生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信646 ・「カネ」で沖縄をつろうとする菅政権の卑劣さ

2010-09-12 07:00:46 | 日記
おはようございます。渡辺恒三とか申すエセ黄門と、御厨とかいう東大教授の肩書を持つエセ学者らが今朝も4チャンネルで「反小沢」でおだをあげていました。4チャンネルは中立を保つどころか、あからさまな「反小沢」の党派性むきだしです。許されることではありません。
生き生き箕面通信646(100912)をお届けします。

・「カネ」で沖縄を釣ろうとする菅政権の卑劣さ

 普天間問題は、民主代表選というせっかくの機会でしたが、あまり深まりませんでした。それでも見えてきたことがあります。

 菅さんは「日米合意を重視」ですから、反対する地元を説得しても辺野古に新しい基地を造る、という方針です。地元を説得する決め手は、結局、「カネ」です。

 小沢さんは、地元が反対していれば基地を造ることはできないのだから、アメリカも沖縄もそれなりに納得する話し合いをする、と事実上の「辺野古案白紙撤回」を明らかにしました。

 今朝の朝日は、1面と3面とにわたって後藤啓文記者の署名入りで沖縄問題を取り上げました。「民主政権も金で解決」という見出しを立て、「沖縄 高揚の果て虚脱」という状況をルポしています。「チルダイ」だそうです。落胆のあまり全身の力が抜ける様をいう沖縄の言葉です。

 地元紙の沖縄タイムスが、朝日、毎日、読売の3紙の実名を挙げ、異例のメディア批判を展開したことも伝えています。「沖縄だけに基地を押しこめる日米両政府の従来政策はなぜか検証されない」「『同盟危機』という言葉が思考停止を起こさせた」と。

 そして、沖縄タイムスの屋良朝博論説委員の「本土メディアは日米安保のあり方に踏み込まず、『沖縄なら仕方ない』で済ませてはいないか」という発言も紹介しています。

 また、沖縄県知事のブレーンである琉球大学教授の高良倉吉さんの発言も取り上げました。「沖縄が求めているのは、同情じゃない。日本の安全保障を国民全体で議論することです。誰が見ても差別的、不公平な状況が日本全体の問題になっていない。沖縄はまだ完全には日本に復帰していないんです」と、同情するくらいなら議論をという訴えです。

 記者は、こう結んでいます。「沖縄は日本なのか――。沖縄で今、繰り返し問われる言葉である」と。