お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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1泊2日の山梨遠征の続きです。

いよいよ標高2365メートル、国内最高峰の車道峠の大弛峠へアタック。

※動画はこちら

「道の駅花かげの郷まきおか」に車をデポしてスタート。登坂距離は30キロ。東海道線だと東京駅から横浜駅の先までをひたすら上り続けることになる。なげーな。


「道の駅花かげの郷まきおか」からスタート


序盤のぶどう畑の間を抜けていく直線の上りがきつい。ここを抜けると勾配は6〜8%に落ち着く。中間の琴川ダムまでは15キロなのだが、この距離表示が面白い。

「あと6・6キロ」で「が」とあった。「が」ってなんやねん? で次の「あと5・0キロ」では「わ」。そして「あと4・0キロ」で「ダ」。なるほど「ことがわダム」なのね(^o^) ヒルクライムのつらさをこの区間は忘れたよ。


ぶどう畑の間を上っていく



琴川ダムまであと6.6キロ地点の「が」



琴川ダムまであと5.0キロ地点の「わ」



琴川ダムまであと4.0キロ地点の「ダ」



富士山見えたけど、鉄塔が…



琴川ダムまであと2.0キロ地点の「ム」



琴川ダム



人工湖の乙女湖



大弛峠まであと15キロ


琴川ダムの先からは川上牧丘林道に入る。しばらくきつい勾配が続いたが、峠まで残り12キロ付近から3キロほど緩斜面に。スピードは出るのだが標高が上がらない。


川上牧丘林道入口。大弛峠まであと14キロ


残り8キロから再び勾配がきつくなったが、10%を超えるような激坂はなく、前半と同じように6〜8%で推移。苦しむことなくペダルを回せ、標高を稼いでいく。

17年前に積雪で前進を阻まれた残り5キロを通過。感慨深いねぇ。


大弛峠まであと5キロ



17年前に来たときは積雪。この先で無念のUターン


標高2000メートルを超えると木々が色づき始めた。車の通行は少なく、モーターバイクも数台。ロードバイクは序盤にドピューンと抜かれ、残り7キロ付近ですれ違ったものすげー速い人と、終盤で抜かれたおしゃべりしながらのんびり上っていた3人組のみ。こっちはもっとのんびり上ってる(^_^;。勾配はきついようできつくないような微妙な感じ。峠終盤のパンチ力にやや欠ける気がしないでもないが、まずまず気持ちのいい登坂が続く。


標高2000メートルを超えると木々も色づき始める



大弛峠まであと1.5キロ


4時間以上かけてピークにたどり着く。30キロという長丁場だが、びっくりするような激坂もなく淡々とペダルを回していたら着いてしまったという微妙な感じ。達成感はもちろんあるが、多少の欲求不満も残ったヒルクライムだった。


大弛峠



大弛峠



大弛峠


山梨県山梨市側は舗装されていたが、峠の先の長野県川上村側が砂利道なのでここで折り返し。30キロの天国のダウンヒルを思い切り楽しんだ。


長野県側は砂利道


大弛小屋が休みでお昼にありつけなかったので、道の駅でカツカレー。あれ、昨日の昼もトンカツだっけ? デザートは信玄餅アイス最中。美味でした(^o^)


ランチは道の駅でカツカレー



デザートに信玄餅アイス最中


この日の走行距離61キロ、獲得標高は1845メートル。次は自走で行って長野県側に降りてみたいな。

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晴れ間をついて1泊2日の山梨遠征。

まずは3日。車にグラベルロードをのっけて甲州市へ。自転車では何度も突破した笹子トンネルを初めて車で通過。いやぁ、こんな路肩のないトンネルをよく自転車で走ったもんだとあの日の自分に感心した。でも、きっとまた自転車で行くけどね。

お昼は道の駅で甲州カツ丼。ソースをかけるべしとあった。


甲州カツ丼。ソースは自分でかける


山梨市駅近くのホテルに車を置き、まずはフルーツラインから太良峠へ。明日の大弛峠へ向けて軽くウオーミングアップのつもりだったのだが、ピークの標高は1000メートルを超え、こんなはずではというくらいきつかった。終盤は10%超えが続いたかな。ただ、甲府側からだと20%があるようなのでまだ楽な方だったようだ。


フルーツラインの名前のない展望台から富士山を望む



フルーツライン



太良峠は左



太良峠まで6キロ



秩父裏街道というらしい



太良峠


この後はいったん笛吹フルーツ公園まで下り、公園内を抜けて「ほったらかし温泉」へ向かう。ここもなにげにきついが、公園内を通らないコースは20%ぐらいありそうな直線の上りだった。

温泉は平日だというのに結構な賑わい。この日は「こっちの湯」が営業終了だったこともあり、「あっちの湯」へ次から次へと人が吸い込まれていた。ちょっと人が多過ぎるかと思い、残念だが入浴は諦め、富士山を眺めた後にUターンした。


ほったらかし温泉の駐輪場。バイクラックもある



ほったらかし温泉



右がこっちの湯、左があっちの湯



日の出から営業。正面には富士山



笛吹川フルーツ公園から富士山を望む


この日の走行距離はたった35.3キロだが、獲得標高はなんと1080メートル。

さあ、明日4日はいよいよ大弛峠!(続く)

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丹沢湖の三保ダム、相模ダム、宮ケ瀬ダムに続き、奥多摩湖の小河内ダムのダムカレーも制覇(^o^)

先週、久々に五日市から青梅街道で奥多摩へ。途中に多摩川南岸道路という新しめの道があったので行ってみた。いきなり10%を下り、長〜い城山(じょうやま)トンネル、愛宕トンネルを抜け奥多摩駅の先に出る。トンネル自体は広くていいのだが、景観は当然ない。7年前に開通したバイパスだそうだが、風情がないので旧道の方がいいかな。


武蔵五日市駅



多摩川南岸道路



城山トンネル


その先の小さなトンネルの連続区間。前に来たときは道がガタガタだったのだが、この日はすべて綺麗な舗装になっていた。これなら走る気になるね♪

ちょうどお昼時に奥多摩湖に到着。水と緑のふれあい館のレストランで念願の小河内ダムカレーにようやく出会えた。ダムの詳細をよく知らないので何が何を表しているのか分からんが、量的には(じーさんなので)満足。カツカレーが1000円なので、スープ付きだけど1300円はちと高い気もする。ちなみに三保ダムカレーは935円、相模ダムカレーは500円、宮ケ瀬ダムカレーは1210円。


奥多摩湖



小河内ダムカレー



丹沢湖の三保ダムカレー



相模ダムカレー



宮ケ瀬ダムカレー



13年の国体ではここ奥多摩湖が自転車ロードレースのゴールだったそうだ


満腹となった後は東京で一番高い道路、奥多摩周遊道路の最高地点の風張峠1146メートルへ。周遊道路に入ってからは12キロの登坂。きついところはないのだが、長いなぁ。ここまで来るつもりはなかったのでウインドブレーカーを持ってきておらず、下りは少しの間だけ寒かった。もう秋ですなぁ。


風張峠


この日は午後7時までに帰還しなくてはならず、甲武トンネルから藤野を目指す。ただ、棡原トンネルを経由したのは失敗。そのまま上野原へ下った方が早かった。


甲武トンネル



甲武トンネルを抜けると山梨県


帰宅したのは暗くなった午後6時半ごろ。シャワー浴びてビールをひとくち飲んだらピンポン。絶妙のタイミングでぶどうが届いたよ(^o^)


ぶどう届く♪


この日の走行距離は173キロ、獲得標高は2229メートル。

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ビワイチ(琵琶湖一周)を走ってみたいなと思っていたら、おあつらえ向きのブルベがあった。ランドヌ東京主催の「いってこいビワイチ」。石和温泉をスタートし、富士川を南下して太平洋岸を走り、浜名湖からは内陸へ。名古屋を経由し、米原で琵琶湖へどーんとぶつかり、一周して同じコースを石和温泉まで帰る。距離はなんと1000キロ。制限時間は75時間。つまり丸3日プラス3時間。峠はなくほとんどが平坦で「何が何でも1000キロ完走を目指すルート」だという。

1000キロに挑戦してみたい気持ちはあるが、まあ無理だろうなぁ。ということで、琵琶湖を一周した後、米原でリタイアすることにしてエントリーした。これでも600キロを走ることになるけどね。もしかしてその時点で元気なら先へ行ってみようかという色気も少し持って13日の早朝、石和をスタートした。


13日午前4時、スタート近くの石和健康ランド



13日午前6時57分、静岡入り



13日午前7時49分、富士川橋から富士山を望む



13日午前8時34分、興津



13日午前8時57分、清水の次郎長通り



13日午後0時24分、御前崎灯台



13日午後0時24分、静岡最南端の御前崎岬



13日午後2時43分、天竜川



13日午後3時32分、浜名湖


下り基調と追い風で順調に進むが、午後になって暑さが堪えてきた。日陰がまったくない道で、特に浜名湖手前の砂丘のあたりは辛かった。14年前に妻と参加した「浜名湖一周」で通った新居関所跡は懐かしかったね。


13日午後3時32分、新居関所跡


豊橋のホテルには午後5時過ぎに到着。この日は266キロを走ったが、信号がほとんどない道だったのでグロス時速20キロという自分としては快速ペースで走り抜けた。

ホテルは駐輪場がなく、駅の駐輪場を案内されたが24時間出し入れ可能ではないらしい。部屋への持ち込みも最初はダメと言われ途方に暮れたが、自転車を見て「あ、綺麗ですね。これなら部屋へ持ってってもいいですよ」と神の声。助かった(^o^)


13日午後5時12分、豊橋到着



13日午後5時23分、ホテル内


ホテルには8時間ほど滞在し、翌日の午前1時半過ぎにスタート。真っ暗で不気味な東名高速側道を走り抜け、瑞穂ラグビー場付近で夜明けを迎えた。午前7時ごろ、木曽川、長良川を渡って岐阜入り。広大な田園地帯を抜け、関ヶ原、今須宿を通り、午前9時半ごろに滋賀に突入、その1時後にようやく琵琶湖・入江橋にたどり着いた。ここまで約400キロ。そしてここから約200キロのビワイチが始まる。


14日午前4時54分、名古屋入り



14日午前5時25分、瑞穂ラグビー場で夜明け



14日午前7時7分、木曽川、長良川が隣り合う立田大橋



14日午前7時10分、岐阜入り



14日午前7時21分、広域農道沿いに広大な田園風景が広がる



14日午前9時3分、関ヶ原町



14日午前9時18分、今須宿



14日午前9時27分、滋賀入り


琵琶湖、広いねぇ。このあたりからは対岸は見えないよ。


14日午前10時40分、琵琶湖到着



14日午前10時40分、ビワイチ出発


サイクリングロードとしては自転車・歩行者道が低速コース、車道が上級車向けの高速コースという色分けになっていた。自転車・歩行者道は広く歩行者との境もあるのだが、路面が悪かったり、工事で通れないとか、消えてしまうとか200キロもあれば様々な状況となるので全て快適ということではなかった。車道側もグリーンのラインが引いてあるが、自転車道として確保されていたのは「サイクリストの聖地」があるなぎさ公園前後などほんの一部。車道の幅が狭いためグリーンのラインまで出ていいわけではない。路肩は狭い上、車の通行量も多くトラックもバンバン走っている。信号がないのは良かったが、湖の東側を走っている時は気をつかうライドが続いた。北から大津手前の西にかけては静かで綺麗な風景もあって結構楽しめた。


14日午前11時25分、長浜城



14日午前11時29分、歩道が低速コース、車道が上級者コース



14日午前11時31分、長浜付近



14日午後0時39分、長浜付近



14日午後1時24分、海津大崎の桜並木



14日午後1時37分、小さなトンネルが続いた



14日午後1時38分、海津大崎港



14日午後1時51分、マキノ町の古い町並み



14日午後2時、マキノ町付近



14日午後2時23分、高島付近



14日午後3時36分、日陰がなく灼熱地獄だった区間



14日午後5時、大津港


ただ、この日も猛暑。やはり日陰がないので、照りつける日差しの中を黙々と走る灼熱のエンデューロ状態が続き、午後5時過ぎに大津のホテルにたどり着いた時はヘロヘロ。グロス時速も17キロとガタ落ち。先のことなど考えず、ぐっすり眠ってしまった。

ちなみにこの日もホテルの部屋へ自転車が持ち込めた。最初はダメだと言われ外の空きスペースに置くようにと言われたが、豊橋の同じ名前のホテルではOKだったよと言うと、相談の結果、OKとなった。ありがとうございます。でも部屋がちょっと狭くて部屋内の移動が大変だったけど(^_^;


14日午後6時51分、ホテル内


結局ホテルには12時間ほど滞在。これだけ時間を使ってしまうと制限時間には到底間に合わない。予定通り米原でDNFすることにして、午前5時半ごろスタートした。すぐに「ビワイチ」の起点・終点の瀬田唐橋となり、ここから北上してしばらくすると「サイクリストの聖地」が見えてきた。今年6月に行ったしまなみ海道に続く聖地巡礼だよ♪


15日午前5時30分、出発。大津は路面電車の町。山越えした後、地下鉄になり京都まで繋がっている



15日午前6時2分、近江大橋付近で朝日が昇る



15日午前6時6分、瀬田唐橋



15日午前6時7分、ビワイチ終点



15日午前6時8分、ビワイチ起点



15日午前6時33分、草津付近



15日午前7時11分、はるかに琵琶湖大橋



15日午前7時18分、サイクリストの聖地



15日午前7時23分、カメラ台があったのでパチリ



15日午前7時26分、聖地の先にあったBIWAKOモニュメント


この聖地がある第2なぎさ公園だが、利用時間は「日の出から日没まで」とあった。1000キロ完走を目指し、夜中に出発していたら入ることができなかった。なるほど。それでここがチェックポイントではなかったのか。DNFして大正解。はるばるここまで来て入れないじゃ、話にならないもんねぇ。サイクリングは昼間に限るよ(^o^)


15日午前7時32分、利用時間は「日の出から日没まで」


その後は長命寺交差点から湖畔を通るプチ山道のサブルートを回り、彦根城付近をのんびり走ってメロンソフトをいただき、再び入江橋に戻ってビワイチ・コンプリート。米原駅には午前10時半ごろ到着した。初日266キロ、2日目263キロ、3日目80キロで通算609キロ。所要時間は54時間半でグロス時速は11キロ。600キロのブルベでもタイムオーバーだったね(^_^;


15日午前8時12分、左のサブルートへ



15日午前8時17分、長命寺港



15日午前8時21分、車がまったくいないサブルート。こういう道がいいね



15日午前9時53分、彦根城



15日午前9時53分、彦根城前のポスト



15日午前10時、観光センターでメロンソフト



15日午前10時25分、米原付近



15日午前10時28分、入江橋まで戻りビワイチコンプリート



15日午前10時35分、米原駅でDNF



15日午前11時29分、新幹線で帰ります




15日午前11時54分、近江牛弁当


帰りの涼しい新幹線の中で食べる近江牛弁当は最高だったよ。

1000キロブルベは1000キロを75時間、つまりグロス平均時速13.3キロで走ればいいと思っていたのだが、600キロまでは15キロなのね。一応完走を目指して休憩4〜5時間で3泊する予定にしていたのだが、それだと帰りの御前崎のPCに間に合わないことが直前に判明。そんなこともあってのDNFだった。ただ、ビワイチを走ればそれで満足だったので、今回のDNFはそれほど悔しくないかな。

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