生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信636 ・対米隷属継続か、自主独立か――腹をくくって選択を

2010-09-01 06:15:11 | 日記
おはようございます。今日から9月ですが、厳しい残暑が続きます。体調管理にご留意ください。
生き生き箕面通信636(100901)をお届けします。

・対米隷属継続か、自主独立か――腹をくくって選択を

 民主代表選は、結局、菅・小沢両氏の一騎打ちとなることになりました。一時は「妥協の挙党態勢」が模索されましたが、しょせん水と油。この際は、正々堂々と選挙による路線選択を行い、分かりやすい政治が実現することを歓迎します。

 それにしても本日の朝刊各紙は、相変わらず低い次元の紙面作りにとどまり、「新聞の値打ち」をみずからおとしめる結果となっています。

 たとえば、朝日。せっかくの一面トップ扱いながら、「菅・小沢氏物別れ決戦へ」の見出しで、昨日の動きを追うだけに終始しています。二面の「時々刻々」や三面の「社説」など、代表選に焦点を当てた記事の量はあふれかえるほどあります。しかし、今回の選挙の真の意味である「日本の針路」について掘り下げた記事は見当たらず、不味いメニューを並べられた印象をまぬかれません。

 「一騎打ち」なら、これまでに明らかにされている両陣営の主張を、なぜ掘り下げようとしないのか、理解に苦しみます。

 読売も、ほとんど同じような紙面がずらりと並んでいます。目立つキーワードは、「直接会談が決裂」「『密室談合』批判」「国会議員票争奪激化へ」など。ただ、読売の紙面が光ったのは、一面で争点に的をそばった、「小沢氏『普天間』争点に」「菅氏は消費税」の見出しをつけた記事です。この「普天間」と「消費税」に象徴される二大争点を今後、さらに掘り下げて、国民的な論議が進むことを期待します。

 新聞は、戦後65年におよぶ戦後政治を総括し、いまの世界情勢を分析、そのうえに立つ「この国の針路」をさぐる議論を深めるのが役割のはずです。そうした紙面こそが読みごたえがあり、ひいては新聞離れを食い止める正道となるのだと思います。