お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 11月23日に久々に足柄峠へ行ってきた。



 ルートは小田原厚木道路側道から七国峠、やまゆりライン経由で大雄山からのアプローチ。

 連休中でも車の通行は少なくて気持ちはいいのだが、地蔵堂からピークまでの3キロがきつい。12%から始まって、最後は15%だっけ? とにかく全部が10%以上。箱根の七曲がりが楽に思える。インなんてとてもじゃないが上れない。下る時、上ってくる自転車乗りを見たら止まって見えたもんね。


標高759メートルの足柄峠



関所跡と金太郎



綺麗な紅葉を楽しめた



おみやげはどこから切っても金太郎が出てくる「金太郎かまぼこ」と、やまゆりラインの直売所でゲットした1袋100円のみかん


 実は行きのやまゆりラインで1袋100円のみかんを直売所で発見。帰りにはもうないかな? と「正直箱」に100円チャリンと入れて購入。これから上るというのにサドルバッグを重量化してしまったのも、苦しんだ原因か…。

 距離 132・5キロ
 獲得標高 1987メートル
 グロス時速 17・47km/h


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 翌24日は近所の小さな峠へ。

 愛川町の八菅(はすげ)神社の脇から上っていく。途中から車もすれ違えない細い道となり、いこいの森手前の分岐を左へ行く。ここからは軽自動車しか入れないほどの道幅になり、舗装はされているがほとんどハイキングコース。でもこう配はかなりきつい。

 こんな道でもほかに走っている自転車乗りはいた。あっさり抜かれましたが…。なんであんなに速いんだろう?


ピークはやなみ峠というらしい。標高は約200メートル



峠を越えるとまつかげ台の住宅地へ下る


 この峠を反対側へ下るとまつかげ台の住宅地。こう配は八菅側よりきつくて、距離は短いが下りきるまで滑り止めのわっかがある道。たぶん15%以上だろう。ま、こちらから上る気はまったくないが。

 ちょっと上り足りないので、三増峠を上ってから帰宅。

 距離 52・46キロ
 獲得標高 706メートル
 グロス時速 17・01km/h


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 僕のオヤジは2年前にくも膜下で倒れたが、2度の手術で一命は取り留めリハビリを経て今は岡山市内の老健に入っている。

 岡山は僕の生まれ故郷で大学に入る前までいた。大学からは神奈川、東京、埼玉などに住み、現在は神奈川県央に自宅がある。

 オヤジの様子見などで月に1度は帰省しているのだが、岡山の実家とオヤジが入所している老健はともにJ2のファジアーノ岡山の本拠・kankoスタジアム(カンスタ)や桃太郎アリーナがある「総合グラウンド」の近く。回りに高い建物はないので、実家の窓を開けるとスタジアムの歓声が聞こえてくる。

 kankoスタジアムはネーミングライツが付く前は桃太郎スタジアムと呼ばれていた。その前は岡山県営陸上競技場。僕の中学は1学年が700人以上いるマンモス中学だったので、その岡山県営陸上競技場で運動会をやった。

 日本リーグの試合もあった。奥寺がいた古河の試合をまだ芝生席だったバックスタンドから見たことがある。もちろんガラガラで、バックスタンドには当時中学生の僕と友人だけ。メーンスタンドも数十人といったところだろうか。奥寺はうまかった。僕の目の前のサイドラインぎりぎりで、ボールを出さずにキープする姿に驚いたものだった。同じ「総合グラウンド」内にある球技場では釜本のヤンマーがキャンプを張っていたこともある。のぞき見した釜本の太ももは遠めからでも凄かった。

 また、倉敷のマスカット球場ができる前は「総合グラウンド」内にある県営野球場がプロ野球も開催する県下ナンバー1の野球場。野球少年だった僕は中学時代に県大会の決勝を戦い、高校時代は2年続けて夏の大会の準々決勝で涙を飲んだところだ。昔は練兵場だった「総合グラウンド」は小学校の時も野球をやったり遊んだりする、まさに僕の庭だった。

 そんな青春の日々を過ごした「総合グラウンド」も今やすっかり変わってしまったが、まさかJリーグのチームができてここで戦うなんて思ってもみなかった。

 ファジアーノ岡山がJ2に昇格した当初はテレビでたまに見るだけで、何だか元ヴェルディの選手が多いなといった印象だったが、帰省する機会が増えたこともあり、たまには故郷のJチームを生で見てみようかと昨年の8月25日、初めてkankoスタジアムへ足を運んでみた。

 岡山駅からは西口を出てスタジアムに向かうことになる。距離的には新横浜駅と日産スタジアムと同じような感じ。シャトルバスは出ておらず、路線バスはあるが電車で来たほとんどの人が歩いて行く。地元の人は車か自転車。なんせ「総合グラウンド」自体が巨大な駐車場と化しているし、近くに臨時駐車場もあるという、車がなくては生活できない地方ならではのアクセス方法となっている。

 西口を出て歩道橋を渡ると、アウェーサポーターおもてなしの看板がひっそりとある。


岡山駅西口付近にある看板



 マリノス戦であちこちのアウェーへ観戦に行ってきたが、こんな光景に出会ったことはない。「アウェーサポ来るな」的雰囲気ムンムンの所はあるが、こういう対応は珍しいのではないだろうか。ただ、スタジアムの収容人員が2万人と少ないため、アウェーサポーター席はほんのちょっぴりしかない。三ツ沢のアウェー席より狭いかな? 当然ながらこの看板は毎試合、作り替えられている。

 スタジアムに近づくと、また驚かされることがある。その名は「ファジフーズ」。スタジアムグルメはどこでも力を入れているし、我がマリノスの日産スタジアムも数年前に店が増えメニューも豊富になった。しかし、スタジアム前の広場にあるこのファジフーズは祭りの屋台がズラリと並んだ感じで、何だか楽しげだ。階段を上ったりコンコースを歩かなくても手軽に何でも買える。メニューも地元岡山の食材を使った定番ものに加え、アウェーチームの地元の食材を使った、その試合だけの特別メニューもあり、毎回来ても飽きることがない仕組みとなっている。


試合開始前のkankoスタジアム前



ファジフーズはメーンスタンド前の広場にある





 食べ過ぎちゃうね、これは(^o^) ただビールの販売箇所が1箇所しかないのが悲しいかな。あ、これは飲み過ぎないから逆にいいか(^_^;

 ちなみに僕のお気に入りはホルモンうどん、熟成千屋牛の牛串、豚串、牛テールの塩焼、うめぇ~棒、牛スジコロッケ、ファジ丸トントンラーメンなど。


僕のお気に入りはホルモンうどん


 スタジアム前の広場なのでアウェーサポも自由に楽しめるのもいいねぇ!

 さて、肝心の試合。両チームで名前と顔が一致するのは、ピッチを見渡してみると元横浜で栃木GKの榎本達也だけだったりして…(^_^;。

 スタジアムのゴール裏は芝生席。ここでは小さい子供が駆け回り、試合そっちのけで大はしゃぎしていた。のどかだなぁ。


ゴール裏は芝生席


 そしてバックスタンドの右手向こうには僕たちが結婚式を挙げたホテルがそびえ立つ。


ここで結婚式を挙げた



バックスタンド右手のアウェー席(手前左の照明の下。三ツ沢のアウェー席より狭い?)



バックスタンド左手に陣取ったファジアーノのサポーター


 結果は栃木に1-3の完敗。最後はGK中林のミスで失点。攻撃もいいところなく、やっと名前とポジションを覚えたかなというところで試合終了となった。

 スタンドの雰囲気はサッカーのスタジアムというより、地方の野球場という感じ。僕が座ったメーンスタンドのアウェー側では、大昔に岡山県営球場で行われた「大洋-巨人戦」で聞いたようなヤジが飛びかい、酔っ払いがスタンドを盛り上げていた。しかし、岡山弁で応援しても選手たちは分かるんかのう?

 でも、地方都市にとってはいい楽しみができたものだと思う。プロ野球はよくて年に1度ぐらいしかやってこないが、サッカーは2週間に1度やってくる。通常では6000~8000人が観戦に訪れ、遠藤、今野の代表組がいるG大阪戦はチケット完売で1万8269人が詰めかけたそうだ。この年の平均観客動員は8574人。健闘している方だと思う。

 昨年、クラブハウス付きの専用練習場が完成したが、この場所は僕のオヤジの実家近く。周辺は田んぼで、夜は明かりが煌々とついているのが遠めからも見えるという。昨年9月に帰省した時にちょっと寄ってみたが、静かでいい所だった。近くにコンビニさえない本当の田舎だが、練習に集中するにはいい環境だ。

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 今年はまず3月2日の開幕戦から観戦した。昨年終盤はテレビ観戦し、選手の名前もだいぶ覚え、FW押谷ファンとなった長女とホーム・カンスタに乗り込んだのだが、富山に0-0のドロー。ファジフーズで娘は喜んだが、試合は盛り上がることなく終わってしまった。ただ、この日は懐かしい出会いがあった。中学時代からの友人がたまたま観戦にきており、彼の結婚式以来の再会を果たすことができた。

 次に観戦したのは国立の東京V戦。ファジアーノ岡山にとっては「最初で最後の国立」だ。行かねばなるまい。


ホームゴール裏の東京Vサポーター



アウェーゴール裏の岡山サポーター


 意外な数の岡山サポーターがアウェー側にはいた。後で聞いたのだが、前日の夜中に出発し、午後5時からの試合を観戦。終了後、とんぼ帰りをして明日の仕事に出る人もいるという。一方の僕は神奈川から小径車のBD-1で往復70キロを走っての観戦。いろんな人がいるもんだね(^_^;

 楽しみにしていた蒜山焼きそばの売店は長蛇の列であきらめた。残念だったが、試合は最高だった。MF上田の浮き球のDF裏へのパスを、FW荒田が最高のトラップで止め右足で蹴り込んで先制。この元ジュビロコンビで挙げた1点を守りきった。生観戦で初の勝利。やっぱり勝つって気持ちいい。

 守備はいいのだが、「どうやって点を取るんだろう」というサッカーをしていた岡山が、大宮からのボランチ上田康太の加入で変わった。中盤に基点ができ、正確なプレースキックでセットプレーも武器になった。また、開幕直後にDF陣にケガ人が続出したが、初の東大卒のJリーガーMF久木田と左サイドのMF田所を最終ラインに起用した影山監督の采配が当たり、正GK中林がケガで離脱した時もリーグ戦初出場となったGK椎名が無失点に切り抜けるなど、相変わらずの堅守ぶりを見せつけた。さらに、前線の選手も固定せず調子のいい選手を起用し(荒田はケガだったが)、チームは活性化した。

 観戦した東京V戦は上田が移籍後、初めてフル出場した試合だった。そして4月26日の第9節、札幌戦を2-0で勝利すると、8月17日の第27節に北九州に敗れるまでチーム初となる18試合連続無敗(9勝9分け)の記録を作った。この間、湘南、松本、磐田戦があったがすべてドローとしている。勝ちきれないのはまだ上位と差がるのだろうが、チーム力は確実に上がっている。

 その無敗街道ばく進中の5月24日の長崎戦と、7月26日の栃木戦を観戦した。長崎戦はオウンゴールとFW清水のゴールで2-1で競り勝ち、栃木戦はDF久木田、DF後藤、MF妹尾のゴールで前半で早々と3点をリード。後半に追加点を挙げられず逆に1点を失ったが3-1で快勝した。妹尾はこのチームでスタメンに名を連ねる中では唯一の岡山県出身のプレーヤー。一度引退を表明しコーチ就任の予定だったが、復帰してもう2年になる。来年も頑張って欲しいものだ。


長崎戦は夏夜祭り4試合のうちの1試合。4試合で観客動員4万を目指したが、届かなかった。


 この長崎戦で岡山は昇格プレーオフ圏内の5位に初めて浮上。さらに7月5日の押谷のロスタイムのゴールで2-2で讃岐と引き分け、ついに4位まで上り詰め、勝ち点で磐田、松本を脅かす存在となった。

 そして8月10日の第26節に湘南と0-0で引き分けるまで4位を維持し、J1が現実味を帯びてきた。原動力となった上田は7月の月間MVPにも選出された。スカパー!の放送でも選手たちが「来季はJ1」と口にしているとレポートが入っていた。気が早い? 慢心しなければいいがとこのコメントを聞いて、逆に心配になった。

 次女と観戦した8月24日の千葉戦は雨の中の一戦となった。カッパを着てファジフーズを満喫し、濡れるのを覚悟でスタジアムに入ったら、メーンスタンドの大部分は屋根におおわれ、雨は落ちてこなかった。ラッキー♪


ピッチは土砂降りとなった千葉戦


 試合は清水のゴールで1-0で勝利。今季の観戦は開幕戦は引き分けたが、後は4連勝と最高だった。


ファジアーノ岡山の勝利を報じる山陽新聞。なんと1面!


 岡山駅近くの商店街・奉還町にはファジアーノ岡山の順位が掲げられる。帰省するたびにそれを見上げてニヤリとしたものだった。また翌日の新聞を見るのも楽しみだ。スポーツ紙でさえ、結果しか掲載されないのだが、地方紙はなんと1面。もちろんスポーツ面にもデカデカと載っている。岡山には日本代表MF宮間あやが所属する岡山湯郷ベルやバレーボールのシーガルズもあり、月曜付のスポーツ面は地方色たっぷりとなっている。

 連続無敗記録がストップした後、9月14日の第31節松本戦から上田がケガで不在となる緊急事態が発生。復帰までの3試合を1勝1分け1敗でしのいだが、10月11日の第36節群馬戦に逆転負けして6位に後退し暗雲が漂い始める。そして、10月19日の第37節、昇格プレーオフ争いのライバル山形に1-4と大敗しついに7位転落。続く第38節は大分に後半ロスタイムの失点で0-1と敗れ、第39節の京都戦は2-1とリードしていたが、後半44分、同ロスタイムにCKから大黒に2点を奪われ悪夢の逆転負け。4連敗で順位は10位まで下がった。

 11月9日の第40節横浜FC戦はFW押谷の2ゴールで何とか勝利し、昇格プレーオフへ首の皮1枚でつなげたが、ホーム最終戦となった11月15日の第41節熊本戦は1-0とリードした後半44分にセットプレーから失点。まさかのドローに終わり、昇格プレーオフ進出の夢は断たれた。

 11月23日の最終節富山戦は3-0で快勝し、下位との実力差は示したが、順位は過去最高タイの8位。6位山形に勝ち点差で3届かなかった。

 ホームの観客動員は、1万人超えが5月6日福岡戦、5月18日岐阜戦、7月5日讃岐戦、9月6日磐田戦で、最高は磐田戦の1万2033人。最低は4月20日北九州戦の6117人。平均は8404人で残念ながら昨年を170人下回った。

 終盤の失速がなければ、ロスタイムに持ちこたえていればと思うが、これがJ1昇格への厚い壁。最後まで諦めないサッカーを逆に相手にやられてしまった。

 前述したが、7月5日の瀬戸内ダービーの讃岐戦のテレビ放送で聞いた「俺たちは来年はJ1」という選手たちのコメント。下位の讃岐相手に自信の表れだったのだろうが、どこかに油断があったのではないか。結局、その試合も0-2とリードされ、後半42分と同ロスタイムの押谷のゴールでやっとのことで引き分けた。

 この経験を来年にぜひ生かしてほしい。「最後まで諦めないサッカー」を貫いてJ1昇格を果たしてほしい。今年は本当に残念! でも、最後まで夢を見させてくれてありがとう。

 そういえば今年はマリノスの試合を1試合も観戦していないな…。

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 箱根のお山の後は、三浦半島1周で海を堪能。11月12日のことです。

 午前7時半ごろに自宅を出発。いつもとは違うアプローチで、瀬谷から環状4号をひたすら南下し、朝比奈を超え六浦から国道16号に入る。


※始点と終点は数キロ省略しています



久々のスカレー君


 ヴェルニー公園までは曇り空だったが、三笠を過ぎ馬堀海岸に出たあたりで雨がポツポツ。ここのところ天気には恵まれない。ただ、路面が濡れるほどの雨ではなく、歩いている人は傘を持っているが広げていない。そんな雨。でも、そのうちザーッってきそうでやだねぇ。

 その降っているようで降ってない雨も久里浜を過ぎるあたりで止み、やがて日が差すようになってきた。予報通りだ(^o^)

 三浦海岸から先のアップダウンはこれまではきつなぁと感じていたが、この日はそれほどでもなかった。身が軽くなったせいかな~なんて喜んで上っていたら、毘沙門の坂であっさり抜かれた(T_T)

 松輪の「ぢんげる」通過が午前11時半ぐらい。3台分ほどの駐車場は満杯で店内にはすでに人が多そうだ。初めて開いている時に前を通ったのだが、「1日10食限定630円の中落ち丼」はもうないだろう。通過--(T_T)


逗子マリーナから江の島を臨む


 雨が降り出したところでデジカメをサドルバッグにしまい、間の写真はまったくなし(^_^; でも上の地図はGPSのログから作成したのでちゃんと1周してますよ。

 実は上の逗子マリーナ付近は亡くなった妻との思い出の場所。ちょっと感慨にふけった。

 時刻は午後1時に近かったので「ゆうき食堂」もすいていたが、その前に腹が減って仕方なかったのでコンビニで補給してしまっていた。残念。このペースでいけばいい時間に着けることが分かったので、次回は「ゆうき食堂」でランチを食べることにしよう。

 逗子からは海岸線ではなく鎌倉から大仏経由ではしょったので、帰宅は午後3時前。この季節は午後4時を過ぎると暗くなってくるので、いい感じで走ることができたようだ(^o^)

 距離 129・31キロ
 獲得標高 1130メートル
 グロス時速 19・04km/h


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 久々に箱根旧街道を上りました。11月10日のことです。



 いやぁ、きつかった。なので、写真はなし(^_^;

 序盤の温泉街から発電所前。そしてこう配10・1%が1・5キロ続く七曲がり。その七曲がりを越えても、猿すべり坂とかきついこう配が延々と続く。

 要するに、すべてきつい(T_T)

 発電所前の激坂は「女転がし坂」というらしい。案内の看板がひっそりとあったのを発見した。その昔、この坂で馬に乗った女が馬から落ちて死んだらしい。

 三枚橋からラーメン屋まで1時間15分ほどかかった。過去のログと比べてみると、ちょっぴり遅くなっている。つい先日に56歳になったばかり。衰えるのは仕方ないかな。

 この日はぐ~んと旗宿入口へ降りた後は芦ノ湖へ下らず、そのまま直進。少し上って大芝交差点を左折し、気持ちのよいアップダウンを箱根園から湖尻へ進み、桃源台手前を右折して姥子経由で大湧谷へ向かった。

 ところが、平日(月曜日)だというのに合流地点前から車は休日並みの大渋滞。おまけに路肩には朝の雨で湿った落ち葉だらけで危なくて走れない。対向車もなく、渋滞の車もほとんど動かないのを幸いに、センターライン付近に回り込んだりしながら残り2キロ強を登坂した。





 娘2人の大好物なので3袋ゲット。消費税が上がっても値段は500円のままなのがいいッスね(^_^;

 帰りはユネッサン方面へ下り、箱根登山鉄道手前を左折して彫刻の森から強羅経由で下山。箱根から先はやまゆりラインのアップダウンを楽しんで帰宅した。

 距離 154・61キロ
 獲得標高 2555メートル
 グロス時速 15・95km/h


 何とかブルベは合格(^_^;

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 7年ぶりに自転車で訪れた群馬大津の交差点。天気は怪しいが、まだ雨粒は落ちてきていない。ここから国道最高標高2172メートルの渋峠までは約30キロの上りが延々と続く。これを上るために自宅からここまで約200キロを2日かけて自走してきた。今回のツーリングのハイライトがいよいよ始まるのだ。


400メートル先を右折して草津へ向かう


 標高が2000メートルを超える渋峠のピークの気温は10度を下回るだろう。サドルバックにはウインドブレーカー、ネックウォーマー、冬用の手袋を入れ、下山準備も万端だ。


大津交差点


 大津交差点前のコンビニで腹ごしらえし、午前9時半ごろにまずは10キロ先の草津温泉目指してスタートした。

 このあたりの標高は約700メートル。渋川付近が200メートル弱なので50キロ走って500メートル上るという、平均すれば1%ほどのゆるやかな傾斜、いやほぼ平たんな道のりを走ってきたのだが、ここからこう配は一気にきつくなる。


草津まではあと9キロ


 上り出すとすぐに「草津まで9・0K」という標識があった。確かに草津までは9キロなのだが、最後は草津交差点へ向かって1キロ以上下ることになるので、登坂としては7キロほどになる。


平日とあってか車の通行量も少なく、トラックの姿もない



このあたりはまだ色づいていない



標高1000メートル地点


 30分ほどかけて標高1000メートル地点にたどりついた。こう配に緩いところはなく、10%近いきつい上りが続く。時速も7~8キロが精いっぱいだ。この時の気温は13度。となると、標高2000メートルを超える渋峠は6~7度と予想される。寒そう…。今は汗びっしょりでいいが、下りを考えるとちょっと気持ちが萎える。


草津まで3・5キロ


 午前10時8分に草津まで残り3・5キロ地点に到着。ここまでの6キロを38分で上ってきた。ということは時速9・5キロ。あれ、時速10キロ出てないのか。遅ぇな~…(T_T)

 残りはあと2キロほどなのだが、このあたりから登坂車線が現れ、こう配はこれまでよりきつくなった感じだ。スピードも6キロ前後に落ちたりと歩くのとたいして変わらない。


ようやく登坂車線が終わった


 午前10時22分。登坂開始から52分。ようやく登坂車線が終わった。ふぅ~…。本日のメーンイベント第1ラウンド終了だ。道は平たんとなり、草津名物「メロディーライン」が始まる。


時速40キロで走ると「草津節」が聞こえるメロディーライン


 「メロディーライン」とは道と直角に溝が掘ってあり、ここを時速40キロで走ると「草津節」が聞こえてくるのだ。だが、厳しい登坂を終えたばかりの足でいくら平たんとはいえ時速40キロを出すのは厳しい。それに自転車はタイヤが細いのでたとえ時速40キロで走ったとしても音は出ないに違いない。ムダな努力はよそう。どうせ、車が通るたびに「くさつよいと~こ いちど~は~ぁおいで」と聞こえてくるし、これで満足だ。


ここまで上ると木々も色づき始めている



道の駅の草津運動茶屋公園前


 そして道の駅の草津運動茶屋公園前から草津交差点へ一気に下ろうとした、そのとき! 最初の一滴がついに落ちてきた。

 時刻はまだ午前10時半。予報より3時間半も早い。本降りになる前にここでUターンするか。いや、せっかくここまで来たのだし、簡単には帰れない。葛藤しながら草津交差点から温泉街を上り、08年から3年連続で参加した懐かしきツール・ド・草津のスタート地点「天狗山レストハウス」に向かった。


天狗山レストハウス


 雨はまだ小降りだが、山を上ればもうやむことはないだろう。雨の中を上ることができても、土砂降りの中でのダウンヒルが待っていることになる。ここで下った方が安全だ。でも、渋峠アタックのチャンスは次にいつやってくるか分からない。これ以上強くならなければ何とかなる。

 再び葛藤の末、奇跡を信じて上ることにした。路面が湿らない程度の雨ですんでくれ、頼む。


夜間は通行止めとなっていた国道292号線



いい感じで色づき始めている。もっと上へ行けば真っ盛りか


 小雨の中を上り始めて1・6キロほど走った時、大粒の雨がパラパラと落ちてきた。もうダメだ。気温は下がるし、路面はウエットとなる。無理はよそう。残念だがここでUターンだ。


この地点で無念のUターン


 アタック渋峠は、大津交差点から13キロ、標高1365メートルの地点であえなくDNF(DO NOT FINISH)。2回連続で雨に阻まれる結果となった。最初よりは進んだが、まだ17キロ残っている。来年の夏休みの宿題かな。

 下っていると路面は一気に濡れ、濡れたブレーキシューからも異音がし始めた。温泉街の観光客も慌てて引き揚げ始めている。雨は本降りに近い。これでは湯畑方面にも行けないか。天狗山レストハウスに寄ってウインドブレーカーを着込み、早々に草津を後にした。

 上りに52分かかった大津交差点からメロディーライン。それを14分で下った。そして、下りきると雨は小降りになっていた。路面も乾いたままだ。山の天気はそんなもんだ。

 結局、帰りの道も雨は降ったりやんだりで、降っても小雨程度ですんだ。だが、すり切れたケツの痛みが増してきた。段差があるとケツに響く。ペダルを回し続けると痛いので、足を止める時間も増えてきた。緩いながら下り基調なので前には進むが、辛いライドが続いた。

 小雨のうちに渋川のホテルまで帰ることができた。GPSのログによるとこの日は124・4キロを走り、グロスの平均時速は15キロ。獲得標高は2042メートルだった。

 その夜の渋川は本降りの雨。翌日の予報は渋川方面は午前9時前後に雨が降るがあとは曇り、東京・神奈川方面は午前中が雨で午後から晴れるというものだった。

 3日目の朝は予報通りの曇り空。混雑しそうな前橋市街を朝のうちに脱出したかったので午前6時にホテルを出発した。

 自転車に乗った瞬間、ケツに痛みが走った。たぶん悲惨な状況になっていると思われるが、輪行袋も持ってきていないし、150キロを走って帰るしかない。痛くないベストポジションを探りながら走ったが、信号待ちでサドルに座り直すたびに激痛が走るのにはまいった。

 往路は日曜だったので車は少なかったが、この日は火曜の平日とあってトラックを含め通行量は多い。ケツの痛みもあるし快適とは言えないライドが続いた。

 美里町付近で雨が降り出した。帰りは円良田湖から長瀞、秩父と回り、正丸トンネルから帰ろうと計画していたが、ちょうど円良田湖への分岐で雨が強くなった。山沿いはきっと雨だろうし、走っていても楽しくないのでこれもあきらめ、来た道をそのまま帰った。

 幸い、雨はその後強くならず高麗手前で完全に上がり、東京に入った時には晴れ間がのぞくようになった。

 この日のライドはGPSのログによると距離150キロ、グロスの平均時速は17キロ。3日間トータルで425キロを走った自転車三昧の3日間だったが、雨とケツの痛みで消化不良に終わってしまった。汗をかいたのも大津から草津温泉までの上りの8キロ弱だけで、距離が400キロ以上といっても走った気があまりしない。おまけにその後、10日間ほど擦りむけたケツが直らず、自転車にも乗れなかった(T_T) あ~ぁ…。日頃の行いが悪かったのかなぁ…。

 来年は3度目の正直か、2度あることは3度あるとなるのか。どうなるか分からないが、今度はもっと暑い時期に行くことにしよう。今回は下山用のウインドブレーカーなど荷物が多すぎ、リュックをしょって走ったので肩が凝ったよ(^_^;
 
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 さて、2日目。

 ケツは痛い。だが、自転車に乗ってみると、耐えられない痛みではなかった。何とかごまかせそうだ。

 しかし、天気予報が悪い方へ変わった。渋川方面はなんとか曇りで持ちそうだが、草津は午後2時から雨が降るらしい。予定だと、渋峠到着はお昼前後。タッチの差で雨雲から逃げられるか。勝負するしかない。

 宿泊したホテルはルートイン渋川。自転車は部屋に持ち込めなかったが、事務所で預かってくれた。


ホテルの玄関前


 午前6時半ごろ出発。ホテル前の国道17号バイパスで利根川に流れ込む吾妻川を越える。天気はまずまず。このまま少しでも長く持ってくれればいいのだが…。


吾妻新橋で吾妻川を越える


 少し走って国道353号へ入る。ここから長野原草津口までは45キロの緩やかな上りが続く。7年前にこの道を走った時は真っ暗。タヌキが出てきて一瞬なごませてくれたが、信号の明かりだけを頼りに走った箇所もあった。この日は曇りだが、たまに晴れ間ものぞいている。始まった紅葉を愛(め)でながら、(ケツは多少痛いが)のんびり楽しんで走ろう。




国道353号線に入る。草津までは54キロ



かつて三国街道の宿場として賑わった北牧宿


 この日の国道353号線は平日の月曜とあってか、大型トラックの通行が多かった。路肩に十分な幅がなく、こちらとしては白線上か、やや内側を走らざるを得ない。おまけに走行車線そのものも狭いため、お互いをやり過ごすためにはトラックが反対車線まで回り込まなければならない。後ろからトラックの爆音が聞こえるたびに緊張感を味わうのはあまり楽しいライドではない。この道は休日に走る方がいいかもしれない。


路肩も走行車線も狭い国道353号線



JR吾妻線の小野上駅



国道353号線に沿って走るJR吾妻線。その向こうには吾妻川が流れる



午前7時20分ごろに中之条に到着


 出発から約1時間ほどで中之条、原町に到着した。草津までの国道沿いでは大型の電気店などがある大きな町だ。過去3度ツール・ド・草津に参加した際、ここを車で通った時に寄ったこんにゃく茶屋は当然ながら開店前。補給はコンビニでするしかない。

 中之条を過ぎると国道は145号線となる。


中之条のこんにゃく茶屋


 スタートから30キロを過ぎ、岩島駅の先の「吾妻渓谷入口」交差点で道は二股に分岐していた。右方向が本線のようだ。行ってみるとJR吾妻線の踏切があったがすでに廃止されており、そこを過ぎると道はやがてきつい上りとなった。これまで車で3度、自転車で1度ここを走っているのだがこんな上りは記憶にない。ともかくこちらが本線なので久々にフロントをインナーに落として上り続けると、ピークにはトンネルがあった。


吾妻渓谷入口交差点



直進するといきなりきつい上りが始まった



ピークには雁ケ沢トンネル


 標識を見ると、雁ケ沢トンネル、鍛冶屋沢スノーシェルター、茂四郎トンネルとあり、長さは2642メートル。こんな長いトンネルは景色も楽しめないし、走る気にはならない。走るとしても路肩が狭そうなので歩道を行くしかない。それにしてもこのトンネルは何なんだ? このあたりは吾妻峡のはずなんだが…。

 そう思って下を見ると旧道らしきものが見えた。


左右に伸びる道路が旧道。手前には廃線部分のJR吾妻線


 実は「吾妻渓谷入口」交差点から右に伸びるのは八ツ場バイパス。八ツ場ダム建設にあたり、国道145号線、JR吾妻線が一部水没する。そのため国道、鉄道の付け替えが行われ、八ッ場バイパスは11年12月に全線が開通した。また、ダムに沈むJR川原湯温泉駅は14年9月24日にその役目を終え、JR吾妻線は10月1日から高台の新駅を回る新ルートでの運行が始まっている。

 吾妻峡も一部が水没するが、国交省の八ツ場ダム工事事務所のホームページによると、「名勝吾妻峡の指定区域約3・5キロのうち下流側の約4分の3は、現況のまま保存」し、「最も観光客が訪れる鹿飛橋付近は、手を加えません」としている。ということは4分の1は水没の運命にあるようだ。

 八ツ場ダムの完成は現在のところ2020年。旧道を今まで通り草津方面へ走れるのはあと5年あまり。ならば、走るのは旧道しかない。ちょうどトンネル脇に自転車と歩行者用の側道があったので、それを一気に下りおりた。

 おりた先には道の駅「あがつま峡」があり足湯の設備もあるようだが、時刻はまだ午前8時半。当然、閉まっているのでトイレだけ借りてリスタートした。近くには吾妻渓谷への遊歩道があり、ちょっと観光したかったがケツの痛みも時間とともに増してくるし、雨予報もあったので断念。とにかく事は早めに運ばないとね。


道の駅あがつま峡入口



道の駅付近の吾妻峡



吾妻峡が色づくにはまだ早かった


 旧道は当然ながら車の通行量はほとんどない。美しい風景に囲まれながら「これぞサイクリング」の醍醐味を味わう。


吾妻峡看板前



気持ちのいい道が続く


 だが、ダム建設現場が近づくと、トラックの姿が見え始めた。


川原湯温泉入口。このあたりは水没する


 川原湯温泉入口の手前にあった川原湯温泉駅は板が打ち付けられ、すでに廃駅となっていた。


この風景も水没する



この鉄橋も…


 やがて水没する地域を走るというのは不思議な感覚。少し感傷的な気分で走っていると、左手にバイパスが見えるようになり、午前9時過ぎにスタートから46キロ地点となる長野原草津口駅に到着した。このあたりの標高はまだ585メートル。GPSログによると渋川との標高差は407メートルで、グロスの平均時速は時速17・1キロだった。


長野原草津口駅に到着


 曇り空だがまだ雨は落ちてきていない。さあ、いよいよ渋峠へ向けた登坂が始まるぞ。お天道様、頼みますよ~!

 <その3へ続く>

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 少し長い休暇が取れたので、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある、国道最高標高2172メートルの渋峠へのアタックを敢行することにした。神奈川県央の自宅から往復450キロ。これを10月19~21日にかけて自走往復する計画を立てた。

 実はこのルートは2007年7月下旬に一度挑戦した。午後2時半ごろに自宅を出発し、真っ暗闇の国道292号を走って午前2時前に自宅から202キロ先の長野原草津口駅前に到着。大津交差点を右折して上り始めたはいいが、雨が降り出したため断念せざるを得なかった。予定では午前3時半に草津温泉に到着。ひと休みした後、志賀草津道路を上り、白根山から渋峠へ向かうことにしていた。渋峠では夜明けの絶景が待っているはずだった。

 渋峠を断念した後は、羽根尾から北軽井沢へ向かったのだが、雨は止むどころか激しくなった。土砂降りの真っ暗な国道146号を20キロ上り、クタクタになって軽井沢駅にたどり着き、午前7時台の新幹線で新横浜まで輪行。午前11時ごろに自宅に帰り着いた。走った距離は264キロだった。

 当時は48歳。途中で泊まろうとか考えもせず自宅から一気に自走して渋峠にアタックし、長野から新幹線で輪行で帰る予定にしていた。

 今や55歳。そんな馬鹿なマネはできない。2泊3日のツーリングという大人の計画を立てた(^o^)

◆初 日…自宅から超平たんルートを走って渋川へ。渋川駅近くに宿泊。予定走行距離は150キロ
◆2日目…渋川から渋峠へアタックし、Uターンして再び渋川駅近くに宿泊。予定走行距離は140キロ(うち大津から渋峠までの上りは約30キロ)
◆最終日…渋川から長瀞~秩父経由の上りルートを走って自宅へ。予定走行距離は160キロ

 非常にゆったりとした計画で、のんびり走っても明るいうちに目的地につきそうだ。これなら楽しめると思っていたのだが、実は不運が重なってこのツーリングは悲惨なものになった。結果から言うと、渋峠アタックは再びお預けとなってしまったのだ。



 初日の走り始めは順調だった。19日(日曜日)午前7時過ぎに自宅を出発。天候は晴れ。予報では明日、明後日に雨の気配はなく、水曜から雨が降ることになっていた。

 往路のルートは、ヴェロクラブランドヌール青葉のブルベ「BRM1004天城越え(600キロ)」のキューシートの一部を拝借した。名栗から山伏峠を越えて行くか、07年に走ったルートを踏襲するかなどと悩んでいた矢先に素晴らしいキューシートを発見。ルートラボでルートを作って見ると「これって坂がない?」ってくらいの平たんコースだった。信ちゃん、よくこんなコースを見つけたもんだね。

 使用したキューシートは東京都町田市の「大戸交差点」(高尾駅周辺)から群馬県藤岡市の「小林交差点」(群馬藤岡駅周辺)までの91・2キロ。八王子、あきる野、青梅と抜けて多摩川橋で多摩川を渡り、羽村から飯能で埼玉県に入る。狭山茶の茶畑の中を走り、高麗神社の前を通って毛呂山、越生、小川町、深谷を過ぎ、花園橋で荒川を渡る。小前田駅の先の「原宿交差点」を直進し、寄居町、美里町、本庄と走り、藤岡で群馬入りすると、すぐに小林交差点がある。


高尾手前の大戸交差点



滝山街道にある満地トンネル。雰囲気あり過ぎ



多摩川は多摩川橋で越え、青梅から羽村へ



茶畑の中を走る。ここは入間の茶どころ通り



高麗神社



毛呂山へ入る



越生付近の県道30号線はこの日は気持ちいい道だった



まっすぐに伸びる国道254号線。藤岡まではあと14キロ



小林交差点。富岡方面が国道254号線。直進する藤岡方面は県道23号線


 キューシート上は91キロだったが、実際はミスコースもしていないのになぜか111キロあった。う~ん、不思議。ま、それはさておき、これだけ走ってフロントをインナーに入れたのはたった一度という、驚くべき平たんコース。さらに、休日とあってか車の通行量も少なく気持ちのいいライドが続いた。

 ブルベの「BRM1004天城越え」ではこの小林交差点を左折して富岡方面に向かい、碓氷峠を目指すのだが、渋川に向かうためには直進だ。藤岡、前橋とまっすぐで平たんな県道13号から国道17号と走って渋川に入ると、左手に利根川が見え、その先にこのルート最大の傾斜が現れた。と言っても「丘」程度。フロントはトップのまま上り、利根川を目指して下ると、今宵のお宿に到着した。


横手大橋で利根川を越え、高崎から前橋へ



前橋市街地の平たんでまっすぐな道。気持ちいいが飽きちゃう…



渋川に入り、坂東橋で再び利根川に出会う



最後の「丘」からは利根川が見下ろせる



大正橋で利根川を渡りホテルへ向かう



 GPSのログによると、距離151・5キロ、最大標高差は168メートルで平均斜度は2・7%。獲得標高は1266メートルで、グロスの平均速度は時速18キロだった。到着時刻は午後3時過ぎ。早く着き過ぎてチェックインできないんじゃないかと、途中で時間調整するほどの順調過ぎるライドだった。明日の登坂に備えて、足も残せた。

 ただ、あまりに平たんが続くと飽きちゃう(^_^; 前橋の市街地は信号が多いこともあって惰性で走っているだけだった。利根川の坂東橋からホテル付近までやっと「丘」が出てきてほっとした。

 順調なライドだったが、実はここで大変な事が「ケツ」に起きていた。左側が擦りむけていたのだ。400キロ以上を走って擦りむけたことはあるが、150キロ程度では初めて。この前の200キロのブルベでも何ともなかった。実を言うと、終盤は痛みに耐えながらのライドだった。

 ホテルの部屋でタイツ(ケツじゃないよ)を確認すると、パッドの縫い目が破れていた。ここでこすれたのだろうか。しかし、まいったな。明日、走れるかな。

 風呂に入ると、染みた…。痛ぇ~!

 不安な夜は更けていく。

 <その2へ続く>

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