お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



※内舘牧子(1948年秋田市生まれ。88年脚本家としてデビュー。武蔵野美術大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、元横綱審議委員、東北大学相撲部総監督。著書に「終わった人」「すぐ死ぬんだから」など)



●面白すぎる!

 夫の寝顔を見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやいた70歳の夏江。何の不満もない老後だが、人生の選択はこれでよかったのかと自らに問い…。「終わった人」「すぐ死ぬんだから」に続く「老後」小説。

 (70)の衝撃から始まり、次々に巻き起こる意外な展開。息つく暇もなくあっという間に読み終えた。面白すぎる!

 「今度生まれたら」。(64)の自分にとって何度かの人生の岐路でいくつかの選択肢はあった。別の道を進んでいたらどうなっていたかはもちろん興味深いし、想像することもたまにあるのは事実。だが妄想したところで「今度」はない。せめてこれから先の老後人生を、「今度生まれたら」と思わないような生き方をしていきたいものですな。

 「人生百年をどう生きるか」
1.学校に入り直す
2.ボランティアをやる
3.各種の資格・検定を取る
4.まったく新しい趣味を始める

 さて、どうしたもんか。

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 「どこかいいとこないかな」と地図をぼんやり見ていたら、小田原の山の中に走ったことのない林道、「日向林道」「和留沢林道」を発見した。Googleのストリートビューで確認すると閉鎖林道ではなさそう。行ってみるかな。

 ということで猛暑の7月19日、国道1号で小田原を目指した。もしかしてダートがあるかなと自転車はグラベルロード。天気予報では曇りだったが、この日も朝から気温が高く、体温近くまで上昇しそうないい天気だ(T_T)

 親木橋で国道1号を離れ、富士見大橋から少しだけ酒匂川サイクリングロードを走り、大雄山線の五百羅漢駅近くの上多古交差点から登坂開始。飯田岡から上っても良かったのだが、フラワーガーデンへの激坂が嫌だったのでこちら側からにした。だけどねぇ、住宅街だというのに大差ない激坂が待っていたよ。早くも汗びっしょりやんか。


富士見大橋から富士山を望む(看板の下にうっすらと)



酒匂川サイクリングロード


 坂を登り切ると、真っ直ぐ続く一本道。そこに久野古墳という案内版を発見した。ここ久野諏訪ノ原(くのすわのはら)丘陵は小田原市内でも屈指の縄文遺跡が発掘されている場所だそうだ。この辺りは日当たりも良く、居住域としては良好の場所だったと考えられ、狩猟や採集を行って生活していたという。最も栄えたのは縄文時代中期から後期だとされているが、その草創記(1万5000〜9000年前)から晩期(3000〜2400年前)まで人々はこの辺りを中心に活発な活動を営んでいたらしい。うん、日当たりは確かにいい。暑すぎるくらいだけどね(^_^;


久野遺跡巡りコース


 古墳のひとつ、15号古墳に足を運んでみた。グラベルなんでどこでもいける。久野古墳郡はいずれも「横穴式の石室を持つ高塚式円墳」で、ここは「舟形古墳」の代表的骨格を残していることが確認され、石室のみを復元して古墳の石組構造が見られるようにしたという。なるほど。紀元前1万3000年から1万年もの間続いた縄文時代へとしばし思いを馳せる。


久野15号古墳への入口



久野15号古墳



久野15号古墳


 さて、いよいよ日向林道。上多古交差点からは一本道で、ざる菊園の先の突き当たりは右へと行く。すぐに久野川と書かれた橋があり、そこを右に入っていくと林道の起点があり、距離は2.8キロとなっていた。しばらく進むと左手に峯自然園というバーベキュー施設。ニジマス釣りやつかみ取りもできるらしい。へ〜、こんな山の中にと驚いたが、HPには「自然のせせらぎを聞きながら、天然クーラーの中で癒しのひとときを」とアピールしていた。家族経営の小さな施設のようだ。


ここを入って行く



日向林道起点


 さらに少し進むと、三差路が現れる。日向林道は中央で、右は和留沢農道(林道)。計画では周回する日向林道を時計回りに走った後、和留沢林道へも足を伸ばすつもりにしていた。左の舟原林道(距離1キロ)はゲートがあり、残念ながら通行禁止となっていた。


三差路。左から舟原林道(見えていない)、日向林道(左)、和留沢農道(右)


 久野川に沿って伸びる日向林道は木立に囲まれ、ほとんどが日陰。気温が高いせいで涼しいという感じではないが、それでも助かる。


木立に囲まれた日向林道


 5〜8%で推移していた勾配だが、終盤の残り800メートルで10%以上に一気に上がる。路面も舗装はされているが、多少荒れてくる場所も出てきた。そんな場所で犬の散歩をしている夫婦らしき二人連れがのんびり下ってきた。こっちも驚いたが、相手もびっくりしたろうねぇ。
 
 ピークは久野川にかかる橋の先で、標高380メートルぐらいかな。ちょっとダート気味だったので期待したが、すぐ舗装道になった。日向林道終点という案内版があり、道はここで右にUターンして下っていく。左手は明星が岳への登山道、直進気味に伸びる道は行き止まりとあった。

 五百羅漢駅からは約8キロのヒルクライム。といっても古墳を見学したり、小田原フラワーガーデンのウォータークーラーで喉を潤したり、林道でも写真ストップがあったので、まあ、のんびりと上った。暑さもあったしね。


ピーク手前



ピークの日向林道終点。右手の道が明星が岳への登山道


 下りは和留沢の集落を抜けていく。舗装状態は上ってきた道と比べると、良い。しかし、こんな山深いところに集落があるというもの驚きだ。

 その和留沢の集落に和留沢林道への分岐がある。林道が分かれた三差路から伸びていた和留沢林道が日向林道とぶつかる地点で、日向林道はここで終了となる。といっても明確な分岐になっているわけでもなく和留沢林道が明らかに脇道なので、当然ながら曲がりそこね、ガーミン先生に注意されて気がついた。で、戻ってみると見上げるほどの急坂が続いている。ちょうどお昼どきで腹も減っていたし、暑さにもかなり参っていたのであっさりと心が折れ、「やーめた」と再びUターンしてダウンヒルを続けて三差路まで戻り、そのまま上ってきた道をフラワーガーデン手前まで下った。

 だが、後でコースを確認すると上りはほんの少しで、それを耐えればあとは下るだけだった。しまった! ま、いいか。次は和留沢林道をメインにして上ろう。

 帰りは下大井へ出た後、おおいゆめの里付近を経由したのだが、そこでなんと圧巻のひまわり畑を発見した。おおいゆめの里へ向かっていったん下りきった所を左に曲がると、たくさんの花の後ろ姿が目に飛び込んだ。もしかしてと思って回り込むと、一斉に東を向いたひまわりが元気に、そして静かに咲き誇っていた。すげぇ!としか言いようがなかった。それをひとり占め(^o^) 穴場すぎないか。いやぁ、この日は久野古墳といい、このひまわり畑といい、サイクリングならではの楽しみを存分に味わったぞ。


大井町のひまわり畑



大井町のひまわり畑


 ランチは道中で自転車の止めやすそうな所が見つからず、結局、ひと上りして東名高速の中井SAの食堂で。ここならひっそりと止められる(^_^; 暑いので冷やしかき揚げそばをいただいたが、さすがにこれでは量が足りなさすぎた(T_T)


冷やしかき揚げそば


 この日の走行距離は124.4キロ、獲得標高は1188メートル。グロス平均時速は14.7キロでブルベならアウト!

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 どこかで見た気温表示が38度とか。体温より高いじゃないか。そんな酷暑の7月12日に道志みちを走った。といっても旧道の方で、地図上では国道413号の南に平行するように旧青野原村(現在は相模原市緑区大字青野原)を貫く道も、国道と同様に「道志みち」となっている。

 中津川沿いを走り、半原で国道412号へ。関で国道を離れ、鳥屋から小さな峠(トヅラ峠)を越えて国道413号に出る。そのまま西へ進み、牧馬峠への分岐のひとつ先の梶野交差点を左折すると旧道となる。生い茂る木々で日陰となった道は涼しげだ。それが途切れる付近に青野原関所跡があった。津久井町教育委員会の案内版によると、甲州街道の小仏関所、東海道の箱根関所との脇関を兼ねており、当時は交通量も多く、特に富士登山者らで賑わったとある。国道沿いでなく裏道にひっそりとあるので、これは気がつかないよねぇ。


梶野交差点。ここを左へ



道志みち旧道



青野原関所跡


 関所を過ぎると住宅街。ふと右手を見ると「古民家カフェ」の看板がある。残念ながら営業は金、土、日のみでこの日はお休み。「雅」というお店で22年8月にオープン。「昔なつかしナポリタン(850円)」「昔なつかし卵焼きサンド(700円)」などの軽食もあるようだ。道志みちは補給個所があまりないのでありがたい。今度来てみるかな。


古民家カフェ 雅。この日はお休み


 青野原郵便局の先の突き当たりを左へ折れる。ここから地図上では津久井街道と表記されている。のどかでのんびりとしたこの道はバカンス村への分岐の先の青野原西野々交差点で終了し、国道413号と合流する。5キロ弱ほどでもちろん上りではあるが、後ろからくる車やモーターバイクを気にせずストレスなく走れるので、今後は利用しようかな。ただねぇ、青野原西野々交差点で電車を待つほど長く待たされたのはまいった(T_T)


東海自然歩道の道標



青野原西野々交差点


 国道をしばらく走り、平丸トンネルへの勾配10%の急坂を越えると、道志みちの神奈川県側の最高標高地点451メートル地点。ここから山梨との県境の両国橋へ向かって気持ちのいい下りが始まる。最後は勾配9%を豪快に下ることになるのだが、その手前の椅子付きの自販機がある先の路地を左へ入ると山北藤野線、つまり神の川林道へ繋がる道となる。神之川キャンプ場までは行ったことがあるが、その先が未踏の地だったので行ってみようか。


神奈川県側の最高標高地点451メートル地点


 山北藤野線に入ってすぐのところに「法印の首塚」があったのだが、まったく気がつかず。道標にも出てきていたが、何だろう。調べると、「永禄12(1569)年10月、武田信玄が小田原に北条氏を攻め、その帰りに三増峠(愛川町と津久井との境)を越えようとしたとき、これを阻止しようと北条方も大軍を備え追撃し、激しい戦闘(三増合戦)が起こった。三増合戦後、道志川沿いに帰途しようとする武田軍の一支隊を追って、後北条氏に味方する日向薬師の山伏たちがこの地で戦闘を交えたが、奮闘むなしく返り討ちに。この伝承に基づき、後に子孫によりこの地に「法印の首塚」が建立された」(相模原市HPより)という。信玄みちにある三増峠、そして日向薬師か。サイクリングではお馴染みの道だ。実感が湧くなぁ。

 その先にあったのが旧青根中学校。20年3月に閉校となり、70年の歴史に幕を閉じたそうだ。


道標



旧青根中学校


 さて、いよいよ神の川林道かと思いきや、なんと法面崩落で通行止め。残念! でもよく見ると迂回路があるようだ。ということで、いったん国道に出た後、両国橋への9%の豪快なダウンヒル手前の分岐を入る。


神の川林道は通行止め



迂回路



この分岐を左へ行く。直進すると両国橋


 最初に出くわしたのが「バァバァ宮」。何だろうと思って案内版を見る。武田勝頼の家臣、小山田六左エ門の娘「折花姫」が落ちのびる際、この音久和集落でウバ様が撃たれたという悲しい伝説があるそうだ。実は「ジィジ宮」もこの道の先にあったのだが気がつかなかった。


バァバァ宮


 迂回路で無事に神の川林道へ。道志川沿いにしばらく走り、神之川と合流するところにキャンプ場がある。地図によると「ジィジ宮」はこの手前にあったようだ。


神の川林道(京田沢)



神之川キャンプ場



バンガローが建ち並んでいる


 ここまではいったん上った後は川へ向かって下り基調が続いていたが、キャンプ場を過ぎると道は緩やかに上り始める。「やまなみ5湖 水のある風景36選」のひとつであるエビラ沢の滝を過ぎ、小瀬戸トンネルを抜けると「裏丹沢渓流釣り場」がある。ちなみにやまなみ5湖とは相模湖、津久井湖、奥相模湖、丹沢湖・宮ヶ瀬ダム貯水池。36選には小倉橋付近の相模川、洒水の滝(滝沢川)、札掛付近(布川)、名手橋付近の津久井湖などがある。


エビラ沢の滝



トンネルの右手に裏丹沢渓流釣り場


 釣り場を過ぎ、やや平坦となったところにあったのが「神之川集落跡」。分校もあったらしい。案内版によると、神の川牧場閉鎖後、炭焼きを中心とした開拓者が現れ、大正5年ごろには70戸ほどになったという。青根まで子供の足で2〜3時間かかったので分教場が作られ、翌6年には男子7人、女子5人の児童がいた。しかし、大正12年の関東大震災で村は壊滅。分校もわずか5年でピリオドを打ったとある。賑わったのは一瞬だったようだ。時は流れ、今はこの近くに巨大な採石場がある。狭い道をトラックが走っていたので不思議だったのだが、こういうわけだったのか。

 その先には「長者舎山荘跡地」。昭和30年の神奈川国体のために作られたが、登山者の大幅減少により平成2年に解体された。さらにその先には「山の神」。北丹沢の神の川で初めての山小屋だそうだ。毎年4月17日は山の神を囲んで登山者の安全祈願をしたという。

 「バァバァ宮」から始まるこれらのうんちくはすべて神の川ヒュッテ管理会によるもの。ありがたい。内容の濃い、歴史を知るサイクリングになった。


神之川集落跡。左奧に採石場が見える



長者舎山荘跡地



山の神



山の神大社


 Googleのストリートビューがあるのは神の川ヒュッテまで。その先は果たして行けるのだろうか。すでに数キロ先は車両通行禁止という看板は目に入っていた。

 最後の500メートルは勾配8%前後のきつい坂。それを上り切り、日陰沢橋にたどり着く。右手には神の川ヒュッテがある。そして日陰沢橋の先には「歩行者も含めて全面通行止」の看板。あ〜、やっぱりダメか。帰宅後に確認した神奈川県のHPには「災害復旧工事の実施およびその先において路体崩落等が発生」「神ノ川公園橋付近(起点から9.0キロ)から先は大変危険ですので、徒歩も含め林道の通り抜けはご遠慮ください」とあった。犬越路トンネル手前1キロまでかなりガレていることは先駆者の情報で知っていたが、押し歩くことさえできないとは。神の川ヒュッテ側からの2.2キロの登山道を担いで上るという手段はあるが、そんな体力はない。いや、自転車なしでも上れるかどうか自信がない。仕方ない。本日はここまで。諦めよう。といっても、生きているうちに犬越路に自転車で行ける日が来るのだろうか。来ないだろうなぁ、きっと。


日陰沢橋



犬越路へは通行禁止



犬越路はここから2.2キロ



右手が神の川ヒュッテ。左が登山道



この日はここまで


 さてと。腹減ったなぁ。一番近い食堂は…県境の両国橋のとこかな。いつもは通り過ぎるだけだけど寄ってみるかな。神ノ川林道を下り、国道に出た瞬間、気がつけば転倒落車。グレーチングの上でハンドルを切ったため、見事に滑ったよ(T_T)


左から下ってきてUターン気味に曲がり、右の国道を奧へ行くはずが、中央のグレーチングに滑ってすってんころりん


 スピードは出ていなかったので左足と左手の擦り傷程度で済み、自転車にも多少キズがついたが我慢の範囲。ジャージは破れなかった。大事には至らずほっとし、気持ちを入れ替えて漕ぎ出そうとしたがクランクが回らない。あちゃー、チェーンがインナーの内側に落ちてビクともしないぞ。え? このまま外れなかったら乗れないじゃん。歩き? ここから? 40キロあるよ。それとも自転車置いてバスで帰り、車で取りに来る? いや、自転車保険のロードサービス使うか。延々と待つことになるし、だいたいでっかい車載車トラックが道志みち来られるのか分からんけど。

 などと考えながら渾身の力で引っ張ると、外れたよ(^o^) 助かった(^o^) ただ、多少気持ちが凹んだのでのんびり食事する気にならず、傷口の消毒もしたいのでそのまま帰宅した。実はグレーチングで転んだのは2度目。ともに油断していた。情けないなぁ。

 この日の走行距離は104.6キロ、獲得標高は1214メートル。

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※一穂ミチ(2007年「雪よ林檎の香のごとく」でデビュー。劇場版アニメ化もされ話題となった「イエスかノーか半分か」などボーイズラブ小説を中心に作品を発表して読者の絶大な支持を集める。初の単行本一般文芸作品「スモールワールズ」が本屋大賞第3位、吉川英治文学新人賞を受賞したほか、直木賞、山田風太郎賞の候補に。本作も本屋大賞第3位、直木賞候補作)



●ゆずちゃんにめちゃ感情移入

 医師を父に持つ裕福な家庭に育った結珠(ゆず)。父も知らず古びた団地で母と二人で暮らす果遠(かのん)。着るものも食べる物も住む世界も全く違う二人が7歳の時に偶然出会い、互いに惹かれあう。唐突の別れと再会を繰り返し、愛と友情を確かめ合っていく二十数年が描かれる。

 冒頭に登場するのが小学2年生の結珠ちゃん。実は孫娘も小学2年のゆずちゃん。その顔や仕草を思い浮かべ、めちゃ感情移入しながら読んだ。結珠ちゃんの方が早生まれのゆずちゃんよりしっかり者のような気がするが、成長していく過程はこんな感じなのだろうか。物語よりそっちの方が気になった。

 言葉の紡ぎ方が巧い、というかすごい。分かりやすいという訳ではないが、「なるほど」と腑に落ちるといったところか。美しい水平線は本当はなくて、どこまで行っても空と海が交わることはないという。言われてみればその通り。

 親はどこまでも親、家族はどこまでも家族。みんな優し過ぎるのが気にかかったが、子育ての事(もうしないけど)とかいろいろ我が身に振り返って考えさせられながら、第三章は途中でやめられず一気に読んだ。終盤は涙を誘う展開。急加速するフィナーレも読み応え十分。潮岬付近は一度ブルベで通過したことがあるが、岬までは足を伸ばさなかった。何だか行ってみたくなったなぁ。

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 久しぶりに高尾を越えて武蔵五日市へ。最高気温が33度までハネ上がった猛暑の7月7日、七夕の日です。

 右(青梅、名栗)へ行くか、左(甲武トンネル、風張峠)へ行くか。駅前でしばし悩んだが、軽く「つるつる温泉」まで上って早々に引き返すことにした。午前中というのにもうかなり暑いんでね。


武蔵五日市駅


 「つるつる温泉入口」交差点から「つるつる温泉」までは平井川に沿って7キロ弱を上る。といっても「つるつる温泉」直前のバス停日の出山登山口までは3%以下のゆる〜い坂が続き、最後の500メートルぐらいが急勾配となるだけだ。なのでヒルクライムというよりは、渓流美と豊かな自然を眺めながらのんびりと走るという感じ。「つるつる温泉」が行き止まりなので車も少ない。この気持ちいい道がどこまでも続いていけばいいのにね。


つるつる温泉入口



左が平井川


 ニジマス渓流釣りやつかみ取りが楽しめる場所や釣り堀、バーベキューができるらしい屋根付きの椅子とテーブルなどを用意した「さかな園」が途中にあった。食堂もあり、「将門うどん」というのぼりが何となく気になるねぇ(結局行かなかったけど)。


さかな園


 その先にあったのが「肝要の里」。地元の農産物を売っているようだったが、それより気になったのがそのすぐ先の工事現場。トンネルが口を開けており、「梅ヶ谷トンネル」とある。えぇ!? もしかして梅ヶ谷峠を回避できるのか? と思って帰宅後に早速調べてみる。青梅市・梅郷と日の出町・大久野を結ぶ1.3キロのトンネルで21年にすでに貫通しており、23年度の開通を目指しているらしい。地図で確認すると、青梅の梅ヶ谷峠入口交差点から1キロほどの所に出るようだ。まさに梅ヶ谷峠を回避できるじゃないか。いいねぇ(^o^) 行きはいいけど帰りは結構辛いんだよね。


肝要の里


 次に発見したのが「白岩の滝」の道標。だが、滝はこの地点から950メートル先にあるという。1キロ上るのか。やめようね。


白岩の滝はここから950メートル先にある


 つるつる温泉手前で勾配がぐっと上がり、最大は10%を越えたかな。いったん看板前で写真ストップ。再びこぎ出して先へ進む。この先は林道があり梅野木峠を越えて青梅に出られるはず。だが、林道はゲートでがっちりとガードされ、その手前には「峠より先青梅側へは当分の間通り抜けできません」と立て看板があった。実は11年前にもここへ来た。写真を見るとまったく同じ看板。少なくとも11年間は「当分の間」というらしい。長すぎじゃね? 当時はゲートがなかったので峠までは進めた可能性があったが、路面凍結のため断念。そのリベンジもあったのだが、今回は最近作ったであろう真新しいゲートに阻まれた。残念。というか、ゲート破りをしない限り、もう一生、行くことはできないだろうね。


林道のゲート



林道前の立て看板



2012年1月撮影。この時はゲートはなかった


 「ひと風呂浴びれば長生き十年 重ねて入れば若返る」という、「生涯青春の湯 つるつる温泉」で汗を流すいう選択肢もあるが、風呂上がりにはビールが欲しくなる人なのでやめときましょうね(^_^; で、どうせ来るならシルバー割がある水曜日かな。


つるつる温泉


 ランチは五日市駅から西へ少し行ったところにある「定食屋とんとん」。適当にGoogleマップで調べて来たのだが、狭い路地を入ったところにある小さなお店にもかからわらず、バイクラックがあるのにビックリ。当たりだったようだ(^o^) 靴を脱いで入るというアットホームな雰囲気で、何だか落ち着く。節電中とはいえもちろん涼しい。30度超の外に出る気にならんねぇ。

 「下田さん家の豚肉」が売りのお店なので生姜焼きかポークソテーを注文するのが筋なのだが、なぜかオム焼きそばに惹かれた。いまや高級料理だからねぇ(^_^; 定食には小鉢がこれでもかと付いてくる。あ、やっぱご飯ものを頼めば良かったかな。


定食屋とんとん



バイクラックがあった。水ようかん、残念(T_T)



オム焼きそば定食1190円



今夏初のガリガリ君


 せめて甲武トンネルぐらいは行こうかと思ったが、この暑さじゃねぇと断念しUターンして帰宅。この日の走行距離は105.9キロ、獲得標高は948メートル。

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<明治安田生命J1:横浜0-1川崎F>◇第21節◇7月15日◇日産スタジアム

 4万2772人の観客が詰めかけたBIG神奈川ダービーで王者横浜F・マリノスが後半ロスタイムの失点で川崎フロンターレに0-1で敗れ、今季ホーム初黒星でを喫した。リーグ戦では8試合ぶりの敗戦。一進一退の攻防を続けたが、0-0で迎えた後半49分、DF車屋紳太郎が決勝ゴールを決められた。


横浜ゴール裏



川崎Fゴール裏。この日は2階を開放



「史上最強のマリノスへ」


 GK一森純の日になるはずだった。0-0で迎えた後半26分、フリーでペナルティーエリア内に進入したFW遠野大弥を倒してPKを献上。失点を覚悟したが、FW家長昭博の右を狙った左足キックを右手ではじくと、ボールはクロスバーに当たって落下。ゴールラインは割らず、自らが招いた危機を自らで防いだ。これ以降はビッグセーブを連発。枠内に放たれたシュートをことごとくはね返した。

 たとえスコアレスドローに終わっても、神がかり的な一森が見られただけでも満足。勝ったも同然じゃね。そんな思いを抱いた後半ロスタイム。一瞬の隙を突かれてDF大南拓磨に抜け出されてペナルティーエリア奧までの進入を許し、一森も飛び出したがクロスを送られ、中央から車屋に体ごと押し込まれた。

 この日はDF松原健、DF永戸勝也の両サイドバックが負傷交代。DF上島拓巳が右、MF喜田拓也が左に入るという緊急事態。さらに試合後、天皇杯町田ゼルビア戦で負傷していたDF小池裕太が右膝前十字靭帯断裂で全治8カ月であることが発表。サイドバック総崩れとなり、首位とはいえ(翌日にヴィッセル神戸が勝ったため、勝ち点で並ばれ得失点差で2位に後退)苦境に立たされることになった。

 前半は何度かあった決定機を逃し、後半はFW水沼宏太、FW杉本健勇、FW宮市亮ら交代選手が全く機能しなかった。何となく嫌な流れになってきたが、幸いにしてセルティック戦(19日)、マンチェスター・シティー戦(23日)をはさみ、次のリーグ戦は3週間後の8月6日アウェー浦和レッズ戦。立て直しを図って欲しいものだ。


傷心で帰宅


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※村田沙耶香(1979年千葉県生まれ。2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀作、09年「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞、13年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞、16年「コンビニ人間」で芥川賞を受賞。ミリオンセラーとなった「コンビニ人間」は22年現在、38の国と地域で翻訳されている。本書の表題作「信仰」は「Faith」(ジニー・タプリー・タケモリ訳)としてイギリスの「Granta Online」に掲載され、2020年のシャーリイ・ジャクスン賞の中編小説部門にノミネートされた。)



●やっぱり宇宙人に違いない

 「信じること」をめぐって読者を揺さぶる作品集(短編&エッセイ)と担当編集者は言う。

 「なあ、永岡、俺と、新しくカルト始めない?」で始まる表題作の『信仰』(文學界19年2月号)。65歳の生存率が20%を切ってしまう私が選んだのは「野人」となることだった『生存』(文學界19年7月号)。続編ではないだろうが、続く『土脉潤紀(どみやくうるおいおこる)』(群像18年2月号)では「野生に返る」といって野人となった姉の巣を妹の私が訪れる。均一とカルチャーショックの二つの街しかない『カルチャーショック』(文學界19年9月号)。「だいたいルンバと同じくらいの便利さ」というクローンをヨドバシカメラで4体買い、夏子Aの自分と夏子B、C、Dとの奇妙な共同生活を描く『書かなかった小説』(文學界21年8月号)。寿命1億年のKがその全てを使って旅してたどりついたロボットしかいない星で開いた『最後の展覧会』(新潮21年9月号)の6編とエッセイ2編。

 何なんだ、これは。SF? ショートショート? 突拍子もない設定だけど、すっと読めて心に響く。共感もする。そして重い。にやっとする場面や会話もある。これが村田ワールド! やっぱり宇宙人に違いない。

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 7月3日、走り出してしばらくの所にあった気温表示を見ると、まだ午前中だというのに33度。道志みちを走るつもりで国道412号を北上していたが、ここは日陰たっぷり天然クーラーの裏ヤビツでしょ、ということで関の交差点から宮ケ瀬湖へ向かう。

 関の交差点まではどこを経由しようかと迷いながら結局、厚木の荻野付近から国道412号をひたすら走った。この道は中津川の釣り場、同じく中津川の愛川大橋、串川の串川橋へ向かって気持ちのいい豪快な下りが3度ある。ということは辛い上りが3度あるということ。特に愛川大橋からは半原日向の先からオギノパン手前までは登坂車線も現れるキツさ。素直に中津川沿いを走っていれば、上りは1度で済んだのにねぇと悔やんでも後の祭り。あ〜ぁ。

 宮ケ瀬湖畔園地でひと休み。やまなみセンターの屋上からダム方向を眺めていて、ふと振り返ると、おぉ、あじさいじゃないか。ここにもあったのか。来年は見ごろの時にやってこよう。


宮ケ瀬湖畔園地


宮ケ瀬湖畔園地のあじさい


 裏ヤビツへの入口は宮ケ瀬北原交差点。この手前に猿が数匹いた。この付近で出会ったのは初めて。目を合わせないよう、何気なく通り過ぎる。もしかして裏ヤビツにもいるのかなとやや不安になったが、下ってきているライダーが何人かいたし、車やバイクも時折走っていたので、まあ大丈夫だろう。

 ヤビツ峠へ向かう県道70号に入り、最初に気がついた距離表示が29.5キロだったかな。多分国道246号の名古木交差点までの距離だろう。表は11.8キロなので、え?、ヤビツ峠まで18キロもあるのかと今さら驚く。長いんだねぇ。といっても、札掛までの11キロほどは傾斜が緩く、ここから上り本番といったところ。そして残り2キロとなる「気まぐれ喫茶」(この日はお休みのようでした)から「護摩屋敷の水」の間の500メートルほどが勾配10%の激坂区間。最後の1.5キロは5%前後の勾配とまた緩くなる。

 台風被害で長らく通行止めが続いていたが、昨年12月に全面通行止めが解除された。この日は補修工事で一部区間が片側交互通行となっていたが、工事は3日まで。つまり今日が最終日だったようだ。所々で舗装やガードレール、法面が新しくなっているのに気がついた。結構な個所で土砂崩れが起こっていたようだ。

 護摩屋敷の水をボトルに入れようとした時、「塩素等による消毒がされていないため、生水での飲用は避けて下さい」という注意書きに気がついた。あれ、昔は飲んでたよなと思ったが、この日の夜は孫たちと焼肉を食べる約束があり、ここで腹をこわすわけにはいかないので断念した。

 道中では何度か写真ストップしながらのんびり上った。日陰は涼しいし、滝の前を通るとひんやりしてまさに天然クーラー。猛暑日は裏ヤビツに限るねぇ(^o^) ま、下って下界へ出ると地獄だけどね(T_T)


裏ヤビツ



裏ヤビツ



裏ヤビツ



裏ヤビツ



気まぐれ喫茶はお休み



護摩屋敷橋。左手に湧き水



護摩屋敷の水



ヤビツ峠


 ヤビツ峠の標高は761メートル。さらに少し階段を上った先にあるのが「ヤビツ峠レストハウス」。秦野市が整備し21年7月にオープンした。初めて行ってみたが、階段下のメニューでは値段が分からず、上って店まで行かなくてはならない。で、よいしょよいしょとぬかるんだ階段を上って店内で黒板に書かれたメニューを見ると、名物のカレーが1300円とある。微妙だなぁ。ちとお高くありませんかね。こういう場所なので多少はしかたないけど、もっとリーズナブルにしてほしいものだねぇ。下ってコンビニおにぎりでいっかな(^_^;


ヤビツ峠レストハウス。バイクラックもあるが、かついで上る必要がある


 下りももちろん裏から。この日は平日だったけど、グループライドやソロなど何人かとすれ違った。さすが「サイクリストの聖地」。そういえば表からはもう何年も上ってないなぁ。ま、いっか。

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※下村敦史(1981年京都府生まれ。2014年「闇に香る嘘」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。数々のミステリランキングで高評価を受ける。15年「死は朝、羽ばたく」が日本推理作家協会賞(短編部門)、16年「生還者」が日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補となる。「真実の鑑」「サハラの薔薇」「黙過」「悲願花」「刑事の慟哭」「絶声」「コープス・ハント」「同姓同名」など)



●「あれ、なんかおかしくね」

 100年の歴史を持つ超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」がその歴史にいったん幕を下ろす最後の夜。集まったのは休業した女優、窃盗犯、大スポンサーのやり手宣伝マン、弁当屋を経営する夫婦、文学賞の授賞式に出席した作家、そして…。

 単純な群像劇かと思いきや、読み進めるうちに「あれ、なんかおかしくね」と思い始める。ネタばれになるので多くは語れないが、映画化はできない叙述トリック。ほぼ一気読みした。クレームや批判と、優しさに関する見解は「なるほど」と思わせる。

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 久しぶりに日産スタジアムから先の鶴見川を走った。

 最高気温が33度だった6月29日にワイズロード川崎店へ行った。買い物はネットで済むのだが、どうしても実際に見て試着してみたいものがあったのだ。

 往路は途中まで恩田川〜鶴見川という、いつも日産スタジアムへ行っているコース。ちょうどお昼となったので、横浜F・マリノス戦観戦時にするように崎陽軒の横浜工場前にある売店でお弁当をゲット。いつもはシウマイ弁当だが、この日は横濱チャーハン(690円)。昔懐かしいヤキメシ感がいいのだが、日陰のベンチは空きがなく、猛暑の中、味わうヒマもなく急いでかき込んだ。


日産スタジアム



ランチは横濱チャーハン


 日産スタジアムの先は岸根から横浜水道道(すいどうみち)へ入り、鶴見からは旧東海道で川崎へ。無事に用件を済ませ(30キロ走って行って、買ったのは10%オフの指切りグローブだけだったけど)帰りは鶴見川橋から鶴見川サイクリングロード右岸に入った。


ワイズロード川崎店


 下流は幅の広い道が続くのだが、このあたりはアンダーパスがなく、車止めも狭くて辛い。特に環状2号と交差する末吉橋は信号まで迂回が必要だった。

 鷹野大橋の先からは河川敷にも道が現れる。たぶんどこからかは下を走った方が橋をくぐって行けるのだが、久しぶりなのでどこから入っていいか分からず、結局、新幹線の高架手前から河川敷を走った。ただ右岸は新横浜公園や遊水池の付近で途切れるので左岸へ渡る必要があったのだが、昔と風景が変わっていて渡るべき新羽橋を通り過ぎてしまったのは痛恨。そのまま右岸を走る羽目になり、案の定サイクリングロードは日産スタジアム手前のワールドカップ大橋で途切れた。


鶴見川橋



鶴見川橋近くで



河口から3.2キロ地点


 鶴見川の源流は町田市上小山田町の泉にあり、川沿いに遊歩道などが整備された区間が多く、源流から河口まで走ることができるのだが、下流がもうちょっと走りやすければなぁ。残念。

 それにしても暑い1日。今年初めてボトルの水がお湯になったよ(T_T)

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 これが最後のあじさいライド。やっぱり強羅へ行かなくちゃ(^o^) ということで6月27日に久々に箱根へ。

 小田原から早雲山を結ぶ、「あじさい列車」の愛称を持つ箱根登山鉄道。その沿線のあじさいは6月中旬頃から開花し、見ごろは7月中旬にかけて少しずつ上っていく。強羅の見ごろは6月下旬から7月中旬。お、いい時期じゃね♪

 強羅へは国道138号の宮城野からのアプローチ。勾配は18%。きつい上になんとこの日は工事中で地獄の片側交互通行。工事がインコースだったのが地獄に仏だったが、それでもカーブの勾配は20%を超えてるだろうね。後ろからの車のプレッシャーと、対向車線で待つ運転手の鋭い視線が気になるぜ(T_T)

 汗びっしょりで強羅駅まで上り切り、踏切を渡る。駅前は平坦だが、強羅公園へは激坂を上っていかなくてはならない。そのまま直進し、まずは公園坂を上り始める。が、とてもじゃないが先まで進めそうもない。あっさりと最初の路地を曲がってひと息つく。

 平坦な路地を進むと公園坂に平行した道に出た。しかし、ここもドーナツ坂。下ってくる車の角度が半端ではない。もう、やめようかとも思ったが、せめて強羅公園までは行かなくちゃと思い直し、ペダルを踏み込む。

 なんとか頑張り、公園の上までたどり着く。ケーブルカーでいうと、強羅から公園下〜公園上と上ってきたことになる。サイコンを見る余裕もなく、最大勾配がどのくらいかも分からず。まあダンシングしないで行けたから15%以下かな。でも足はパンパン。死にそう…。そしてこの先は一番坂。いや、無理っしょ。気力が続かないよ。ということで、ここでギブアップ。公園入口へ向かう。

 強羅公園にもあじさいは咲いているが、園内には入らなかったのでちらりと垣間見えた程度だった。


強羅公園



強羅公園


 一番坂の反対側の箱根美術館前からは二番坂がまっすぐ上に伸びている。見た瞬間、あかんわこれ。上れるわけないわ。ちょー激坂を前にあっさりとDNS(^_^; この後、再び一番坂の前まで行ったのだが、二番坂を見た後なので「あ、一番坂、上れそう」と思うほどの衝撃的な坂、いや壁だった。ただ、一番坂を上ったとしても早雲山へ行くためには結局、二番坂に出ることになるのでやめた方が無難だ。実は15年前にも玉砕しており、上強羅駅までは歩いて上ったようだ。その15年前の記事では一番坂、二番坂の詳しい解説や緩やかな回避ルートも書かれていた。事前に読んで予習すれば良かった。自分で書いたけどすっかり忘れてる(T_T)


二番坂



箱根美術館前の二番坂



強羅周辺地図



強羅周辺地図


 さて、強羅の激坂に打ちのめされた後は、駅まで下り、箱根登山鉄道に沿って国道1号へ向かう。途中で線路がカーブする彫刻の森駅手前であじさいを発見。あとは小涌駅周辺でも見かけたが、こちらは下りの途中だったのでストップできなかった。まぁ、ここのあじさいを楽しむなら電車に乗るのが一番でしょうな。


箱根登山鉄道とあじさい



彫刻の森駅近くのあじさい



彫刻の森駅近くのあじさい



彫刻の森美術館



柏木牧場のソフトクリーム


 この日の走行距離は130.2キロ、獲得標高は1154メートル。暑くじめじめとした1日の終わりには柏木牧場のソフトクリームが一番やで(^o^)

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<明治安田生命J1:横浜4-1湘南>◇第19節◇7月2日◇日産スタジアム

 横浜F・マリノスが、湘南ベルマーレに4-1で快勝し、リーグ6連勝とした。2得点を挙げ今季15得点としたFWアンデルソン・ロペスは得点ランクトップを独走。チームも2位名古屋グランパスに4差をつけ首位を突き進む。


この日は湘南戦


湘南ゴール裏


勝ったぞ!


 この日の主役は悲運のFWエウベルだ。2得点をマークしたアンロペでもなく、6年連続「年1ゴール」の殻を破って今季2得点目を挙げたDF松原健でもなく、J1初ゴールを決めたFW植中朝日でもない。

 前半6分に松原の先制ゴールをお膳立てしたエウベル。まずは40分。速攻からの右クロスをフリーでペナルティーエリア内で受けるという絶好のチャンス。だが、トラップした後に少し迷ったのか、ボールをコントロールできずシュートもできなかった。ダイレクトで打つべきだったかなぁ。続く44分。今度は中央からフリーで右足を振り抜くが相手GKの好セーブに阻まれた。残念。ロスタイムにはスルーパスに抜けだし、左サイドを突破。エリア内へカットインするがシュートは打てずに終わった。無念。

 後半に入っても決定機は訪れた。11分にアンロペからのパスを中央で受けて右足シュート。これは至近距離の相手DFにはじかれる。18分にはアンロペが「次は決めてよ」とばかりヒールパスで落とすが、間に合わない。その2分後にはペナルティーエリア左でシュート態勢に入るが、滑ってしまい天を仰ぐ。直後、ゴール前の浮き球を右足シュートも大きく枠を外し、ピッチをたたいて悔しがった。あちゃ〜、今日はエウベルの日じゃないのか(T_T)

 左サイドで躍動し何度もスタンドの歓声を浴びながら、最後はタメ息をつかせたエウベル。28分に退くまで大いに楽しませてくれた。それだけに得点させてやりたかったなぁ。それに比べラッキーボーイは植中。交代出場でこぼれ球を押し込んで決め、試合後のヒーローインタビューで「最高でーす」と笑顔をはじけさせた。なんという対照…。

 まあ、勝ったから言えるんだけどね。



日産スタジアムを後に鶴見川サイクリングロードを帰る

 
 神奈川ダービーに観客は2万1160人。日曜のナイトゲームとは言えちょっと少ないかな。次のホームゲームはやはり神奈川ダービーの15日川崎フロンターレ戦。ビジター2階も開放しているので盛り上がりそうだね。



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※恩田陸(1964年宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、「六番目の小夜子」でデビュー。05年「夜のピクニック」で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞。07年「中庭の出来事」で第20回山本周五郎賞受賞。17年「蜜蜂と遠雷」で第156回直木賞、第14回本屋大賞受賞。主な著作に「ネバーランド」「黒と茶の幻想」「上と外」「ドミノ」「チョコレートコスモス」「私の家では何も起こらない」「失われた地図」など)



●はい、ただただ笑って読みましたよ

 「蝙蝠」(こうもり)と呼ばれる名品中の名品である「玉」の印章を巡り、上海で繰り広げられる壮大なエンターテインメント。いや、霊となって宙を舞うイグアナ、アウトローながら漢詩が読めるパンダ、ゾンビとキョンシー半々にメイクされた風水師を中心に、25人プラス3匹がハチャメチャでスピーディーな展開で一気に500ページ超を読ませるドタバタ喜劇である。それぞれの群像劇がドミノ倒しのように繰り広げられた結果、なんの因果か最後には大集結してエピローグを迎える。01年の「ドミノ」の続編で、前作の登場人物が舞台を替えて(抱腹絶倒の)躍動を見せてくれている。

 プロローグが「-5」から始まり、カウントダウンして「-1」が終わると、タイトルがど〜ん。映画のようなオープニングにまずびっくり。

 


 その後はユーモラスな語り口で物語はどんどん進んでいく。些細な事がとんでもない事件発展する様は愉快痛快奇々怪々。「教訓も何もない話ですし、ただただ笑って読んでもらいたい、スカッとした気分になってほしい、という思いで書いていました」と作者。その通りでした。前作は読んでないのだが、それでも読み応えは十分。映像映えするシーン続出なのでぜひ映画化してもらいが、顔が左右対称の役者はいないから無理かなぁ。

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 性懲りもなくまたあじさいを求め、6月25日に午前中限定で伊勢原、厚木を軽くサイクリング(^o^) しかし、梅雨というのに雨降らないねぇ。

 清川村を経由して日向方面へ向かう。尾崎交差点から南下している時、「恵水(めぐみ)ポーク」の赤いのぼりが目に飛び込んできた。確かここはカフェみたいな店があったが、昨年だったかに閉店したはず。近寄ってみると「キッチンBooFooWoo」とある。ちょうど奥さんらしき人が店から出てきたので聞いてみると、4月にオープンしたという。前にあったのはジェラートのお店だったらしい。牛すじカレーは魅力的だったが、まだ開店前。腹も減ってないし、「次来ますね」と声をかけてこの日はスルーした。お値段は確認できなかったが、道の駅より安いと助かるな(^_^;


清川村にある「キッチンBooFooWoo」



牛すじカレー1000円。500円で焼きおにぎりセットもあるみたい



サイクリストにはお馴染みの所


 この日に目指したのは伊勢原の日向にある日陰道。そう、「ひなたにあるひかげみち」と読む。なんやねん。ややこしな〜。どっちかに決めんかい! と突っ込まれそうだね(^_^;

 全長1.5キロほどののどかな道で日向薬師に続く「かながわの古道 50 選」のひとつ。源頼朝が参詣した際に家臣達が通った道とも北条政子が通った道ともいわれており、北向きの土地で日陰になるところからこの名が付けられたとされている。「梅雨の時期には道の両側に植えられたあじさいが鮮やかできれい」と某サイトにあったので訪れてみた。高橋バス停から路地を入ると新しくできたと思える道標が次々と現れ、日陰道へと導いてくれた。だが、住宅街を抜けたその先にあるのは里山の小道。当然、自転車は押し歩きですな。

 うっそうとした木々の間を通り抜けると周りは開け、あじさいがひっそりと咲いていた。北側だけど周囲には何もないので日陰にはならず、日の光を浴びてのどかな雰囲気。いいねぇ。ひとり占めだし(^o^)



日向薬師手前



住宅街を抜けると日陰道。ここを入っていく



日陰道の道標



あじさいの咲く日陰道



日陰道のあじさい



あじさいの咲く日陰道



あじさいの咲く日陰道



日陰道の反対側の入口


 日陰道を通り抜けた先からはバス通りには出られないが、舗装された道が日陰道の後ろをぐるっと回るように整備され、元の場所へ戻ることが出来る。

 帰路は七沢森林公園、あつぎつつじの丘公園、荻野運動公園を経由し、鳶尾団地を抜ける。いつもは県道63号を使っていたのだが、道幅が狭いし通行量も多いしでストレスを感じていた。多少アップダウンはあるが、こっちの方が気持ちいいので次回からはこの里山コースに変えようっと。

 60キロを走り終え、自宅到着は図ったように正午ちょうど。ナイス(^o^)

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