おはようございます。生き生き箕面通信2705(160608)をお届けします。
・安倍政権は参院選後に、「憲法改定」へ
安倍首相の心は、なんとしても「憲法改定」へ、のようです。今回7月の参院選が終われば、かならず「憲法改定」を持ち出してくるといえるのではないでしょうか。
安倍政権の特徴は、これまでも選挙の前には「経済政策」を打ち出して世論うけのいい政策を掲げて勝利し、選挙が終わると「自分の課題、つまり憲法改定」へ引きずり込む顔があります。これは多くの人が承知していることです。ただし、これらの顔には、騙される人がたくさんいます。だから、支持率はそれほど下がらない。むしろ選挙の前には、50%近くまで上がります。
今回は7月の参院選が終わったあとにどうするかですが、安倍首相の口ぶりは、当選ラインを「3分の2」と言い切っています。参院選後に「3分の2」を取れば、あとの衆院はなんとかなります。
衆院の全議席数は475人で、自民・公明で326人であり、あと337人に11人足りないだけです。しかし、改憲勢力としてはおおさか維新の会の14人がおり、すでに「3分の2」です。衆院の発議はオーケーのようなものです。
安倍首相はすでに、「自民・公明だけで3分の2を取ろうとすると、それは無理です。しかし、他の政党も改憲に賛成と言えば、十分にできる」といっています。つまり、おおさか維新の会へ”ラブコール”を送っているのです。今回は、改憲を阻止するための大事な選挙です。