先週は、神奈川県川崎の工場に行った。鉢植えの花に、なぜかしら、風車。
高度成長期-バブル経済期のあとはそのまんまという雰囲気。
もっとも昔栄えた工場敷地は、今じゃ更地か高層住宅の建設中。
おいらが仕事で立ちまわる場所はこんなところばかりである。
■「"パンパン"」のきもち。
今日のニュースから;
首相、ベトナム原発受注へ親書 原子力協定交渉を打診も*1
この日本の原発輸出ネタは以前から追いかけている。愚記事; 重工、対米原子炉輸出 。
(われらが、ぬっぽんは、核攻撃受けて62年後、その核攻撃の張本人に、原子炉を売れることとなった。偽毛唐=日本辺境人の面目躍如)
日本が原子炉を製造できるようになったのは、佐藤栄作さんや正力松太郎さんのようなCIAと"不適切"な関係を持ち、密約を交わしまくった(らしい)、戦後日本えすたぶりっしゅめんとのお歴々の「おかげ」である。
原子力政策を統括するために創設されたのが、今はなくなったが、科学技術庁である。動燃などを傘下に置く原子力・核技術統括官庁にほかならない。この科学技術庁の創設を一番必死にやったのが佐藤栄作で、背景には上記核武装準備官僚の駆動力があったのだろう。初代長官は、A級戦犯容疑者で、読売新聞の正力松太郎。 愚記事;幽玄@筑波山麓
■自民党の佐藤内閣以前の岸、池田の歴代内閣がCIAから資金提供されていたことは、米国資料からも明らかにされいて、それこそ読売系の雑誌で報道された(細川政権の頃、この情報暴露の影に小沢一郎がいると自民党応援筋の"小沢-陰謀説"とというささやかな反撃もあった)。
"パンパン"松太郎さんの気持。
おいらは、正力松太郎らは米国に「国を売った」という説を、そうなんだろな、と思う。
ただ、正力松太郎らは、少なくとも主観的には、日本国のために日本を売ったのであり、その策しかなかったと思っているのだと、おいらは忖度(そんたく)する。この忖度は"他者の苦痛へのまなざし"であり、スーザンもびっくりである。
パンパンだって、決して短かくはないいきさつを経て、カラダを売ることになったのだ。引き換えにもらえる「もの」が将来のためになるのであればと...。
~♪~ひとの気持ちもしらないで~♪~
めくら&つんぼ ではありません。
[ちなみに、わがニッポンがお金をもらうというパンパンの誇り(w!)を失なって堕落したのは、思いやり予算などと言っておカネを払うようになったことである(w!!!!!?????)。淫売の本義はお金をもらう(売る)ことである。姦られるし、カネはむしりとられるし、踏んだり蹴ったりである。]
▼G2時代の「辺境」諸国
それにしても皮肉なものだ。G2時代という米中がアジア・太平洋を共謀統治しようとし始めている頃、世界史で米兵を殺した数が1位、2位(?)かもしれない日越が、米国がいっしょうけんめい開発した原子炉をやりとりしているなんて。(中国軍は朝鮮戦争での義勇軍以外米兵を殺害したことはない)
買物ヴギ 笠置シヅ子 ↓昭和25年・占領下です。敗戦5年でこのMV (music video)、敗戦12年で原子炉臨界。ごくろうさまです、ガンバル辺境日本! 魚屋のおっさんの胸の Swing がとても哀しい。
●*1
首相、ベトナム原発受注へ親書 原子力協定交渉を打診も
鳩山由紀夫首相は27日、高知市内で記者団に、ベトナムでの原子力発電所の建設計画に関して、日本企業の受注獲得に向けて自らトップセールスに乗り出す意向を明らかにした。週明けにもグエン・タン・ズン首相に親書を送り、日本の原発を売り込む。国際的な原発受注競争が激化する中、官民一体となって取り組む姿勢をアピールする狙いだ。
日本が受注を目指すのは、ベトナム南部で計画される第2期工事で、フランスなどと激しく争っている。親書では、政府が民間企業と共同で、海外の原発の事業化調査を請け負う新会社を設立する構想を説明。ベトナムとの原子力協力協定の交渉開始も打診するもようだ。
原発受注に向けた国際競争は激化している。日本は昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の原発プロジェクトで韓国に敗れ、ベトナムでの第1期工事もロシアが受注する方向となっている。(00:20)