お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 サイクリング界の真夏の風物詩、直江津集合に2年連続2度目の参加。初日の8月25日は神奈川県央の自宅から甲府、八ヶ岳、白樺湖と回り上田で宿泊。当日26日の2日目は千曲川サイクリングロードを走り、坂中峠を越える最短ルートで午後1時前には直江津・船見公園の人魚像前に到着した。自宅から直江津までトータル340キロのコースだった。

 さてと、集合時間は午後6時なので時間はたっぷりある。昨年は雨が降るなどして走れなかった久比岐自転車道を予定通り走ってみよう。目指すは25キロ先の道の駅「マリンドリーム能生(のう)」だ。のんびり走ってメシ食っても4時間もあれば楽に帰って来られるぞ(^o^)

 船見公園に近い水族館の駐車場は満車。昨年はひっそりしていた直江津海水浴場も今年は大勢の人で賑わっており、風景ががらりと変わっていた。

 久比岐自転車道は船見公園から海岸線沿いに4キロほど西に走ったところが起点で、ここ上越市虫生岩戸から糸魚川市中宿までは全長約32キロ。起点の少し先にトイレと自販機があるのは嬉しい。


久比岐自転車道の上越側起点


 起点からは国道8号の海側の歩道を走る。山側は鉄道が走っていた。ブルーラインが引かれ、少し幅が広いとはいえ、これが自転車道? まさかこのまま糸魚川まで続くんかい? と頭の中はちょいとクエスチョンマーク。


地下道入口に看板。グリーンラインも引かれており、これが自転車道で間違いないらしい


 このまま歩道を走るのも何だし、自転車道やめて車道を走ろうかなと思いながら約4キロほど進むと、ブルーラインが反対車線へといざなう。ちょうど信号の所。仰せの通り、押しボタンを押して反対車線へ渡る。相変わらず歩道を走るのだが、やがて国道沿いを離れ山裾へ少し上るようにして本格的な自転車道が始まった。いぇ〜い、待ってたぜ。そして現れたトンネル。えぇ!?、自転車と歩行者のためにトンネル掘ったのか! すげぇなと素直に感動したのだが、後で知ったところによると、この自転車道は旧国鉄北陸本線の線路跡地を利用して作ったのだそうだ。だろうねぇ。トンネルはこの後、いくつも現れる。レンガ作りに歴史を感じる。いや、それより涼しくて気持ち良かったぞ(^o^)。自転車で通ってみると狭い感じがするが、ここをSLが走っていたんだ。へぇ〜。一気に久比岐自転車道の評価がハネ上がる。

 ちなみに「久比岐」は、新潟県上越地域(上越市、糸魚川市、妙高市)の古い呼び方だそうだ。


レンガ作りのトンネル。入口には長さと通過時間が書かれている



真っ直ぐなトンネル。出口が見える


 最初のトンネルを抜けたところで松本〜糸魚川と走って来た幹事のかんなさんらとスライド。「後ほど船見公園で」と手を振って別れたが……。

 自転車道は山裾の小高い所を進む。右手下に国道8号。そしてその先には真一文字の水平線。日本海が広がる。これが北陸本線の車窓の風景だったんだ。現在の日本海ひすいラインはもっと山側を走っているため、自転車だけが楽しめる、とっておきの風景とでも言えるのかな。

【注】これ以降、空の色が怪しいものは道の駅からの帰路に撮影したものです。進行の都合上、時系列を逆にして並べています。往路は好天でした


糸魚川まで24キロ地点



不動滝



休憩所



糸魚川へ入る



糸魚川市街へ



道の駅能生手前のトンネル



道の駅能生手前。左は海の資料館にある越山丸(元実習船)


 道の駅能生までは起点から23キロ弱。分岐には道標が路面ペイントされており、国道をまたぐ人道陸橋で楽々入ることができる。ここまで信号は国道を横切るものを含めたったふたつ。車と併走する道は1ミリもなく、安全で気持ちの良い自転車道が続いた。このままなら糸魚川まで行ってみたいね。


右手が道の駅能生。手前の人道橋から行ける



道の駅能生



道の駅能生から望む日本海


 さて、今回の旅の最大の目的は実はベニズワイガニなのだ。カニ大好きの娘たちや孫たちを喜ばせよう(^o^) ということで早速「かにや横丁」へ。ここは日本海側最大級のベニズワイガニ直売所らしい。「最大級」って便利な言葉だねぇ(^_^; 値段もそんなに変わらず、どのお店がいいか全く分からないが、何となく繁盛して元気のよさそうなお店がいいかな。えっと、娘たち家族と、我が家にも送っとくか(^o^) 頼むと、おばちゃんが豪快におまけしてくれた。ええんかい! 嬉しいけど(^o^) いつまでも使えるポイントカードもらったので来年も来なくちゃ。



かにや横丁とベニズワイガニ


 カニも無事にゲットし、ようやく遅いお昼。ここで食べるために空きっ腹を我慢して走ってきたのだ。ちと高いが(2300円)海鮮丼に舌鼓(^o^) あ〜、余は満足じゃ。


海鮮丼


 満腹になり道の駅をぶらぶらしていたら、久比岐凜(くびき・りん)ちゃん発見。久比岐自転車道のPRキャラクターだそうだ。身長172センチで僕よりでかいけど。


久比岐凜ちゃん



受注発注のジャージもある


 最後にスイカジュース(550円は高いなぁ)で喉を潤し、午後4時前に道の駅能生を出発した。自転車道をのんびり走っても5時半までには船見公園に楽に着ける……はずだった。

 今回は参加者がLINEのチャットルームで走行状況などを報告することになっており、これが大きな楽しみや励みとなっている。ここまでに続々とゴール報告も届けられていた。今年は50人前後が参加し、船見公園は大盛況になるに違いない。

 ところが、集合時間まであと1時間となった頃に「直江津にゲリラ豪雨直撃」という情報が飛び込んできた。すでにゴールしていた人は宿泊するホテルや公園近くの水族館で待機、ゴール直前を走っている人もコンビなどで身動きが取れないでいるらしい。

 自転車道から直江津方面を見ると真っ白に煙っている。ホントかよ、ここにきて降るかよ。誰が雨雲連れてきた?

 やがて公園まで10キロぐらいとなったところで雨がポツリときた。慌ててトンネルに避難とすぐに雷が鳴り出し、一気にザーーッと土砂降りとなった。まいったなぁ…。時刻は5時過ぎ。ブルベではないので完全にやむのを待つことにしてトンネル内で雨宿りすることにした。


船見公園まであと10キロ地点。左手奥の直江津方面は真っ白




トンネルで雨宿り


 雨がやんだのは集合時間を過ぎた午後6時ごろ。トンネルで小一時間過ごしたことになった。直江津ではもう少し早く上がったらしく、集合写真がLINEにアップされてきた。ゴールしたのに集合写真に加われず。なんという無念。せめて撤収時間の6時45分までに行って参加者たちに会いたいと思い、小雨の中を急いで向かう。


雨が上がり虹がかかった



雨が上がり走り出す


 しかし悲劇はこれで終わりではなかった。船見公園まで残り5キロとなったところで痛恨のパンク。撤収時間まであと20分。もう間に合わない。天は我を完全に見捨てたね(T_T)


ここでパンクするかよ(T_T)


 チューブ交換をしていたら、散歩しているおじさんが寄ってきて話しかけてきた。地元の人かと思ったが、学生の乗ったバスを運転し、ここまで来たという。直江津に宿の空きがなくこの近くに宿泊しているそうだ。こっちはあせってるのに、もう、とか思いながら応じていたが、74歳と知りその元気さにびっくり。なんとなく会話が弾んでしまったよ。64歳なんてまだまだ若造だ。

 真っ暗な船見公園に着いたのは午後7時過ぎ。当然ながら誰もいない。まさかこんなトホホな結末が待っていようとは。人生何が起きるか分からんね。来年の目標は「集合写真に何としても間に合うこと」だ。


悔しいので合成(^_^;


 今年の宿は翌日の帰りの利便性を考え、直江津ではなく新幹線停車駅の上越妙高にした。パンク修理中からまたポツポツと降り出したこともあって、ザッとこないうちにと打ち上げ会場に顔を出すことも諦め、そのままホテルを目指した。というかα1通過が開始前の7時半前だった。10キロが遠かったなぁ。

 翌日は輪行であっという間に帰宅。新幹線って速いねぇ。


さらば


 そしてその夜にはカニが届く。翌日には洗濯物も。これで今年の直江津集合は終了。走行距離は2日間で約400キロでした。


カニ来たよ!


 さてと、来年はどんなルートにしようかな♪

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