「キューシートで走る人はいますか?」。出走前のブリーフィングで代表が妙なことを言う。最近ではほとんどの人がGPSナビだけで走り、ハンドル回りにキューシートを付けているのは天然記念物的存在で、その時に手を上げたのも一人だけだった気がする。でもアップされているRide With GPSのデータは参考で、基本はキューシートじゃないの? 2年ほど前にナビを導入し、それからはキューシートと併用にしているが、そのナビのデータはダウンロードしたものではなく、キューシートを追いながら自分で作成したものだ。キューシートが絶対だと思うのだがと、不審に感じていると、そのわけを説明してくれた。
ところが代表が「そのまま道なりに(県道80号を)行っても良い」と言う。「キューシート通りに行くと絶望的な気分になります」。どうもこちらの方が距離が長くなる分、傾斜が多少は緩くなるらしい。ほんまかいな? 「アオバヒドイ」なのに恩情を与えてくれるとは、いったいどういう風の吹き回しなんだろう。あとでアップされていたRide With GPSを確認すると、下多賀から県道を進むルートになっていた。4度目だし、キューシートを確認したところコースも変わっていなかったので見もしなかったよ。
ガーミン先生によると実際に走った後の獲得標高はたった753メートル。過去のログを調べてみると、これまでの最少獲得標高は4年前に走ったランドヌ東京の「BRM1212東京200弁天橋」の917メートル(実は途中でログが抜けているので1000メートル以上はありそうだが)。このブルベは「ブルベ史上、最も平坦なコースかもしれません」という謳い文句で今シーズンも開催されているのだが(コース案内のRide With GPSでは獲得標高1302メートル)、なんとそれを上回るコースとなった。アオバスゴイ!