ブルベ沼津400km迫る

富士川を遡り、甲州街道を富士見峠を越えて諏訪湖を回り、さらに塩尻峠を越えて豊科まで走る。沼津～豊科往復400km（クリックすると詳細なPDFの地図が表示されます）


　６月２日午前９時に沼津スタートのBRM602沼津400kmまで、あと２日と迫ってきた。

　ＡＪ神奈川の今回のブルベは、前回５月５日に引き続き600kmとの併催。400kmだけで言えば３回目の開催となる。それだけ、教科書が多いということだ。おいちゃんさん、寒川のmasaさん、noahponさん、しっかり予習させてもらいました。ありがとうございます。

　ということで、脳内トレーニングではもう何十回もこのコースを走っちゃいました。

　問題は、これまでご一緒に走ったブルベライダーの方が、６月３日の富士ヒルクライムに行ったり、すでにＳＲ（Super Randonneur＝シューペル・ランドヌール、英語ではスーパー・ランドナー）になられたり、沼津には来ても600kmだったりで、知っている顔がたぶんいないこと。参加人数自体も少ないだろうしなぁ。ずっと１人旅だったら寂しいな。

　天気の心配は今のところないようだが、心配のタネは実はほかにある。もう１カ月以上、100km以上のロングライドを走っていないことだ。ケツがもつかなぁ？　心配ッス。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

　◆07年
　　　　通算　　　　　　月間
01月　00937.82　　　0937.82
02月　01906.20　　　0968.38
03月　02838.11　　　0931.91
04月　04088.22　　　1250.11
05月　05017.05　　　0928.83

　30日水曜は雨。31日木曜も雨が降りそうですが、走れるようでもブルベへ向けての休養にあてます。ということで、月間走行距離は５月も寸止めの900キロ台に終わりました。

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5000キロ突破

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月29日＝52＞


鶴見川ＣＲの新羽橋下流付近。人になれてるのか、自転車で近づいてもハトは逃げないんですよ。あやうく逃げ遅れた（逃げる気のない？）ハトとぶつかりそうになったことも・・・

　昨日、今日と自転車で走っていると、昼間でも腕がちょっとひんやりする。ナイトランは冷えるんだろうなぁ。週末のブルベ（沼津400）の準備をしっかりしなくちゃ。昨日見たときは日曜に雨マークがあったようだが、この日見ると土日とも雨マークはない。気持ちのいいライドができればいいなぁ。中央線・篠ノ井線・身延線という安心材料もあるし・・・。
　
　年間の通算走行距離がこの日で5000キロを突破した。昨年は同時期で3500キロほど。まだロードバイクを手に入れる前で、ブルベなんて言葉さえも知らない時期だった。ロードバイクを手に入れて１年経てば、こんなに走っちゃうもんなんだと、我ながら感心しました。
　
　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　44.62km
　　　　　　　平均時速　23.4km／h
　　　　　　　走行時間　１時間54分06秒
　　　　　　　最高速度　50.5km／h
　　　　　　　※07年の通算　5017.05km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2200.21km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0234.42km

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シュー交換したけれど・・・

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月28日＝51＞


等々力にて

　土曜にＢＤ－１のブレーキシューを前後とも変えたのだが、どうも「キュッ」と効く感じがない。しかし、自分で乗ってみてちゃんと止まるからいいかなと思い、日曜は娘に乗らせて江の島を往復した。
　
　でも、初めて自分で交換したのでやっぱり不安になって、通勤途中に都筑のルナサイクルへ。ここへは１年ぶりぐらいに来たのだが、店長は「築地まで自転車通勤する人」を覚えてくれていた。で、ブレーキをひと目見るなり、「あ、こりゃダメですよ。シューの方向がダメですね。そのうち音鳴りしますよ」。
　
　付け直しをやってもらっていると、「これも（スペーサー？）方向が違いますね。これじゃ。微調整できませんよ。あれ、部品も足りない」。かなりいい加減に付けてしまったようだ・・・。「あの、昨日、江の島へ行ってきたんですけど」。「よく、無事に帰ってこれましたね」。あ～、娘よ、すまん！　今度は大丈夫だからね。
　
　付け直しが終わって店をあとにするとき、「安全運転で！」と店長が挨拶がわりのひとこと。まだまだ修行が足りません・・・。

　＜29日追記＞ルナサイクルの店長日記５月28日分に書かれてしまいましたねぇ。「走りの力量とメカの知識は、必ずしも一致しないモノだと思いました」だそうです・・・。その通りッスね（笑）。スペーサーみたいなのは「固定間座」っていうのか。勉強になりました、店長！
　
　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　48.60km
　　　　　　　平均時速　21.1km／h
　　　　　　　走行時間　２時間18分04秒
　　　　　　　最高速度　98.1km／h（？？？）
　　　　　　　※07年の通算　4972.66km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2155.59km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0234.42km

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娘と江ノ島ポタ

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●月日　07年５月27日（日）
●天気　晴れ
●ルート　自宅～境川～江の島～引地川～自宅
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　またも上の娘と一緒に走った。今度は江の島だ。
　
　娘はＢＤ－１、私はＭＴＢで向かい風の境川を下る。
　
　途中、息を切らして一心不乱にクルクル回しているノースリーブの体格のいい自転車海苔とすれ違った。あまりの迫力に声も掛けられなかったが、もしかして朝練中の双龍の大将じゃなかった？？
　
　しばらくすると今度は赤のFELTとすれ違った。あまりの速さに顔が確認できなかったが、すれ違った後に振り返ると、なんだか見覚えが。sudobanさんかな？　違うかな？
　
　こっちはメットもかぶらず、赤いキャップでスポーツサンダルを履き、Ｔシャツ短パン姿で、のんびりＭＴＢを漕いでいる。「ちょっとそこまで買い物」といった格好。おまけに後ろには若い女が！（って、娘ですけど）。気が付くはずもないッスね。
　

飯田牧場にて

　開店直後に行ったのだが、もう大勢の自転車海苔がいた。


境川ＣＲにて。娘はしっかりついてきた

　約２時間で江の島到着。娘は自転車で初めてやってきた。でもそれほど疲れていない様子。若さかな、やっぱ。
　
　弁天橋を歩いて渡る。車は大渋滞だった。もうすぐお昼だが、「とびっちょ」や「たこ島（とびっちょ２号店）」といった人気の店は当然ながら長蛇の列だったので、江の島入口付近の空いてる店で生しらす丼を食べる。


湘南にて

　風が強いが気持ちのいい日。大勢の人が海岸で遊んでいた。
　
　帰りは少しだけ海沿いのサイクリングロードを通って、引地川から。
　
　引地川親水公園でまったりした後は、川沿いのじゃり道やあぜ道を避けるように一般道を走ったのだが、また迷った。いつも、引地川に途中で合流している犀川にいつの間にか出てしまう。そして地名を見れば「土棚」。この地名を見るたびに「あ、迷った」と思い知らされる。そして引地川と再び出会うのが藤沢総合高校の前と決まっている。不思議だ。
　
　さて、娘がこんなに頑張って走っているのにはわけがあります。夏にここを走るためのトレーニングだったりします。次は峠・・・かな？

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　61.54km
　　　　　　　平均時速　17.5km／h
　　　　　　　走行時間　３時間30分55秒
　　　　　　　最高速度　36.5km／h
　　　　　　　※07年の通算　4909.16km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2106.99km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0234.42km

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会津の正式リザルト

「第４回時空の路ヒルクライムｉｎ会津」の正式タイムが、MSPOで48分07秒と確認できました（inaさん、コメントありがとうございます）。

　男子ロード参加476人中、318位。
　40～49歳カテゴリーでは、129人中、83位でした。
　同年齢である48歳の参加者10人のうちでは、７番目。このあたりが私の実力なんでしょう。表富士でも同じような位置にいました。

　神奈川県から参加した20人のうちでは12番目。これはあまり意味ないですね。

　３連覇した村山さんのタイムは30分05秒。40～49歳カテゴリーのトップタイムは33分48秒でした。ちなみに50～59歳カテゴリーは35分37秒、60歳以上カテゴリーは39分30秒、女子ロードは39分52秒でした。みなさん、速いッス・・・（大汗）

　来年は、少しでもタイムが縮まるといいかな（笑）。

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ジテツー50回目

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月24日＝50＞


新羽橋にて

　やはり腰の調子がおもわしくなかったので、水曜の自転車通勤はお休みした。天気は最高だったのだが、残念。
　
　自転車に乗らなくても。数年前から腰はたまに痛くなる。持病かな。
　
　木曜の今日は多少持ち直したので、自転車通勤。金曜は雨みたいなので、ブルベも近いし、走れるときに走っておこう。
　
　この日で今年の自転車通勤が50回目となった。昨年の50回目が５月31日。赤のＢＤ－１で事故の後、ＭＴＢで初めて自転車通勤した日だが、ちょうど１週間早い。ほんの少しだけ今年は頑張ってるかな。

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　44.83km
　　　　　　　平均時速　24.6km／h
　　　　　　　走行時間　１時間49分19秒
　　　　　　　最高速度　53.5km／h
　　　　　　　※07年の通算　4847.62km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2106.99km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km

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ヒルクライムin会津＜前日編＞

　５月20日（日）に行われた「第４回時空の路ヒルクライムｉｎ会津」に参加した。
　
　当初はこんな地図を作って、郡山から会津若松まで自走しようと計画していたのだが、家族会議の結果、上の娘が監視役として同行することになり、車にロードとＢＤ－１を乗っけて行くことになった。
　
　晴れていれば、二人で会津若松をポタリングと思っていたのだが、前泊のために会津入りした19日は雨。そのまま車で飯盛山へ向かった。


会津といえば白虎隊。飯盛山から彼らが眺める方向には


鶴ケ城（若松城）がある。彼らはそのとき城が燃えているのを見て、落城したと思って自刃した


飯盛山では観光客相手に白虎隊の踊り

　いやでも、ここに来れば幕末の歴史に詳しくなる。


晴れてきたので鶴ケ城で自転車を借りる

　鶴ケ城へやってくると雨は上がった。自分の自転車が汚れるのがイヤだったので、観光案内所にあったレンタサイクル（１日500円）を借りることにした。会津若松のレンタサイクルは、ここ鶴ケ城や飯盛山など何カ所かステーションがあり、どこで乗り捨ててもいいらしい。


鶴ケ城天守閣にて。明日はあそこ（たぶん）を上る

　鶴ケ城から緩やかな坂を上って会津武家屋敷へ。


会津武家屋敷を観光。出口を出るとお土産屋。「ディズニーランドと一緒だ」と娘が笑う

　今度は坂を下って七日町へ。


七日町（なぬかまち）駅。カフェと融合していた


遅いお昼は神明通りのここで


娘の要望で再び七日町通りへ。「あ、ジャイアント馬場だ」と私が言ったら、「何、それ？」と娘。・・・昭和は遠くなりにけり、か


昔ながらのお店があちこちにある通りだった


七日町通りから少し入ったところにあるあいづビール「會や」の前にFELT　F5C！　友よ！

　FELT　F5C発見！　この方は前日受付会場でも見かけ、翌日のスタート地点でも見かけ、さらにレース途中の坂でも見かけた（抜いちゃったけど）。
　
　観光をひと通り終え、自転車を返してしばらくするとまた雨が降り出した。


会津若松散策も終わり、会津本郷の受付会場へ向かう。明日、大内宿こぶしラインはレースのため通行規制が行われる

　雨の中を受付会場へと向かう。
　
　総合成績表購入の1000円は高いなぁと思ったが、レース後にリザルトを待っている時間はないので、仕方なく予約。後で郵送してくれるそうだ。たいした順位じゃないだろうけど、参加の記念ッスね（笑）


雨が降り出したので（いや、雨が降らなくても）車で試走。ここはコース途中にある関山の集落。レース当日は地元の方が道路脇に応援に来てくれた

　受付を終え、車でコースを少し走ってみた。何人かの自転車海苔が峠の方から降りてきていた。雨だというのに、元気な人たちだ。参加案内によると前日の試走は禁止なのだが、表富士のようにゲートがあるわけでもなく、普通に民家と水田の中を走る道なので規制のしようがない。


コース終盤。７％の坂


そして８％・・・

　終盤に激坂が集中していた。困ったコースだ・・・。


レース前日のゴール付近

　ゴール前は少し平坦になっていた。


ゴールから先に降りると大内宿

　ゴールの先のトンネルを越え、大内ダムも越えて降りていくと大内宿がある。参加案内に「ゴール後は大内宿へは競技終了から下山時刻までフリー走行で見学できます」なんて書かれていた。でも、行っちゃったら、帰りは上り。行く人がいるとは思えない。
　
　ついでに駐車場も確認した。近くは混むだろうし、舗装された所が良かったので、会場から２～３キロ離れた川沿いのせせらぎ公園駐車場に止めることにした。
　
　さて、雨はまだ降り続いている。予報では明日の午前中は雨っぽい天気。せっかくここまで来たのに、モチベーションが下がるなぁ・・・。

雨の氷玉峠を上る（第４回時空の路ヒルクライムｉｎ会津） へ続きます
　
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雨の氷玉峠を上る（第４回時空の路ヒルクライムｉｎ会津）

ヒルクライムin会津＜前日編＞より続きます

　５月20日、いよいよ「第４回時空の路ヒルクライムｉｎ会津」のレース当日を迎えた。会津美里町本郷公民館をスタートし、氷玉（ひだま）峠までの標高差600メートル、距離13.5キロのヒルクライムレースだ。
　
　平均勾配は4.4％。
　
　ウソです。いや、計算するとそうなるのだが、実はこのコースはスタート直後の2.6キロが平坦。やがて緩やかな上りになり、残り５キロ地点からは平均勾配7％の激坂が続くのである。
　
　朝起きて外を見ると、路面は思い切り濡れているが降ってない！　よしよし、そのまま！　と思って支度をしてホテル（ルートイン会津若松）を車で出発する。
　
　走っていると、フロントガラスに雨粒が・・・。やっぱりダメかぁ～。
　
　ところが会津総合運動公園のあたりに来ると、おぉ！　虹だ！！　雨は上がるぞ。
　
　空模様に一喜一憂しながら、駐車場へと急ぐ。


せせらぎ公園の駐車場に到着。近くにキャンプ場もあった

　会場から離れているせいか、この駐車場は最後までガラガラだった。


この日はこれで走ります

　ホイールを新しくしたのだが、これがデビュー戦。それが雨になるとは・・・。


下山用の荷物を預ける

　予定では半袖ジャージに短いレーパンで走ることにしていた。しかし気温が思ったより低かったので、下山用としていたウインドブレーカー、レッグウオーマー、長袖のインナーはもう着てしまっていた。そのため下山用のリュックにはタオル（１枚じゃ足りないかと思って前日新撰組のタオルを購入し２枚）、指切りグローブの下につける白い薄手の手袋、アームウオーマー、そして「まさか必要ないでしょ」と思ったけど持ってきたネックウオーマーを入れたが、リュックはスカスカ。下山が思い切り不安になった。
　
　どうせ車で来たのだから、もっと持ってくれば良かった。準備不足を猛烈に反省した。


午前９時ごろ。スタートまではまだ30分近くあるので、人はほとんど集まっていない

　スタート会場に選手たちが集合する時間には晴れ間ものぞくようになってきた。霧雨がぱらついているが、この程度なら大丈夫だ。ただし風が強い。


ミスあやめ。寒いのにレース終了までお疲れ様でした

　受付やスタート地点の誘導などはほとんどが地元の女の子だった。彼女たちの福島なまりがなんだかほのぼのして、気持ちを落ち着かせてくれて良かったなぁ。そして誰もが例外なく「頑張って下さい」って必ず声をかけてくれた。嬉しかった。ミスあやめも、初々しくて良かったよ。


晴れてるぞ！　このままこのまま！！！！　の思いも空しく・・・

　坂○○は、北は青森、南は宮崎から集まってきた。前回大会を50人ぐらい上回る694人が今大会の参加人数（15～20歳台69人、30歳台189人、40歳台142人、50歳台73人）。多すぎず少なすぎず。このくらいの規模のイベントがいい。でも本郷焼きの参加賞は微妙だなぁ。ひとつだし、持って帰っても家族が喜ばないよ。
　
　ひと通り来賓の方々の挨拶も終わり、さあ！　というときに、スタート地点近くに路上駐車している車が邪魔だから移動しろとアナウンスがあった。こら！　外車とレンタカー、何をしている！　
　
　会場近くの駐車場の状況は不明だが、路上駐車が目につき、ちょっといやな気分になった。参加者はもちろんだが、ちゃんと誘導しない運営側にも責任はあるぞ。
　
　天気は怪しいが雨は降ってない。でも「山の天気は雨だそうです」とスタートを待っている間にアナウンスがあった。覚悟を決めよう。今日は雨のヒルクライムだ。


スタート直後は時速40km/h超のスピード。あっという間にちぎられた

　スタートは20人ぐらいのグループごとに分かれ、そのグループが15秒間隔で走り出していく。順番はチャンピオンクラス、15～20代、30代、40代・・・と基本スピードが速い順。表富士とは逆だが、これでバンバン抜かれるとショックだ。せめて最後の方にスタートする女子には抜かれないようにしよう。
　
　私のグループは12番目。スタート地点を出て計測開始地点までは２列走行だ。沿道の人に見送られ、前の人を抜かさないというパレードランだが、早くも時速は30キロ以上になっている。
　
　そして計測開始地点への直線になったところで、猛烈なスピードで後ろから抜かれた。彼は勢いをつけ、計測開始地点から全開のスピードで走りたいのだろう。順位なんか関係ない私はまだのんびりモード。しかし気が付けば、回りもどんどんスピードを上げている。みなさん、気合いが入ってる。
　
　ゲートを過ぎて、いよいよスタート！　まずは平坦2.5キロだ。
　
　そして雨がザァーーーーーーーーと本格的に降り出した。でも、もう気にならない。レースに集中だ。
　
　何とか前に付いていこうと必死でペダルを回す。ふとメーターを見ると「44km/h」！！！　うわぁ、はえ～～。しかし、このままついていったらヒルクライムの前に足が終わってしまう。それに足がもう攣りそうだ。
　
　やめよう。マイペースで行こうと足を緩めるが、時速30キロ以上は何とか維持する。それでもどんどん抜かれる。やがて15秒後にスタートした後続集団にも置いて行かれる。
　
　あっという間に先に行った集団だが、少しして落ち着いたみたいで、福永の信号まではそれ以上離されることはなかった。
　
　ちょうど同じようなペースの人がいたので、なんとか食らいついて行こうとするが、微妙に離されていく。
　
　交通規制された道路を走る快感を味わいながら平坦区間を抜け、黄色信号が点滅している福永の交差点を直角に曲がると、ようやく坂が現れる。ここから全体のスピードが落ち着き、ヒルクライムらしくなってきた。。
　


序盤の坂。表富士と違って反対車線も自由に走れる

　序盤の坂は緩やか。スピードも２桁を維持できるのだが、後続にどんどん抜かれることは言うまでもない。でも、気にしない気にしない。マイペースマイペース。
　
　上の写真の左端の青いジャージの人に、福永の交差点からずっとついていった。この後もかなり長い時間、後ろについていたと思う。
　
　緑に囲まれた緩やかな坂を過ぎると、関山の集落に出る。ここも緩い坂。びっくりしたのは、沿道で手を振ってくれている人たち。ここに住んでいる方たちだろう。年配の方が多いが、若い方も子供もいた。その人たちが、読売新聞の旗に似た福島民友の旗を振ってくれるのを見ると、箱根駅伝を走っているようで気分が良かった。でも、寒い中をずっと待っていてくれたんですね。皆さんの笑顔に元気づけられました。ありがとう！
　
　関山の人たちに手を振り返して、余裕を見せながら上っていく。ここでもう4.5キロ地点。
　
　そして一番きつい10％の坂を越えると、栃沢の集落。ここでも沿道から声援が。嬉しかったなぁ。
　
　ただ、このあたりからのことはよく覚えていない。雨は小雨になってきていたが、とにかく苦しかった。バーを握ったり下ハンを握ったりしながら、もがきながら上っていたような気がする。
　
　そうやって苦しみながらも、感覚としては７～８キロあたりまではあっという間だった。「もう半分過ぎたのか」とほっとすると同時に、「これからが勝負」と気を引き締める。
　
　最後のつづら折りの峠道に入る前あたりに給水所があった。スタッフたちに交じって地元の野球少年がユニホーム姿で何やら怒鳴っている。応援してくれてるんだろうね。ありがとう～と手を振る。
　
　給水は、スタッフの方が水やスポーツドリンクの入った紙コップを手渡してくれる。選手たちは乗ったまま受け取る。飲んだ後はというと、「投げて構いませんよ」ということらしい。私の前を走っている人は躊躇していたが、「遠慮しないで、どうぞ」と言われて、ようやく放り投げていた。
　
　私は、そのとき水分補給を必要としていなかったので給水は受けなかったが、後で「紙コップをマラソン選手みたいに投げたかったな」とちょっと悔しい思いが残った。来年は投げてやるぞ。
　
　この給水所の先で、女子のトップの選手に抜かれた・・・。


残り５キロを切ってからは激坂の連続

　残り５キロの標識から先は、７～８％の坂の連続。ただ、表富士のときもそうだったが、このあたりから調子が出てくる。といってもスピードが速いわけではない。ようやくペースが掴めたという感じになるのだ。
　
　ふと顔を上げると、回りは新緑に覆われた山々。気持ちのいい景色だ。写真を撮る余裕も出てきた。


上の写真とこの写真の左端の人に注目！　ズームアップしたわけではありません。追い上げてるぞ！


まだ先は長いみたいッス


なんだ。やっぱり離された・・・（左端の人ね。おっと右端の黄色い人もいつの間にかあんな所に・・・）


なるしまジャージの60歳以上の人にもパスされた（右から２人目）

　小雨の中、黙々と上る。残り２キロ、１キロ、500メートル。この距離表示は有り難かった。
　
　そして残り250メートル。よし、スパート。シフトアップしてダンシングだ。って、そこから先はほぼ平坦だった。
　
　数人を一気にパスして足つきなしでゴール。


　　　　　　　距離　14.05km
　　　　　　　平均時速　17.4km／h
　　　　　　　最高速度　44.2km／h（スタート直後の平坦コースで記録）
　　　　　　　走行時間　48分22秒
　　　　　　　
　このレースはネット上にリザルトがアップされないので、過去の記録も分からず、目標タイムも決められないでいた。なんとなく１時間切ればいいのかなとは思っていたので、自分としては満足できるタイムだった。でも入賞するためには30分台じゃないと話にならないみたいだった。
　

ゴール後はトンネルを越えて湖畔の集合場所まで行く

　ゴールした後はそのまま止まらずに、少し先の集合場所まで走る。ゆっくり走っていると寒さを感じるようになってきた。


集合場所はあふれんばかりの人。自転車止める場所を探すのも一苦労

　下山用のリュックはびしょ濡れを覚悟していたが、ほとんど濡れていなかった。カバーでもしてくれていたのだろうか？　それは嬉しかったが、ひとつの段ボールに数人の荷物が入っているはずが、私が受け取った時点ではポツンとひとつだけしか残っていなかった。ちょっと悲しかった。
　
　リュックを受け取ったはいいが、指切りグローブの下に薄手の白い手袋をつけ、ネックウオーマーをしたら下山準備は終わり。このときはそれほど寒いと思わなかったが、それでもアイスクリームを食べている人は信じられなかった。ほかに配られていた「しんごろう」を食べていると、10時40分発の下山第一陣のアナウンス。それを逃すと30分後だという。時計を見るとあと３分。大急ぎでしんごろうを口の中に押し込み、下山の隊列に並ぶ。


下山開始。でも上ります（泣）

　集合場所からトンネルを過ぎると、ゴール地点までは上り。


ゴール地点で下山組は隊列を整える（左端）


下山の時間待ちの間に、上ってきたぞという証拠写真を一枚


ところで天狗さん、寒くないですか？

　ゴールしたときは人形だと思っていた天狗。人でした。
　
　このときの気温は５度。天狗は素手に素足だった。見ている方が寒そう。
　
　下山時も小雨が降り続き、凍えるような寒さの中を降りていく。
　
　リュックにレインカバーを付けていたりして途中でストップしたので、最後尾になってしまった。前との間が空いたのでスピードを出すと、途中に立っているスタッフの方が「スピードを落とせ」と指示してくる。下山グループの前後には誘導の車が走っており、下山時の監視の目は厳しかった。
　
　下山するにしたがい、鼻水が止まらなくなってきた。寒い！　本当に寒い！
　
　下り終えて福永の信号からは遠回りの迂回コースで会場へと帰るのだが、ここからは猛烈な向かい風。おまけに吹きさらしの水田の間を走るので、その風をまともに食らう。もう、走るのがイヤになってきた。さらに私の後ろを走っていた誘導の車は、いつの間にか私をパスしちゃう。何のための誘導だ。ひとりだけ離れたからって見捨てることはないじゃないか。道が分からなくなって、本当に迷いそうになったぞ。
　
　スタート会場へ寒さに震えながら戻り、配られていたなめこ汁でようやく暖まる。表富士のみそ汁より量は多いし、熱い！　ホントに生き返ったよ。このなめこ汁、後から降りてきた人はありつけなかったようだ。可哀相・・・。
　
　会場に帰ってきたのが午前11時40分ぐらい。リザルト発表は午後１時ごろだという。待ってられないなぁ。帰りましょう。
　
　娘の待つ駐車場へ戻るころには雨は上がってきた。いまごろ晴れても、なぁ～。

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　　◆サイコンによる記録（アップや駐車場往復を含む）
　　　　　　　距離　45.84km
　　　　　　　平均時速　18.5km／h
　　　　　　　走行時間　２時間28分04秒
　　　　　　　最高速度　44.2km／h
　　　　　　　※07年の通算　4757.79km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2017.16km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km
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　表富士も楽しかったが、この会津も違った意味で楽しい大会だった。もちろん、どちらも町おこしの一環としてのイベントには違いないが、地元新聞社が主催だけあって、まさに地元の手作りの大会のような感じがして良かった。コースも楽しめたし、来年も行こうかな。少し遠いけど・・・。

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年寄りの冷や水

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月22日＝49＞


鶴見川CR・鴨居付近

　昨日から腰が少し痛い。
　
　いつごろからかな～？　そうだ。葉山国際ＣＣのピークで倒れ込んだときからだ。
　
　ちょっと調子に乗りすぎたかな？　まさに「年寄りの冷や水」だったようで・・・。
　
　でも、痛いなりに自転車通勤できたし、しばらくすると持ち直すので重症ではないようだ。雨でも降れば諦めるのだが、明日もあさっても天気が良さそう。休養は金曜までお預けかな？

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　45.00km
　　　　　　　平均時速　23.5km／h
　　　　　　　走行時間　１時間54分41秒
　　　　　　　最高速度　52.7km／h
　　　　　　　※07年の通算　4802.79km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2571.43km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2062.16km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km

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逗子をのんびりと

　21日の月曜は会津ヒルクライムのリハビリ休暇。好天のなか、平坦ロードを気持ちよく走ろう。

　って、境川は向かい風・・・。辛いッス。

　小坪海岸トンネルを抜けると、逗子マリーナ。


逗子マリーナより、江ノ島、富士山を臨む

　携帯カメラなのでうっすらとしか写ってないが、江ノ島の上に、まるで雲が浮かんでいるように富士山がくっきりと見えた。


披露山より、江ノ島、富士山を臨む

　そして披露山へ。さっき見た風景をもっと上から眺める。


披露山にて

　絶景をしばし楽しむ。


　・・・降りる途中を左へ曲がってみた。


大崎公園への入り口

　大崎公園は、ここにあったんだ。でもあまりの激坂。

　自転車を押して登ってみた。


大崎公園より、江ノ島、富士山を臨む。手前は逗子マリーナ

　ここからの眺めも、絶景だった。

　ベンチで少しの間のんびりと過ごして、至福の時間を味わう。


そして・・・

　自然と足が向いてしまった。２度と来ないと誓った葉山国際ＣＣ。

　　　　　　　距離　1.63km
　　　　　　　平均時速　9.0km／h
　　　　　　　走行時間　10分51秒

　前回は13分17秒。あのときの自分に、勝った！


展望はここからしか見えない

　上った甲斐はないのだが・・・。


最近のお約束

　降りる途中で、道の真ん中あたりにボコッと穴が開いていた。そこへまともに突っ込んだ。予想通り・・・でした（泣）。


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●月日　07年５月21日（月）
●天気　晴れ
●ルート　自宅～境川～Ｒ134～逗子マリーナ～披露山～大崎公園～葉山国際CC～Ｒ134～大仏前～境川～自宅

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　90.31km
　　　　　　　平均時速　23.2km／h
　　　　　　　走行時間　３時間53分09秒
　　　　　　　最高速度　43.4km／h
　　　　　　　※07年の通算　4711.95km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2525.59km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2017.16km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km
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会津はやっぱり雨でした

時空の路ヒルクライムin会津のゴール地点

　雨中のヒルクライムを楽しんできました。ゴール地点の気温は５度。下山時は凍える寒さでした。
　
　詳細は例によって後ほど・・・。

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会津は雨・・・

　会津に来ました。


会津の七日町通りにて

　ほとんど雨の１日でしたが、昼の晴れ間に１日500円のレンタサイクルで少し走ってみました。え？　ロード？　車にのっけたままです。泥よけついてないですから・・・。それに今回は監視役の上の娘と一緒です。なので、のんびりモード。
　

福永の信号を右折してからの道。「時空の道ヒルクライム」ののぼりがコースに立てられていた

　受付を済ませ、試走。雨なので車ですね（走ってる元気な人もいましたが）。


あと２キロ地点

　残り５キロ地点から、残りの距離の表示があった。
　
　で、この５キロから、７％や８％の表示がどんどんどん！　ゴール前も７％・・・・。
　
　試走して、最後まで登れるのだろうか？　と、思い切り不安になりました。でも、景色は最高でした。明日は楽しむ余裕なんてないので、今日、たっぷりと楽しみました。
　

　いっけねーぇ！　ボトル忘れた。

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３つめのメダル

３つめのメダルが届いた

　４月７日に走ったブルベ青葉300の完走メダルが届いた。伊豆、青葉と走った200kmは銅メダル、そして今回の300kmは銀メダルのような感じだが、300のメダルはさすがに光り輝いてるなぁ。
　
　ヒザの痛みや雪、そして雨。さらに坂！！　最後はサドルに座るのもイヤになったケツの痛み。３つのブルベは、様々な辛い思いはあったが、終わってみるとあふれるほどの充実感だった。ブルベの楽しさを存分に味わった。
　
　で、あと２つか・・・。
　
　次は６月２日の沼津400。どこまで走れるか見当もつかないが、チャレンジしてみるつもりだ。これを完走できたら、次の600を考えることにしよう。
　
　残された600で、行けそうなのは７月の静岡と９月の長野。でも、コースを見ただけで、辛そう・・・。静岡なんて「アルペンルート」なんてタイトルだし。自転車イベントのタイトルじゃないよ。三浦半島○周！　なんてブルベはないのかねぇ。

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突然、緑道

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月16日＝48＞


迷っていたら突然こんな所に出た。後方には「IKEA」が見える

　小机大橋先のじゃり道と、鶴見川の蛇行による距離のロスを避けるため、川向橋から鶴見川を離れたのだが、案の定迷ってしまった。
　
　田園風景を抜け工場や倉庫が建ち並ぶ所を過ぎると、あれ？　緑道だ。こんなところにもあるんだねぇ。そこをほんの少しだけ走ると、IKEAの前に出た。
　
　後で調べると、そのまま直進すれば新羽橋から鶴見川に復帰できたのだが、何となく左折してしまった。結果、都筑IC手前まで行ってから新羽を目指すという、少し遠回りのルートになってしまった。
　
　さて、週末はいよいよ会津。土曜に雨マークがあるが、レース当日の日曜はいまのところ曇り予報。楽しめそうです。

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　46.07km
　　　　　　　平均時速　23.7km／h
　　　　　　　走行時間　１時間56分13秒
　　　　　　　最高速度　51.6km／h
　　　　　　　※07年の通算　4621.64km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2435.28km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 2017.16km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km

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心は青少年

　ＢＤ－１でチャリンコ通勤＜５月14日＝47＞


鶴見川・千代橋。「鶴見川青少年サイクリングロード」の看板がある

　土曜に娘と走ったときも、この千代橋から鶴見川に入ったのだが、「青少年サイクリングロード」という看板を娘が見て、「お父さんは走っちゃダメじゃないの？」と言っていた。
　
　あのね。今や自転車はおやじの間でブームなんだよ。ヘルメットかぶってサングラスしてると年齢不詳になるけど、走っている人の大部分はおやじなんだよ。ま、心は青少年だけどね。
　
　今日は天気はいいが、風が少し冷たい。で、鶴見川はまた向かい風。綱島街道に出ると多少追い風の部分もあったので、Ｒ246を走っていたら快適だったかも。

　　◆サイコンによる記録
　　　　　　　距離　45.72km
　　　　　　　平均時速　23.6km／h
　　　　　　　走行時間　１時間56分16秒
　　　　　　　最高速度　49.4km／h
　　　　　　　※07年の通算　4575.57km
　　　　　　　　　　　　　　ロード　2435.28km
　　　　　　　　　　　　　　BD-1　 1971.09km
　　　　　　　　　　　　　　MTB　 0172.88km

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