03、04年の横浜F・マリノス連覇のメンバーの1人、那須大亮が引退を表明した。横浜F・マリノスで6年間プレーした後、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズと渡り歩き、最後はヴィッセル神戸でスパイクを脱いだ。38歳。Jリーグで02年から18年間、主にディフェンスでチームに貢献してきた。
駒大時代の02年に横浜へ加入し、03年には岡ちゃんにボランチに抜擢されて完全優勝の原動力となり新人王にも選出。翌年の2連覇にも貢献した。ファイトあふれるプレーが魅力で、強烈なヘディングシュートが武器だった。長女と観戦した04年3月のアテネ五輪最終予選UAE戦の弾丸先制ヘッドは、すげーかっこ良くて感動した。その試合で大久保が2発を決めてヒーローになったが、チケット完売の雨の中の大一番での勝利を呼び寄せたのは、左サイドで完璧な守備を見せた那須だった。
アテネ五輪は主将で臨んだが、初戦に信じられない凡ミスを犯して途中交代。丸刈りにして反省したが、その後先発出場はなく、A代表にも呼ばれることがなかったのは残念だった。
「数年前からヘディングをして脳が揺れる現象があり、それが今年は練習でヘディングをするたびにあった。ヘディングをするのをいやがる自分がいた」と本人は明かしたが、その武器が自身の選手生命を縮めたのか。
栗原勇蔵、那須の引退で横浜の2連覇のメンバーでいまも現役なのは36歳のカターレ富山の榎本哲也と、37歳の松本山雅FCの田中隼磨だけになってしまったなぁ。
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