お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 久しぶりの遠征で北陸へ。羽咋発着で能登半島をぐるりと半周する、オダックス近畿主催の「BRM422近畿200km羽咋 のとはん」に参加した。


「のとはん」のコース


 北陸新幹線で輪行。金沢に泊まり、翌朝、午前6時半発の七尾線で羽咋へ向かう(40キロあるので自走は諦めた)。羽咋着は午前7時24分。スタート時間は8時なので急いで輪行解除し、1.2キロ先のスタート地点「ユーフォリア千里浜」へ猛ダッシュしたが、到着は5分前。すでにブリーフィングは終わり車検寸前だった。


午前7時24分 羽咋駅到着



午前7時57分 スタート直前の参加者たち


 とりあえず遅刻はしなかったが、全員がスタートした後に一人だけで簡単にブリーフィングをしてもらったため、午前8時過ぎに最後尾で走り出すことになった。参加は30人。同日開催で金沢発着の「のといち400キロ」があったが、こちらのガチ勢は52人だった。ボクたち「のとはん」はゆるポタ勢ね(^_^;

 信号なかったなぁ。羽咋周辺で何度がストップしたが、200キロ走って赤信号で止まったのはトータルで10回ぐらいじゃないかな。10キロ以上走り続けるのはざらだったよ(たまには止まってひと息入れたいんだけど…)。車もバイクもあまりいなかったし、大型トラックは1台も見なかった気がする。まさに自転車パラダイス。向かい風でなけりゃ、もっと良かったんだけどね(^_^;

 前半は見どころが満載。なので観光で止まってばかり。すすみゃーしない。

 28キロ地点の能登金剛を代表する巌門(がんもん)に始まり、夫婦岩、機具岩(はたごいわ=機織りの神様の伝説を生んだ夫婦岩)など奇岩が次々。34キロ地点の「世界一長いベンチ」(全長490.6メートル)を過ぎると、増穂浦シネマチックロードという、映画のシーンのようなしゃれた感じの道を行く(写真撮れず(T_T))。そして49.5キロ地点にはゼロの焦点のロケ地(久我美子主演の61年、広末涼子主演の09年とも)となった「ヤセの断崖」。その少し先には「トトロ岩」。正式には「剱地権現岩(つるぎじごんげんいわ)」といい、目玉は荒縄で飾り付けてある。遠目から「あれだ」と分かったよ。そっくりだもん。


午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時36分 夫婦岩



午前9時41分 機具岩



午前9時49分 世界一長いベンチ



午前10時39分 ヤセの断崖



午前10時41分 ヤセの断崖



午前10時42分 ヤセの断崖



午前10時45分 関野鼻



午前10時56分 トトロ岩



午前11時1分 赤神トンネル


 ランチはトトロ岩の少し先にあった「道の駅赤神」で。ちょうどレストラン開店の午前11時に滑り込んだ。注文したのは「バイ喰うカレー」(950円)。輪島市は「ライダーを笑顔で歓迎する都市」だそうで、ここの名物。タイヤをイメージした能登豚と牛肉がブレンドされたミンチカツは熱々で、肉汁がじわ〜。ボリュームもたっぷりでお腹いっぱい(^o^)


午前11時14分 バイ喰うカレー



午前11時14分 バイ喰うカレーの説明



午前11時27分 道の駅赤神


 この先から内陸に入り、ひと山越えると(3.3キロ、平均勾配4%。結構な上りだったよ)間垣の里。高さ約5メートルの苦竹や真竹を割ったものを隙間なく並べ、冬は日本海から吹きつける季節風から家屋を守り、夏は暑い西日をさえぎるなどの効果があるという(石川県観光連盟)。


午前11時40分 輪島・門前町の黒島港付近


【63.7キロ PC1 ファミリーマート能登門前店 午前11時51分(貯金25分)】


 PC1に到着したが誰もいない。寂しいねぇ。ま、貯金25分だから仕方ないか。


午後0時41分 上大沢の間垣の里



午後0時42分 上大沢の間垣の里



午後0時44分 上大沢。地図では「里海まれの磯」となっている場所



午後0時53分 間垣の里の田中屋旅館前


 このあたりの海岸線はアップダウンが続き、ゾウゾウ鼻を過ぎると輪島へ向かって下って行く。ゾウゾウ鼻は、ゾウの鼻のような岩が海岸に突き出ていることからこう呼ばれているそうな。


午後1時21分 ゾウゾウ鼻



午後1時21分 右端がゾウゾウ鼻、その左が千畳敷岩



午後1時31分 輪島・ダルマ瀬付近


 輪島朝市通りにやってきたが、閑散としていた。時刻は午後1時39分。朝市はお昼で終了なんだよね。営業時間内にたどり着くにはグロス時速23キロ以上で走らなければならない。無理無理。


午後1時39分 輪島朝市通り



午後1時41分 輪島朝市通りにある永井豪記念館



午後1時44分 輪島朝市通り


 ほぼ折り返しの102キロ地点にあるのが、1004枚もの田が連なる白米千枚田。圧巻の風景ですな。


午後2時16分 白米千枚田


 時刻は午後2時16分。スタートからは6時間16分が経過。観光してばかりだったのでグロス時速は16.2キロと落ち込んでいる。貯金も1時間を切った。観光も終わったし、残り100キロで巻き返そう。

 しかし、この先で内陸へ入ってからは勾配はひとケタだが、ほぼ直線の長〜い上りが待っていた。特に柳田のPC2からのと里山空港へ向かう桜峠へのまっすぐな9キロの上り。勾配は5%以下なのだが、向かい風もあって我慢を強いられる登坂となった。いや〜、きつかった。


【119.2キロ PC2 ファミリーマート能登柳田店 午後3時6分(貯金50分)】


 この上りで女性ライダーと前後するようになった。上りで抜かれ遙か彼方に置いて行かれるのだが、なぜか平坦と下りで追いついてしまい今度はこちらが先に出てしまう。この抜いたり抜かれたりが何度も続くとちょっと恥ずかしい。あれだけ上りが強ければ、かなりのタイムで走れるはずなのに。安定したケイデンス重視なのだろうか。こっちは上りの遅れを平坦と下りで取り戻そうと必死なのにねぇ。

 のと里山空港からはサイクリングコースになっているのだろうか。「里海めぐりルート」という表示があった。いつか飛行機輪行で来てみたいな。

 やがて左手に七尾湾、そして能登島が視界に入ってきた。能登島と言えば、学生時代に仲間と訪れたことがある。もちろん船で。でもねぇ。やって来たはいいが、何もなかったのよね。それが今では能登島大橋(82年4月開通)、ツインブリッジのと(99年3月開通)と2つの橋で繋がれ、立派なウエルカムボードもでき、自転車でも行けてしまう島となった。時代は巡る。


午後4時46分 七尾湾。正面に能登島、右手にツインブリッジのと



午後5時6分 ツインブリッジのと



午後5時9分 能登島入り



午後5時31分 能登島大橋


 実は能登島大橋手前に安くて美味しそうな食堂(ドライブインかな?)を発見し、口コミにあった「丼からこぼれそうなくらい海鮮がのってて1210円」の海鮮丼を食べる予定にしていた。通りがかったのが午後5時半と腹の減り方のタイミングは絶妙だった。残りは32キロなので、ゴールがクローズされる午後9時半には楽に間に合う。

 だが、帰りの電車の時間が微妙。羽咋〜金沢は1時間に1本しかないのよ。できれば午後8時48分発には乗りたい。とすれば、ゴール受付、ゴールから駅までの移動や輪行準備の時間を考えると、午後7時半までにはゴールしなければならない。あ〜、微妙にアウトだ。ということで無念のスルー(T_T)


【171.0キロ PC3 セブンイレブン七尾和倉温泉店 午後5時42分(貯金1時間42分)】


 残り10キロの上棚矢駄(うわだなやだ)ICを越えた先の志賀町上棚で左折するときは大いに迷った。キューシートには「S」があり信号があるはずなのだが、ない。「志賀町上棚」と道標があるだけ。おまけにナビが示す道は心細いほど細いし、上ってる。

 でも行くしかない。

 やがて民家も途切れ、山道の雰囲気となってきた。日も暮れてきた。大丈夫かなぁ。不安いっぱいで薄暗くなった細い道をとりあえず、走る。だが、先は見えず、道がいつなくなってもおかしくない。

 そして出てきた「通行止め」の立て看板。うそだろ…。目を見開いて見ると来月8日(だったかな)から始まる工事の予告だった。もー、驚かせるなよ。

 「羽咋市」の道標を目にしてほっとひと息。どうやら正解だったようだ(^o^)


午後6時54分 羽咋市まで戻ってきた



【200.5キロ FINISH ファミリーマート羽咋釜屋町店 午後7時16分(貯金2時間14分)】



 ゴールは午後7時16分で走行時間は11時間16分。千枚田からここまでの107キロは5時間で走ったので、この間のグロス時速はなんと21.4キロ。まあ、信号ないしPCで2度止まっただけだしねぇ。

 地元の方で賑わう天然温泉施設の「ユーフォリア千里浜」でゴール受付を済ませ、羽咋駅へ戻ってきたのは午後7時53分。駅前に怪しげな物体がいたので近づくとUFOだったよ。朝、前を通ったはずだが、まったく気がつかなかった。


午後7時46分 ユーフォリア千里浜を後に



午後7時53分 羽咋駅前のUFOのオブジェ


 そう、ここはUFOのまちなのだ。

 石川県観光連盟によると、羽咋市には「そうはちぼん伝説」という言い伝えがあり、江戸時代の頃、“そうはちぼん”と呼ばれる飛行物体が頻繁に目撃されていたと伝えられている。そうはちぼんとはシンバルのような形をした仏具のことで、形がUFOに酷似している事からUFOのことではないかと言われ、羽咋市は「UFOのまち」と言われるようになったそうだ。また、宇宙科学博物館には実際に宇宙開発のために製作された宇宙船や衛生、本物の隕石などが多数展示されているという。そこへ行く時間はなかったけどね(^_^;

 のんびりと輪行準備し、誰もいないホームで電車を待つ。無人駅なので、構内にはホントに誰ひとりいない。別世界にいるようで、電車じゃなくUFOが来そう…なんてね(^_^; ま、時間が近づくと人も現れ、電車もやってきたけどね。


午後8時23分 羽咋駅にいた宇宙人サンダーくん



午後8時33分 羽咋駅ホームにも宇宙人


 向かい風には悩まされたが、天気も良く、この日も終わってみれば楽しいブルベでした(^o^)

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