 年末は娘たち、孫たちと予定があるので27日に走り納め。FCXで境川サイクリングロードから江の島、浜見山往復の約60キロ。国道134号は駅伝ムードが漂っていた。


江の島を望む



新江ノ島水族館前



浜須賀



浜須賀の歩道橋からの眺め



肉眼では富士山はうっすら見えたが…


 今年の遠征は能登半島富山、青森(十和田八戸)、仙台長野、そして直江津集合。仕事をリタイアしたことで自由な時間ができ、各地で絶景に出会うことができた。さて、来年はどこを走ろうかな(^o^)


能登半島 トトロ岩



富山 雨晴海岸



富山 氷見



青森 十和田湖



青森 傘松峠



青森 種差海岸



長野 嶺方峠から望む北アルプス



長野 戸隠神社



直江津集合 七里岩ライン



直江津集合 白樺湖



直江津集合 久比岐自転車道



仙台 亘理自転車道


 今年の走行距離は9513.7キロ。不整脈の手術前後が走れなかったことで1万キロ超えはならず(T_T)。月間1000キロ超えは4、6、8月の3回でした。

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 ドロップハンドルのフォールディングバイク、Tyrell FCXの納車から4日後の12月18日、早速シェイクダウンで牧馬峠経由で藤野往復の95キロを走った。獲得標高は1205メートル。

 ロードバイクに比べてスピードが劣るのは仕方のないところだが、ロードでも年のせいか最近はそんなに速く走れないので、 ロードのぐいぐい進む感触はないもののそんなに違和感は感じなかった。ちなみにこの日のネット平均時速は18.4キロ。慣れていないので慎重に走ったこともあるが、ダンシングも意外と安定していたし、期待に違わぬ走りだったよ(^o^)

 BD-1だともう少しスピードは出るだろうが、ツーリングで峠含む100キロを走ろうとは思わないなぁ。やっぱフラットバーとドロップハンドルの違いは大きい。BD-1でブルベ200キロを走った時はヘロヘロになって2度とこいつで走ろうとは思わなかったが、FCXなら200キロは走れそうな気がする。挑戦してみるかな。

 最大の欠点はボトルケージを付けることをほとんど考慮していないところ。ダウンチューブが2本あるので三角形に余裕がない。小さいボトルなら入りそうな気もするが、夏はそれじゃ足りないしね。なので、ボトルはサドルの後ろに付けることにしてダボ穴はすべて不要の仕様で頼んだが、トップチューブの上はデフォルトらしく、ボトル用としてダボ穴がついてきた。でもこれだと地面と平行だし、下りだと落っこちそうだ。

 う〜む、どうしようと思案していると、ふとTREKにつけているボントレガーの「Elite ウォーター ボトル ケージ」が上部にフックがついているのを思い出した。ちょうどボトルの凹みと合い、外れにくくなっている。いけるかなと試してみると、しっかり固定されめったなことでは外れそうもない。飲むときは少し上にあげて引き抜けばいい。これでロングボトルもOKだ。よっしゃ、解決(^o^)

 フレームバッグはモンベルのフレームポーチSがぴったりはまり、工具、携帯ポンプ、替えチューブ2本にPEKOさんの縦型輪行袋も収まった。エンド金具がいらないのは楽だねぇ。ちなみにこの日はサドルバッグを付け、もしものためにウインドブレーカーを入れてきたが、しっかりと冬装備をしてきたので必要なかった。


牧馬峠



牧馬峠。藤野側の下りは12%


 ランチはやまなみ温泉から日連(ひづれ)、藤野方面へ下る途中にある「大和家」で。GoogleMapで見つけた餃子と創作中華のお店。何度も前を通っているはずだが、気が付いていなかった。地図で確認したこの日もあやうく通り過ぎそうになった。看板がつつましすぎる。

 昭和な中華屋を想像していたが、入ってみると店内はなんだかおしゃれな感じ。それもそのはず。白金で芸能人も通った人気店「Yamato-Ya」のオーナーシェフが子どもの誕生をきっかけに藤野に移住。8年の空白ののち、15年10月に新生「大和家 Yamato-Ya」をオープンしたという。無農薬の地場野菜などこだわりの食材を使った料理は地元でも人気らしく、この日も常連らしき人たちが舌鼓を打っていた。確かに味はいい。けど、ちょっとお高い(^_^; この日食べた担々麺は1045円、焼き餃子495円。もうちょっとボリュームがあればなぁ。


日連の大和家



大和家の担々麺


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年月日目的地コメント平均時速
(グロス)
距離
◆ツーリング◆
23/12/27江の島境川をFCXで走り納め16.8km/h
(19.1km/h)
58.9km
23/12/25和田峠激坂に1年4カ月ぶりチャレンジ。上野原でランチ後、宮ヶ瀬クリスマスへ14.3km/h
(16.3km/h)
123.1km
23/12/21開成「金太郎かまぼこ」手に入らず。ランチは役場前の餃子専門店14.9km/h
(17.6km/h)
112.4km
23/12/18牧馬峠FCXのシェイクダウン。ランチは日連の大和屋で担々麺14.0km/h
(16.2km/h)
95.4km
23/12/11真鶴旧道冬の恒例行事、真鶴旧道へみかんの買い出し。ランチは丸源19.6km/h
(17.8km/h)
126.7km
23/12/4峯の薬師激坂林道上り展望絶景の峯の薬師へ。ピークには姿三四郎がいた16.8km/h
(13.4km/h)
105.3km
23/11/30大雄山激坂の大雄山へ上るが紅葉はピーク過ぎ。ランチはのんき亭18.0km/h
(15.7km/h)
118.3km
23/11/27大山〜日向薬師紅葉狩りライド。ランチは久々沖縄そば15.9km/h
(13.2km/h)
79.7km
23/11/22震生湖紅葉色づき始めの震生湖へ。大井町で富士山と大山一望のご利益ポイント発見17.9km/h
(15.3km/h)
103.5km
23/11/21三増峠近所を軽く。ランチは卵菓屋で「とろとろオムライス」17.3km/h
(14.0km/h)
52.5km
23/11/2三浦半島洋光台から三浦海岸へ。約1カ月半ぶりの100キロ超え20.1km/h
(17.9km/h)
119.7km
23/9/25、26小出川
日向薬師
彼岸花を目指して2日連続でのんびりライド。ランチはともに豚バラ料理 
 
 
23/9/14藤野大垂水峠〜藤野〜牧馬峠〜三増峠。ランチは「ふじの食堂 ありんこ」でカツカレー16.6km/h
(14.2km/h)
103.3km
23/9/11道の駅どうし道の駅どうし往復の123キロ。ランチは古民家風お店でわらじカツ丼18.2km/h
(15.8km/h)
123.3km
23/9/5真鶴TREK DOMANEで初ロング真鶴往復130キロ。Di2は楽チン19.8km/h
(16.3km/h)
130.5km
23/8/31江の島TREK DOMANEのシェイクダウンで江の島往復18.2km/h
(15.1km/h)
69.1km
23/8/26久比岐自転車道直江津到着後に久比岐自転車道を道の駅能生まで往復。そしてまさかの結末が…?km/h
(?km/h)
65km
23/8/26直江津集合 後編千曲川サイクリングロードから直江津へ19.2km/h
(16.4km/h)
111.5km
23/8/25直江津集合 前編七里岩ライン〜八ヶ岳エコーライン〜白樺湖〜上田17.1km/h
(14.9km/h)
229.4km
23/8/18相模金子大井町、中井町のアップダウンコース。ランチは相模金子のお手頃食堂17.5km/h
(15.5km/h)
110.0km
23/8/10秦野戸川公園座間〜秦野戸川公園と満開のひまわり巡り17.7km/h
(15.0km/h)
92.9km
23/8/8よこやまの道グラベルロードでトライも階段続きたまらず撤退13.5km/h
(10.7km/h)
58.3km
23/8/4ソレイユの丘ひまわり満開のソレイユの丘へ。ランチはあぶずり食堂19.4km/h
(16.1km/h)
103.6km
23/7/30千曲川CR初の千曲川サイクリングロード。長野〜上田往復のど平たん90キロを行く18.9km/h
(16.1km/h)
95.5km
23/7/25小倉橋〜城山湖小倉橋に再び巨大横断幕。2周年版はピンクが基調17.7km/h
(14.9km/h)
62.1km
23/7/19日向林道小田原・日向林道へ久野古墳経由でヒルクライム。帰路はひまわり畑ひとり占め17.4km/h
(14.7km/h)
124.4km
23/7/12神の川林道旧道志みちから神の川林道へ。犬越路へは全面通行止めで行けず18.3km/h
(15.3km/h)
104.9km
23/7/7つるつる温泉11年ぶりつるつる温泉。梅野木峠はまたしても行けず18.9km/h
(15.8km/h)
105.1km
23/7/3裏ヤビツ日陰たっぷり天然クーラーの裏ヤビツをのんびりと上る17.9km/h
(16.2km/h)
106.3km
23/6/27強羅あじさいライドその5。強羅の一番坂、二番坂はDNS19.1km/h
(17.7km/h)
130.6km
23/6/25日陰道日向の日陰道(ひなたのひかげみち)へ。あじさいライドその416.6km/h
(15.4km/h)
60.2km
23/6/21葉山あじさいライドその3は境川〜葉山〜八景島〜円覚寺18.7km/h
(15.2km/h)
102.1km
23/6/20秦野戸川公園あじさいライドその2。グラベルはぬかるんでいて断念16.3km/h
(14.5km/h)
100.2km
23/6/18和見峠七不思議伝説の地・和見に激坂林道「和見棚頭線」17.4km/h
(15.9km/h)
133.5km
23/6/13開成グラベルロードで開催中のあじさい祭りへ。帰りは大井町の山の中を散策16.5km/h
(14.4km/h)
105.5km
23/6/5さつきの郷平均10%最大18%の激坂。ランチはお初の小田原魚市場食堂19.1km/h
(16.7km/h)
130.3km
23/6/1三浦半島梅雨の晴れ間に三浦半島へ21.2km/h
(18.2km/h)
129.6km
23/5/22仙台復興した仙台亘理自転車道を走る。夜は同期会in仙台18.3km/h
(16.1km/h)
37.2km
23/5/21八戸うみねこの蕪島、ジョーズ、種差海岸、そして八戸キャニオンを巡る15.8km/h
(12.6km/h)
84.5km
23/5/9鶴峠キツいアップダウンも集落巡りに癒し ランチは水車挽きの手打ち蕎麦17.9km/h
(15.7km/h)
146.2km
23/5/4尺里峠山北側から尺里峠。寄側よりキツいよ〜18.1km/h
(16.4km/h)
120.1km
23/4/23富山湾富山湾サイクリングロードを新湊から氷見まで。立山連峰見えた!20.4km/h
(12.1km/h)
60.4km
23/4/13大野山酒匂川沿いから激坂・大野山登坂。絶景の富士山は雲の中(T_T)19.8km/h
(16.0km/h)
140.1km
23/4/10山中湖山中湖で「優勝」の富士山。明神峠から山北へ。ランチは珠亭で煮かつ定食19.7km/h
(15.5km/h)
163.3km
23/4/5談合坂葉桜と桜吹雪のお花見ライド。旧甲州街道で談合坂へ19.2km/h
(15.8km/h)
128.2km
23/3/14厳道峠アキバ裏に刺激され、金波美経由で。ランチはお初のビストロラント17.8km/h
(14.6km/h)
130.4km
23/3/7松田町松田町リベンジ成功。広域農道から久々に大雄山最乗寺へ19.9km/h
(15.6km/h)
127.3km
23/3/1松田町松田町の桜まつりへ。公園へは渋滞で上れず。ランチは山北「ポッポ」でカキフライ定食20.3km/h
(16.1km/h)
116.2km
23/2/21十三峠田浦からのの字坂〜十三峠〜塚山公園の絶景。ランチは味美食堂で穴子丼。最後は三浦の河津桜20.7km/h
(15.7km/h)
122.2km
23/2/14城ヶ島行ってこいのど平坦ランチライド。気さくすぎる食堂発見22.0km/h
(17.7km/h)
118.6km
23/2/12山北つぶらの公園激坂上るも富士山は雲の中。南足柄〜小田原広域農道経由で帰宅19.4km/h
(16.5km/h)
146.4km
23/2/6曽我梅林曽我丘陵から大井町の激坂へ。梅の見ごろはもうちょっと先18.5km/h
(15.0km/h)
115.3km
23/2/1宮ケ瀬周辺厚木deサイクル・デジタルスタンプラリー。宮ケ瀬周遊コースもコンプリート18.3km/h
(14.7km/h)
82.0km
23/1/30厚木周辺厚木deサイクル・デジタルスタンプラリー。厚木市内&大山コンプリート17.2km/h
(10.9km/h)
82.7km
23/1/26久里浜骨折ほぼ完治。F・マリノス・スポーツパークへ。ランチはよこすかポートマーケットで20.9km/h
(15.4km/h)
108.7km
◆ブルベ◆
23/11/11ミステリーブルベ昨年DNFのリベンジ。その2その3その2その4 
 
 
23/10/28向かい風600大雨で延期となったあおばブルベだが、心房細動手術の2週間後じゃ無理。DNS 
 
 
23/9/23大山400故郷岡山での初ブルベは不整脈再発でDNS。400記念開催なのに無念 
 
 
23/7/29上越妙高200グラベルは通行止めで代替コースに。前半で1000メートル超を4度越える山岳ブルベ19.2km/h
(17.5km/h)
202.3km
23/5/22十和田クラシック200
前編 後編
十和田湖〜奥入瀬渓流〜八甲田山の絶景ブルベ。雨と霧と晴れと曇りと向かい風で天候てんこ盛り18.5km/h
(16.8km/h)
203.7km
23/4/22のとはん200信号なし。車もいなくて見どころは満載の能登半島。最高(^o^)?km/h
(17.7km/h)
200.5km
23/4/1渡良瀬300向かい風地獄とラスト30キロの土砂降り。アオバじゃないのにヒドい!22.0km/h
(17.9km/h)
308.3km
23/2/18伊東200和菓子、海鮮、みかんのミッションコンプリート23.0km/h
(17.8km/h)
202.5km

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 1年4カ月ぶりの激坂・和田峠チャレンジ。

 八王子側の川原宿交差点から陣馬高原下バス停までは8.8キロ、平均勾配2%、最大勾配5.5%の緩やかな上り。それがバス停を過ぎると様相が一変。峠までは3.5キロ、平均勾配10.9%、最大勾配15.9%と破壊力抜群の壁が続く(データはRide With GPSによる)。

 凍結が心配だったが、夕やけ小やけふれあいの里や陣馬高原への分岐あたりまでは凍結気味だったものの、激坂区間はアタックがお昼過ぎだったこともあったのか、日陰でも凍結はなかった。凍結してれば引き返せるいい口実になったのだが…(^_^;

 当たり前だが、相変わらずキツい。いや、年を取った分、勾配が上がってる気がする。幸いにして車がまったくいなかったので蛇行しまくり。左カーブもインをダンシングとか無理せず、安全を確認しながらアウトをシッティングで地道に上って行く。手元のサイコンによると、最大勾配は17%だったかな。左カーブのインは20%ぐらいありそう。

 最後の左カーブの手前に「和田峠600メートル」という道標があるのだが、ガーミンのクライムプロによるとピークまでは残りは200メートルとなっている。ここまでガーミンの残り距離を見ながら頑張り続け「あとちょっと」と思っていたので、この違いはショックだったなぁ。もしかして道標は陣馬山頂上まで徒歩で上った距離ではないかと楽な方へ思考を傾けたが、「クライム完了」の表示が出ても坂は終わらないどころが、最終カーブにもたどり着いていなかった。心が折れそうだ…(T_T) 頼むよガーミン先生。君が頼りなんだからね。結局、道標通り、ピークまでは600メートル近くあったようだ。最後の直線の坂をもうひと頑張り。時間はかかったが(秘密ね)、前期高齢者となった身でも足つきなしでなんとか上れたよ(^o^)


夕やけ小やけふれあいの里。ここ八王子市上恩方町は童謡「夕焼小焼」のモデルとして知られる



陣馬高原下バス停。ここから激坂が始まる



和田峠



峠の茶屋。この日はお休み


 ひと休みした後、藤野側へ下る。こちらも凍結はほぼなかった。

 途中、視界が開ける絶景スポットがあったのでストップ。遙かに富士山の姿も見えたが、残念ながら雲がかかっていた。


遙かに富士山


 いったん下り、途中の分岐を右へ折れ、ひと山上って上野原へ。遅いランチは上野原駅北口の大衆食堂・一福で。名前や外観からして昭和な食堂を想像していたが、店内は最近リフォームされたのかすごく綺麗。お客さんも高齢の女性3人組に加え、女子大生の4人組がおしゃべりの真っ最中。トイレも新しいし、この雰囲気なら女性も入りやすそうだ。お店のインスタによると「昭和31年創業。2022年3月22日リニューアルオープン」したそうだ。大将(いやシェフかな)はそれほど年には見えなかったから2代目なのかな。

 悩んだ末に注文したのはメニューに「人気」とあった「バジルカツライス」(950円)。ジューシーで美味しかったが、それより中華スープ(チャーハンに付くあれね)の方がありがたかった。あったまったなぁ(^o^)


上野原駅北口の大衆食堂・一福



バジルカツライス(950円)


 腹を満たした後は、桂川(相模川の上流)を越えてそのまま南下。新天神トンネル、秋山トンネルを抜け、牧野から青根へ。いったん道志みちへ出た後、トズラ峠から鳥屋というアップダウン満載のコースで宮ヶ瀬を目指す。この日は12月25日で宮ヶ瀬クリスマスの最終日なのだ。

 午後5時からなので少し前に着くように調整したつもりだったが、午後4時過ぎに早々と到着してしまった。そんな時間だが、水の郷の一番近くの駐車場はすでに満車で親子連れなどたくさんの人で賑わっていた。ステージでは日光猿軍団が演技の真っ最中で笑い声も巻き起こっていた。出店もあちこちで開店。車も続々とやって来ている。こんな大騒ぎな宮ヶ瀬を見たのは初めてだ(^_^; しかし、イルミネーション点灯までにはあと40分近くある。この寒さの中、そんなには待てないよね。ということで、帰りましょう。ビールも早く飲みたいし。多少名残惜しい気もしたが、ウインドブレーカーを着込み、オーバーグローブを付けて土山峠経由で下山開始。1カ月間開催されているので、来年はもっと早い時期に訪れるとしよう。


宮ヶ瀬



宮ヶ瀬



宮ヶ瀬


 この日の走行距離は123.1キロ、獲得標高は1876メートル。結構、上ったみたい。

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※筒井康隆(1934年大阪府生まれ。兵庫県神戸市垂水区在住。ホリプロ所属の俳優でもあるらしい。ナンセンス、ブラックユーモアから始まり、実験的な作品も発表。92年「朝のガスパール」で日本SF大賞。「東海道戦争」「48億の妄想」「時をかける少女」「ベトナム観光公社」「アフリカの爆弾」「にぎやかな未来」「家族八景」「虚人たち」(第9回泉鏡花文学賞)「文学部唯野教授」「夢の木坂分岐点」(第23回谷崎潤一郎賞)「ヨッパ谷への降下」(第16回川端康成文学賞)ほか多数。93年に断筆宣言し、96年に執筆再開)



●毒をはき続ける80歳

 筒井康隆80歳、文学の道化にして帝王、巨匠にして最前衛。老人文学の臨界点「ペニスに命中」(新潮14年1月号)、SFと震災の融合「不在」(新潮12年3月号)、爆笑の表題作(小説新潮15年1月号)などを収録した、驚異の傑作短篇集。

 学生時代は大ファンでファンクラブにも入っていたりした。初期の作品はほとんど読んだと思う。その後、疎遠になりまったく読まなかったが、図書館で何気なく見つけ約40年ぶりに筒井康隆ワールドに再会。相変わらず奇想天外で、相変わらず訳の分からんことが書かれているので安心したぞ。わははははははははは。

 表題作よりは「ペニスに命中」が一番面白かったのだが、まあ、これはいくら筒井作品でもタイトルにできないか。「不在」「奔馬菌」も最高だった。表題作の「世界はゴ冗談」は最後の章が笑えた。「三字熟語の奇」はアホらしくて途中で読むのをやめたが、最後まで読めないような忍耐力のない人にはこの作品の面白さを教えない仕掛けになっていたらしい。

 昭和9年生まれで今年80歳。今だに毒をはき続けているのは凄い。

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 切っても切っても金太郎の顔が現れる、金太郎飴のような「金太郎かまぼこ」。昨年、孫に受けたので今年も買いに行った。


金太郎かまぼこ


 南足柄の「佐藤修商店」が製造し、お店は隣の開成町にある。自宅からは50キロ弱。強烈な向かい風の中、厚木のアップダウンコースを経た後、伊勢原付近から国道246号に出て、善波峠を越えて行く。秦野、渋沢への上りをこなした後、蛇塚、新籠場へ向かっての気持ちいい下りは風に押し戻され、止まりそう。足柄大橋で酒匂川を渡り、ようやく到着。孫の喜ぶ顔を思いながらお店に入るが「金太郎かまぼこ」の姿は陳列棚にない。聞くと、新商品を開発中とかで今年は作っていないという。保冷バッグに保冷剤まで入れて準備して買う気満々で来たのに、それはないだろう(T_T) 悲し過ぎるじゃないか。

 帰宅後、HPを見るとオンラインショップでは売っている様子だったが、すでにSOLD OUTだった。来年は復活するかもとのこと。頼むよ!


足柄大橋。右手奧に富士山



佐藤修商店開成店屋上にはクマにまたがる金太郎



佐藤修商店開成店


 さて、気を取り直して、お昼。事前に調べていた「餃子屋ヒロ」を目指す。吉田島交差点を北上し開成町役場前にあるのだが、その手前の派手な「から太郎」に目を奪われたせいか、豪快に見逃しそのまま北進。「あしがり郷 瀬戸屋敷」を過ぎた付近で行きすぎたことに気づいて引き返し、ようやく発見した。店の前にはなんとバイクラックがあり、店内からも見える。いいねぇ。おまけに強風が吹き荒れ自転車が煽られるのを見て心配になったマスターが重しを貸してくれた。なんと優しい。

 店内のお客さんは自分を除き全て女性。こりゃ美味しいに決まってると思ったが、やっぱり美味しかった。この日は初めてだったので焼き餃子、担々水餃子、揚げ餃子がセットになった定食(1260円)をいただく。食べるラー油も絶品でご飯がすすむ。次回はご飯大盛り(無料)にしよっと(^o^)


バイクラックもある開成の餃子屋ヒロ



焼き餃子、担々水餃子、揚げ餃子のセット定食



餃子屋ヒロの店内。写真は女子プロゴルファーの辻梨恵さん。南足柄出身で親戚だそうです


 帰りは追い風に乗って大井町経由のアップダウンコース。走行距離は112.4キロ、獲得標高は1115メートル。この日はなぜか相模川サイクリングロードの人道橋が通行できた。強風で工事が中止になったのかな?


午後5時前だが、通行できた


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 冬の恒例行事、真鶴旧道へみかんの買い出し(^o^)

 根府川駅から真鶴駅まで品定めをしながら往復。でも買ったのはいつものパン屋さんの隣の小さな直売所。真鶴方面からだと下りなので止まりづらいんだけど、甘酸っぱくて美味しいのよね。


真鶴旧道



真鶴旧道



真鶴旧道



みかんゲット。10個500円


 帰りに小田原港へ立ち寄る。いまさらだけど「小田原ちょうちん灯台」を初めて見た(^_^;


彼方に見えるのが小田原ちょうちん灯台


 この日はアジフライ人気店の「大原」が定休日。そのため隣の「かご平」が長蛇の列で「やまや」も同様。ここでのお昼は断念し、大磯まで戻って久々に丸源ラーメンで肉そば(759円)をいただく。地元の個人経営の食堂が好きで、チェーン店にはほぼ行かないのだが、ここだけは別。カミさんも好きだったし。ただ、タッチパネルの注文はいいが、完全セルフレジ化には驚いた(^_^;


丸源ラーメンの肉そば(759円)



丸源ラーメン


 そういえば、相模川サイクリングロードの社家付近の人道橋(相模大堰管理橋)が通行止めとなっていた。来年3月15日まで。午前9時から午後5時までだが、最近は朝が遅いので引っかかる。戸沢橋は渡りたくないんだよね。


通行止めの相模大堰管理橋


 この日の走行距離は126.7キロ、獲得標高は763メートル。まぁ、真鶴旧道は丘みたいなもんだから(^_^;

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 新しい相棒、届く(^o^) 14日にクロモリのフォールディングバイク、「Made in 讃岐」のTyrell FCX(タイレル・エフシーエックス)が納車(^o^)

 手軽に輪行したいが、ある程度は走れるものが欲しい。そんな気持ちでドロップハンドルの折りたたみバイクを探すうち、出会った。「スピードではなく、自転車と対話する楽しさを追求した全く新しいコンセプトのフォールディングバイク」という謳い文句だが、3度ほど試乗してみるとロード並みに走れそうな雰囲気を感じて、ほぼ一目惚れ。

 フレームとフォークは香川県の自社工場で生産。カラーリングも自由に選べ、オプションもある完全受注。4月の3rd ロットに間に合い、8カ月待ってようやく世界に1台のバイクがやってきた(^o^)













 ただね。折りたたみ方がちょっと難しい(^_^; BD-1はあっという間だけど、FCXは「とにかくゆっくりやって下さい」とのこと。ということで納車のこの日は何度も折りたたみの練習。最も重要なのは後輪の展開時にブレーキをしっかり引くことで、これを忘れるとフロントディレイラー破損の可能性があるらしい。ねじの閉め忘れにも注意と念を押された。でもロードバイクよりは楽チンであることは間違いない。

 さてと。新しい相棒とどこへ行こうかな。とりあえずこの日は横浜のお店から自宅までの約30キロ。いい感じだったね。

 

PEKOさんの縦型輪行袋に収まった


 純正の輪行袋は底やギアが当たる部分が厚くなっていて安心の作りだが、その分バカでかい。一応買ったが、もしかしてとPEKOさんの縦型輪行袋で試してみると、ちょうどいい感じに収まったよ(^o^)

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<アジア・チャンピオンズリーグ(ACL):横浜F・マリノス3-0山東泰山>◇1次リーグ最終節◇13日◇横浜国際総合競技場

 横浜F・マリノスが山東泰山(中国)、仁川(韓国)との三つ巴の戦いを逆転で制し、グループ首位で決勝トーナメントへ進出した。

 最終節を前にして、勝ち点12の山東泰山が首位、横浜と仁川が勝ち点9で並ぶが両者の直接対決(仁川の2勝)により仁川が2位。横浜は3位だった。他組の結果からこの組で2位に入れば決勝トーナメントへ進むことができる状況になったが、仁川がここまで全敗のカヤ(フィリピン)に負ける可能性はなく、横浜が2位に食い込むためには山東泰山戦で2点差以上の勝ち、あるいは4得点以上での1点差勝ちが必要となった。

◆最終節試合前時点でのカヤ戦を除く3チームの直接対決の勝敗
【1】山東泰山 勝ち点6 得点5失点2(得失点差+3)
【2】仁川   勝ち点6 得点7失点8(得失点差-1)
【3】横浜   勝ち点3 得点4失点6(得失点差-2)
※横浜が2点差以上で勝利すると、仁川と勝ち点で並び得失点差で上回る。仁川はカヤ戦のため、数字は動かない


今季ホーム最終戦へ向かう


 5バックで守りを固め、サイドを含めマンマークしてくる山東泰山に対し、ボールは回せるが決定機は訪れない。何とか前半のうちに1点取りたいところだが、我慢の展開が続く。やがてロスタイム。前半はスコアレスかと思われた矢先、角田のパスを自陣センターサークル付近で受けたヤン・マテウスが前線へ。これにエウベルが反応して走り込み、相手2人に挟まれながらも競り負けず右足で流し込んでついに先制! ころころと転がったボールに思わず「入れ〜!」と叫んだよ(^o^)


この日は屋根下の1階バックスタンドから観戦。空が見えない



ホームゴール裏



崎陽軒の幕の内弁当(1150円)



前半ロスタイムのエウベルの先制点



ハーフタイム


 そして迎えた後半12分。角田の縦パスを起点に喜田がつなぎ、ヤン・マテウスがペナルティーエリア右から進入。グランダーのクロスを中央でアンデルソン・ロペスが左足で押し込み、待望の2点目が入った。完ぺきな崩しだった。これで得失点差が±0となり仁川を抜いて2位に浮上した。


後半12分、アンデルソン・ロペスが2点目



マスカット監督とハイタッチするアンデルソン・ロペス


 そして同19分、カウンターからエウベルのパスを受けたヤン・マテウスが鮮やかな左足ループシュートを決めて3点目。決勝トーナメント進出を不動のものとした。崎陽軒の幕の内弁当(1150円)を奮発した甲斐があったよ(^o^) しかしこの3点目で山東泰山をも抜いて首位まで浮上していたとは知らなかった。


後半19分、3点目を決めるヤン・マテウス



歓喜のマスカット監督



喜ぶ横浜F・マリノスの選手たち



3点リード


 終盤になっても山東泰山がまったく焦る様子もなく、相変わらず5バックで攻め込む姿勢もなかったので不審に思っていたが、後になってすでに勝ち点12を挙げていた彼らは3点差で負けても2位での突破が決まっていたことを知った。このまま4点目を取られず守りきれば良かったのだ。しかし、フェライニは見たかったな。残念。


試合終了


◆最終節終了時点でのカヤ戦を除く3チームの直接対決の勝敗
【1】横浜   勝ち点6 得点7失点6(得失点差+1)
【2】山東泰山 勝ち点6 得点5失点5(得失点差±0)
【3】仁川   勝ち点6 得点7失点8(得失点差-1)

 平日の午後5時キックオフという変則の試合。それでも1万953人が駆けつけた。とはいえ、6万人収容の日産スタジアムにとってはガラガラ。試合終了後の東ゲート広場のマリノス君の前は誰も並んでいなかった。


試合終了後のゴール裏



試合後、寂しい東ゲート広場


 相手の山東泰山サポーターは2グループに分かれていたみたいで、それぞれが別のチャントで応援していた。一緒にやればいいのにね。何か理由でもあるのかな。


アウェーゴール裏。中央とメイン寄りに分かれて応援していた


 ACL観戦は03、04年の連覇の時以来。あの時はともに決勝トーナメントへ行けなかった。今回こそ16強の壁を破ってアジアを勝ち取ろうじゃないか。ケビン・マスカット監督はいいチームを作ってくれた。ありがとうの言葉しかない。ホーム最終戦を最高の勝利で飾れて本当に良かったよ(^o^)

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 久々に津久井湖の北の道「鳥屋川尻線(県道513号)へ行ってみた。たぶんカミさんと一緒に行った07年11月以来。紅葉まだ残ってるかなと期待したが、12月4日とあってさすがにピークは過ぎた感じだった。

 国道413号から城山高校の前の三差路を入る。しばらく行くといちょう並木。そして左手は「水の苑地」。対岸には「花の苑地」がある。来年はもうちょっと早い時期に訪れようと思わせる風景が周囲に広がっていた。


水の苑地前のいちょう並木



水の苑地から津久井湖と城山ダム(左手奥)を望む


 先へと進むと右手に分岐があり、「峯の薬師 1500メートル」という看板。一度はやり過ごしたが「展望絶景」とあったのに惹かれてUターン。急ぐ旅でもないし、1.5キロなら上ってもいいか。「峯の薬師」が何だかも知らないが行ってみるべぇと、軽い気持ちで上り始める。とんでもないことになるなんて知らずにね…。


「峯の薬師」への分岐


 結構きつい坂が続く。やがて右手に「城山スタジオ」という看板。こんな所にスタジオ? と思ったが、後で調べるとプール各種、芝生の広場、森や渓谷など撮影スポット多数の貸し切りスタジオだった。TV、CM、MV、雑誌スチールのほかコスプレ、ポートレートの撮影にもどうぞというもの。確かに山の中じゃないとこんな広い場所は取れないよね。

 で、ここで民家が途切れ、本格的な山道となる。峯の薬師までは900メートル。道が一気に狭くなり、舗装も荒れ、路面は落ち葉の絨毯となる。勾配も10%に近づく。え? やば! こんな道なの? 聞いてないよ。

 それでも何とか漕ぎ続ける。とにかくピークまでは上りたい。たった900メートルだし。

 やがて分岐点に出る。ここまでは何とか乗れたぞ。ふぅ〜。右へ行けば峯の薬師だ。その先に三沢峠なんてものあるぞ。そこまで行けるのか? とりあえず峯の薬師かな。道標にはあと600メートル。ところが看板にはあと650メートルとある。どっちやねん! 大雄山と一緒やんけ!

 とにかく前へ進もう。しかし、勾配は10%を超えどんどんきつくなる。舗装も途切れ、林道の様相を呈する。そして目の前には絶望的な壁のごとき左カーブが現れた。こりゃあかん。滑りそうで危ない。やめとこ。

 ということでピーク手前350メートルでギブアップ。もう乗れないので引き返そうかとも思ったが、たぶん2度と来ないのでピークの絶景だけは見ておこうと押し歩きで上る。しかし、歩くのでさえ滑りそうで怖い。恐る恐る歩いていると、目の前にグレーチングもない、幅20センチ以上のむき出しの横断溝がいくつも現れた。ゾッとした。こんな道、乗れるわけない。自転車で来るところじゃなかったみたいね。


途中の分岐。峯の薬師まで上の看板は650メートル、下の道標は0.6キロとある。どっち?



こんな林道



このあたりでギブアップ



横断溝が口を開けている


 途中にゲートのようなものがあった。午後5時以降は立ち入り禁止なので閉じられるのだろうか。それを過ぎ、真っ直ぐで急な上りの上にピークがあった。Ride With GPSのログによると、「峯の薬師 1500メートル」という看板からピークまでは1.4キロ、平均勾配12%、最大勾配はなんと23%だったようだ。

 やっとたどり着いたピークは広場のようになっており、家屋らしきものと寺務所があった。自販機もあったかな。峯の薬師は振り返ったところにある階段を上ったところらしい。もう少し早い時期に来れば、きっと素晴らしい紅葉に出会えたに違いない。広場の先には三井大橋、峯の薬師入口バス停へ下る階段があり、こちらが表参道らしい。案内版によると、峯の薬師は明応元年(1492年)創設の古刹で、東京の新井薬師、高尾山の薬王院、大山の日向薬師とともに武相(武蔵・相模)の四大薬師のひとつだそうだ。へぇ〜、たいしたもんなんだね。


ピーク寸前(振り返って撮影)



ピークの峯の薬師入り口



峯の薬師境内



三井大橋へ下る表参道


 ピークの南側からは、樹木にさえぎられ大パノラマというわけではないが、津久井湖、城山ダムなどの絶景が垣間見える。歩いてでも来た甲斐があった。


ピークからの絶景。右手に城山ダム、相模湖。左手に伸びるのは圏央道。中央奧は新小倉橋


 でね。妙なモノを発見した。その名も「姿三四郎決闘の場」。へ? 姿三四郎って実在の人物だったけ? で、ここで決闘したの? 確かに決戦ムードたっぷりの場所だけど…。背面を見ると「果状 明治二十年十二月十五日朝、相州三澤村峰の薬師境内に於いて果合い致可候 当方二名約定違え間敷候 檜垣流唐手術 檜垣鉄心 檜垣源三郎 姿三四郎殿」とある。この碑自体は昭和48年12月8日に建立されている。ここはアントニオ猪木とマサ斎藤が対決した巌流島のような舞台だったのか。姿三四郎は読んだこともテレビや映画を見たこともなく、知識がほとんどないので頭の中は疑問符だらけだったが(アントニオ猪木はメチャ詳しいけどね)、帰宅後に調べて見ると富田常雄作の小説「姿三四郎」の中で、檜垣鉄心と檜垣源三郎との雪の決闘の場面として描かれているらしい。「唐手術」とあるので異種格闘技だったのか。いずれにせよ、思わぬ所で思わぬものにぶち当たったようだ。


姿三四郎決闘の場の碑



姿三四郎決闘の場の碑の背面


 下るのも怖いので、押し歩きして上った区間は下りも押し歩き。いやもう、何しに行ったんだか。

 無事に下り終え、鳥屋川尻線に復帰。しばらく上るとトンネルがピークで、その後は三井大橋へ向かって気持ち良く下って行く。ここも絶景区間。来年の紅葉の季節にまたやって来よう。


津久井湖。遙かに三井大橋を望む



ここからも津久井湖、城山ダムなどの絶景が拝める


 三井大橋の手前を右へ行き、三井相模湖線(県道515号)から吊り橋の名手橋へ行く予定にしていが、区間は不明だが落石の危険のため通行止めとなっており断念。下った勢いでそのまま三井大橋を渡る。


三井大橋。人道橋は三井そよかぜ橋と言うのだろうか?


 その後はいったん国道413号に戻ったが、豪快な下りの先にある道志橋の手前から道志川へ向かってさらに下ってみた。ここから里山をさまよい、アップダウンを繰り返しながら石老山参道口などを経由して再び国道413号した。初めて走ったが、国道を走るよりは断然楽しい。まさにこれぞサイクリングだねぇ(^o^)


道志川にかかる弁天橋



石老山参道口


 さて、腹も減ったしということでランチを目指し、相模湖を経由して甲州街道(国道20号)へ。上野原の来々軒でチャーシュー麺(800円)をいただく。地元では人気の町中華屋さんのようで、今回が3度目かな。距離的にもいいし、値段的にもお手頃なお店なのだ(^o^)。


クリスマスムードの相模湖



上野原の来々軒



チャーシュー麺(800円)


 この日の走行距離は105.3キロ、獲得標高は1355メートル。帰りはトラックの多い甲州街道をできるだけ避けるルート(上り多めの回り道)にしたが、相模湖インターから先は逃れるすべがないのは困ったものだねぇ。

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※早見和真(1977年神奈川県生まれ。桐蔭学園高野球部出身。2学年上に高橋由伸がいた。2008年、その野球部時代の体験をもとに執筆した「ひゃくはち」でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年「僕たちの家族」が映画化、15年「イノセント・デイズ」が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化され大ベストセラーに。ほかに「小説王」「かなしきデブ猫ちゃん」(絵・かのうりん)など)



●愛すべきバカたちの素晴らしい物語

 谷原京子、契約社員、時給998円。店長が、小説家が、弊社の社長が、営業がバカすぎて「マジ辞めてやる!」 でも、でも…。本を愛する書店員の物語。「ランティエ」連載を加筆し書籍化。

 最初は「ほんとバカだな、こいつ」「こういうヤツっていそうだな」なんて軽い気持ちで読み進めたが、やがて「あれれ、ほんとにバカなんかい?」と疑問を持つようになり、もしかして「まさかピエロのふりしてた?」と思うように。終盤は想定外の謎ときも始まり、「えええっ!!」と風雲急を告げる展開。語り口も軽妙で表現も面白過ぎる。「つぐない」の場面では声に出して大笑いし、しばらく止まらなかった。もう、最高。愛すべきバカたちの素晴らしい物語。続編読まなくちゃ(^o^)

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 12月10日で閉鎖となった三鷹の「太宰治ゆかりの跨線橋」。その様子を月曜のNHK首都圏ネットワークが律儀に伝えていた。



NHKテレビより


 名残を惜しむ大勢の人で賑わっていたようで、なんと15日から3日間、渡り納めイベントが行われるという。こんな騒ぎになるなら残せばいいのにと思うのだが、経費がかかり過ぎるのだろうか。それでも階段の一部だけでも残るのはありがたい。でも渡れなくなって困る人はいないのかな?


NHKテレビより


 昨年の日本橋ミステリーブルベで通ったのだが、曇りだったこともあって景色は全く記憶にない。どちらかというと、下の線路ばかり見ていたしね。二度と太宰治が見て小説にも書かれたという景色が見られないのは残念だなぁ。

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 「♪ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道く〜ねくね」(渡辺真知子「迷い道」)の2023ミステリーブルベその4(その1その2その3)。

 最終PCのセブンイレブン多摩関戸5丁目店でプリントアウトした最後のキューシートによると、ゴールは東新橋1丁目交差点を右に曲がった先にある「宮崎駿デザインの日テレ大時計」。へぇ〜、そんなものがあったのか。知らなかった。ここからは35キロ。そしてゴール受付はそこから2.4キロ先の中央区の公共施設内となっていた。これには少なからずショックを受けた。帰りの事を考えるとゴールは渋谷あたりがいいなと期待していたが、中央区か。距離はたいしたことないけど、山手線の内側はあんまり走りたくないんだけどねぇ。まぁ、仕方ないか。

 昼メシを食べていなかったので、ここでおにぎりなど補給。到着してきた参加者に「ややこしいですね」などと声をかけると、彼の悲鳴のような答えがふるっていた。「普通に走れない!」。確かに。普通に走れないッスよねぇ(^_^;

 実はこのPCをスタートする時にも落とし穴があった。先に出発した参加者が直進したのでそれに続こうとしたが、キューシートを見ると次のポイントが合わないようで、何かおかしいと感じ、しまい込んだ前のキューシートを取り出して確認。するとコンビニ前の信号は右折とあった。危ない危ない。ただ、直進しようがキューシート通りに進もうが結局、同じ新栗橋交差点に出た。より安全な道、ということかな。

 道は上りに入った。なんか見覚えあるぞと思ったら連光寺坂だった。そうだよね。次のポイントは矢野口だもんね。川崎街道だ。矢野口までは7.0キロで、このブルベで最長の直線距離。ここからしばらくは土地カンもあるし安心の区間だ。ゴールへ向かうより自宅を目指した方が近いんだけどね。

 多摩川原橋で多摩川を渡り、旧甲州街道経由で甲州街道へ。少し走り、仙川2丁目を右折して住宅街へ入っていく。この先もややこしかったが、2回ほどのミスでなんとかクリア。だが、ミステリー地点の「白髭のシュークリーム工房 代田店」直前で次のポイントと間違えてしまい、看板があるのにミスコース。というか、完全な住宅街で道も細く、この先に店がある気がしなかったのよ。で、出たところが凄いおしゃれな空間。ここにあると違いないと探したが見つからず。振り出しに戻ってやり直し、ようやく発見した。


白髭のシュークリーム工房 代田店



トトロか垣間見える白髭のシュークリーム工房


 お店の前には観光客の姿も多く、女の子たちは「ようやく見つけた!」と言ってはしゃいでいた。おじさんもそうなのよ(^o^)

 店内をのぞくと、トトロのぬいぐるみが飾ってあった。どういう関係なんだろう? キューシートに「シュークリームは買わなくて大丈夫です」とあったので、深くは悩まず先を急ぐ。

 この直後に右折と左折を豪快に間違えるが、そのおかげで下北沢の駅前に出て、ここが下北沢だったことを知る。

 で、この先の淡島交差点の先で何度目かの「迷い道く〜ねくね」。Y字を右なのだが、ほかにも道が延びており変則4差路みたいな感じ。目印となるコインパーキングも2つある。「道なり右」なので道なりに進んだが、どうも違うみたい。あ〜、スマホで調べたい。都道420号ってこれでいいのか? 次の目印のドミノピザはどこにある? 800メートル進んで思い直し、振り出しに戻る。すると、道なりっぽく見える道がもうひとつあった。そっちか。行ってみると、ドミノピザ発見! やったぜ(^o^)

 池尻交差点に出てからもややこしかった。国道246号を少し進み、横断歩道で反対車線へ行き、10メートル戻って目黒川左岸を進む。こう書けば簡単だが、キューシートだけでこれを理解するのにひと苦労。

 目黒川沿いに出るとすぐに準ミステリー地点の「目黒天空庭園」となるのだが、工事中で歩道へ迂回。300メートル先の「自治会の掲示板」の所の「東橋」を渡って右岸へ行く。この頃から薄暗くなってきており、欄干にある橋名板の「東橋」は目を懲らさなければ見えなかった。右岸に出た後は、200メートル先の「一般業務用 酒・ワイン配達します」の看板の所を左へ行くのだが、これが見つからない。ほぼ200メートルのところにちょうど十字路があるのだが、そこに看板はない。小さくて見逃したかと振り出しに戻り「♪行ったり 来たりの〜 繰りかえ〜し〜」(渡辺真知子「カモメが飛んだ日」)をしてもダメ。途方に暮れ、これで最後と思って次の交差点まで行ってみた。距離は300メートルほど。すると右手にでっかく「一般業務用 酒・ワイン配達します」の看板。いやぁ〜、あったよあった! 迷子DNFは回避(^_^;

 この後は西郷山公園の激坂を上り、代官山、恵比寿、広尾、天現寺、一の橋と走るが、いろいろとアナーキー過ぎて参ったよ。夜の都会は怖い。

 さて、いよいよゴールだ。東新橋1丁目から汐留方面へ。長い間工事していたが、アンダーパスができたんだねぇ。それを横目に歩道橋のスロープ付き階段を上る。キューシートには「標識『自転車をおりてデッキの階段で横断して下さい』あり」とある。これを勘違いしたのか、歩道橋を横断してしまう。さらに「左手の広場へ進む」と言われるままに横断した後、左へ曲がって押し歩きする。しかし、ぐるりとひと回りしたが、大時計はない。人影も少ない。自転車を押してさまよい歩く。ゴールなので死んでも写真を撮らなくてはならない。困った、どうしよう。さんざん歩き再び途方に暮れ、もう一度、キューシートを見る。「歩道橋へ上ったら左手の広場に進む」。あ、渡らなくていいんだ。な〜んだ。で、すぐに発見。めでたしめでたし(^o^)


宮崎駿デザインの日テレ大時計



宮崎駿デザインの日テレ大時計


 時刻は午後5時半。118キロを10時間ということは…平均時速11.8キロ。平均時速12キロがクローズタイムなので、タイムオーバーですな。ま、いっか(^_^; 認定するわけじゃないし。

 今回は本当に難しかった。数百メートルごとに細かく曲がるので息つく暇もない。曲がった道が正しいのかどうかも不安なので、精神的にも良くない。キューシートの見過ぎで首も痛くなった。だけどねぇ、まるで宝探しのようで楽しかったよ。こういう遊び心たっぷりのブルベもいいなぁ。来年も参加しよっと(^o^)

 結果的に走ったコースは北の丸公園〜上野〜浅草〜水道橋〜大久保〜阿佐ヶ谷〜吉祥寺〜三鷹〜小金井〜小平〜多摩湖〜狭山湖〜東大和〜西国分寺〜聖蹟桜ヶ丘〜稲城〜調布〜世田谷代田〜池尻大橋〜恵比寿〜麻布十番〜汐留。水道橋で東京ドーム、狭山湖ではベルーナドーム(西武ドーム)をかすめた。


ミステリーブルベ2023のコース


 中央区のゴール受付では白髭のシュークリーム工房のトトロのシュークリームが待っていた。スタジオジブリ公認のケーキ店で、このシュークリームはお昼には予約で売り切れてしまう名品だそうだ。たぶん2度と食べる機会はないだろうから、2個頂きました。良かったかな(^_^;


トトロのシュークリーム


 実はこのゴール地点は2年前まで勤務していた会社のすぐ近く。15年以上自転車通勤をしていたのでルートも知り尽くしている。40キロあるけど、混んだ電車に乗るのもイヤだし、自走で帰るとしますかね。国道246号は回避し、第一京浜〜中原街道〜港北ニュータウン〜環状4号の比較的安全なルートで無事帰宅。この日の走行距離はブルベ127.9キロ(7キロぐらいさまよったみたい)、自走往路38.6キロ、自走復路42.3キロで合計208.8キロ。これでとりあえず不整脈から完全復活としてもいいよね(^o^)

 以下はネタばらし。

◆テーマ

「スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』公開記念ジブリゆかりの地めぐり」

◆ミステリー地点

【日本武道館】風の谷のナウシカ〜崖の上のポニョ…2008年8月4〜5日に「久石譲in武道館宮崎アニメと共に歩んだ25年間」が日本武道館で開催



【上野公園】風⽴ちぬ…作品の冒頭、上京した主人公の堀越⼆郎は関東大震災に遭遇、多くの被災者が上野公園に避難



【上野駅】おもひでぽろぽろ…主人公が夜⾏寝台列⾞に乗って⼭形へ向う際に上野駅が登場



【三鷹の森ジブリ美術館】…2001年10月に開館した三鷹市⽴のアニメーション美術館。スタジオジブリの作品を中心としたアニメーション関連の展示品を収蔵・公開



【オフィス草屋】…2002年4月竣工。スタジオジブリの各部署やジブリ美術館関係の事務所が入ったオフィス。屋根が草木に覆われた外観が特徴



【スタジオジブリ】…当初は吉祥寺を拠点としていたが、1992年8月に当地に新社屋を設けた。近隣に新社屋の建設が予定されている模様



【トトロの森39号地】となりのトトロ…トトロの舞台のモデルの⼀つの狭⼭丘陵の⾃然を守るために、(公財)トトロのふるさと基⾦により保全されている森林地帯



【クロスケの家】となりのトトロ…トトロのふるさと基⾦の活動拠点として管理されている古⺠家で、⺟屋、蔵、茶工場が国の登録有形⽂化財に登録されている



【耳をすませば ⻘春のポスト】耳をすませば…2012年4月設置。物語に登場するアンティークショップ「地球屋」をイメージしたポスト。郵便物の投函はできないが、ファンからのメッセージなどが投函される



【桜ヶ丘いろは坂】耳をすませば…主人公の少⼥が猫を追って駅前から坂の途中にある図書館に向かうシーンに登場



【桜が丘ロータリー】耳をすませば…主人公の少⼥が猫を追いかけていきロータリー前のアンティークショップ「地球屋」たどり着くというシーンに登場



【白髭のシュークリーム工房 代田店】となりのトトロ…宮崎駿監督の実弟の宮崎陽介氏が代表を務めるスタジオジブリ公認のケーキ店。平成19年5月杉並区高井⼾にオープンし平成25年10月にに移転。シュークリームとクッキーを製造・販売する



【宮崎駿デザインの日テレ大時計】ハウルの動く城…日本テレビ本社に設置された大型の仕掛け時計。宮崎駿監督デザインによる銅板で覆われた外観は、映画「ハウルの動く城」の"動く城"を想起させるもので、汐留近辺の観光名所となっている



◆準ミステリー地点

【浅草ホッピー通り】千と千尋の神隠し…主人公の千尋の両親が豚になってしまう飲み屋のモデルとなったと⾔われている



【Cake & Cafe MyNT】猫の恩返し…冒頭、猫が口に箱をくわえて出てくるケーキ屋のモデルになったと⾔われている



【中杉通り】猫の恩返し…トラックに轢かれそうな猫を主人公の少⼥が助ける通りのモデルになったと⾔われている



【ラピュタ阿佐ヶ谷】天空の城ラピュタ…スタジオジブリとは直接の関係はないが、ビル外観が天空の城ラピュタを想起させる映画館



【坂の上のけやき公園】となりのトトロ…ケヤキの大木が近隣住人に「トトロの樹」と呼ばれて親しまれている



【江⼾東京たてもの園 ⼦宝湯】千と千尋の神隠し…主人公の少⼥が働く「油屋」のモデルの⼀つになったと⾔われている(※コース外なので寄らず)

【目⿊天空庭園】天空の城ラピュタ…ラピュタのような天空が楽しめる庭園として親しまれている(※工事中)

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 12月8日のNHK首都圏ネットワークで報じた太宰治ゆかりの三鷹の跨線橋。見覚えあったのでもしかしてと思ったら、昨年11月に参加した日本橋ミステリーブルベで鎖骨、肋骨、尾てい骨を骨折しながら、それを知らないまま死に物狂いで自転車を担ぎ上げて渡った跨線橋だった。




NHKテレビより


 キューシートが残っていたので見直してみたが、「陸橋(三鷹跨線人道橋)を押して(担いで)渡る」とあるだけだった。ま、テーマの「鉄道」とは直接関係ないもんね。しかし橋近くに説明書きがあったようだが、気がつかなかったなぁ。体中痛くてそれどころではなかったしね(^_^;




昨年渡った三鷹跨線人道橋。閉鎖1年前の貴重な写真となった


 三鷹市で晩年を過ごした太宰治が好んで訪れた場所で、階段を上って景色を楽しんだという。築90年で老朽化し、10日に閉鎖。12月中にも撤去作業に入る。知らずして由緒ある場所を訪れていたようですな。

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※井戸川射子(87年生まれ。兵庫県在住。関西学院大学社会学部卒業後、高等学校の国語教師として勤務するかたわら、詩や小説の執筆を開始。2018年に第一詩集「する、されるユートピア」を私家版として発行。翌19年に同詩集で中原中也賞受賞。21年小説集「ここはとても速い川」で野間文芸新人賞受賞。ほかの著書に詩集「遠景」がある。23年「この世の喜びよ」で第168回芥川賞受賞。同年春に教員を退職し、創作一本に絞る)



●難解だけど思いは伝わってきた

 幼い娘たちとよく一緒に過ごしたショッピングセンター。喪服売り場で働く”あなた”は、フードコートの常連の少女と知り合い…。表題作など全3編を収録した小説集。『群像』掲載等を単行本化。

 「あなた」という二人称は初めて読んだ。最初は「何や、これ?」と違和感いっぱい。読み進めるうちに何となく慣れてきたかな。文章も句読点の置き方に疑問がわいたが、これも慣れてきて詩人が書けばこういう文章になるのかという気がしないでもない。表現力も豊かで、独特の文体とリズムは、読み終えると逆に魅力的にさえ感じた。難解ではあったけど、井戸川さんの「この世の至るところにいろんな喜びがあるものですよねと、言いたかった」という思いは確かに伝わってきた。

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