いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

chapati & roti

2007年04月18日 20時55分07秒 | インド・3回目・シンガポール
- - そのときメーラト基地にいたイギリス人たちは誰一人、ことの重大さに気づかなかった。この鈍感さは当時の情勢の中では異様でさえある。このころのインドの空気は、背中に巨大なおそろしい影を負ったように無気味で息苦しい。人々が持っていた狂おしいまでの緊張と不安は、このころ北インドを風のように走りまわっていた数々の噂、予言、呪そ、不思議な事件の頻発の中に現れている。

その第一は、あちこちにくばられていくチャーパーティーである。
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     反乱の予兆、 『インド大反乱一八五七年』、中公新書、 長崎暢子




chapati (左下)& roti(右上)


chapati はしっとり、rotiはかりかり・クリスピー。